韓国の首都ソウルで12日、朴槿恵(パククネ)大統領の辞任を求める大規模集会があり、中心部の道路や広場は人波で埋め尽くされた。警察推計で26万人が集まった。朴氏は、野党側から批判を浴びた首相人事案を撤回し、与野党が推薦した人物を任命するとして事態の収拾を図ったが、国民の評価は厳しい。最新の支持率も過去最低の5%(韓国ギャラップ調べ)に落ち込んでいる。
ソウルの中心部、市庁前の広場や清渓川(チョンゲチョン)、光化門(クァンファムン)周辺には12日午後から抗議集会に参加する人たちが集まり始めた。カップルや学生、幼い子どもを連れた親たちの姿も目立つ。周囲は交通規制され、警察当局も2万5千人を動員して警戒に当たった。参加者は手に持ったろうそくの火やプラカードを高く掲げ、「朴槿恵は退陣しろ」とのシュプレヒコールを繰り返した。
集会は労働組合や市民団体が主催し、10月29日(警察推計1万2千人)、今月5日(同4万5千人)に続いて3回目。今回は規模が大幅に拡大した。
韓国ではこれまで、政府に対す…
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朝日新聞国際報道部