葉酸は妊娠に不可欠！日本女性の注目度は低すぎる？！妊娠との関係や効果的な摂取方法について

葉酸と妊娠の関係を紹介！

葉酸は妊娠に欠かすことのできない栄養素。海外では「妊娠したらタバコを止める、お酒を止める」と同じレベルの常識とも言えます。産婦人科で妊娠を告げられたら、更には不妊治療の初診でも、その場で葉酸が処方されます。日本ではその意識が高まってきてはいるものの、まだそこまでのレベルまでは行ってないのが現状のようです。

葉酸の摂取と妊娠との関係

葉酸とはどんな成分？

葉酸（ビタミンB9)とは水溶性ビタミンB郡の一種で「赤ちゃんのためのビタミン」と呼ばれています。体の細胞を作るときには欠かせないビタミンの一種であり、細胞の分裂と増殖、組織と臓器の形成、巨赤芽球性貧血（きょせきがきゅうせいひんけつ）、胎盤早期剥離や流産の防止などの働きがあるからです。

葉酸普及研究会

厚生労働省の難治性疾患克服研究事業、研究班である葉酸普及研究会についての情報

葉酸の妊娠に対する効果とは

【葉酸は妊娠しやすい体に必要】
葉酸は妊婦さんだけでなく、懐妊できる年齢になったら意識的に摂取するべき栄養素と言われています。18000人以上の女性を対象に行った調査ではマルチビタミン、特に葉酸を十分に摂取している方が懐妊率が高いことがわかりました。葉酸を含むマルチビタミンを定期的に摂取している女性は排卵障害（女性不妊の二番目に多い原因）のリスクが40％低かったのです。

この研究は排卵障害を正し、妊娠しやすい体にするためには葉酸（もちろん他のビタミンの働きもありますが）が大きな役割を果たしていると結論づけています。

【葉酸はの胎児の先天異常(神経管閉鎖障害）、二分脊椎を防ぐ】
葉酸は赤ちゃんの細胞を増やし、臓器の形成において欠かせない栄養素です。赤ちゃんがおなかの中で大きく成長する時期には特に葉酸の必要量がグーンと増えるのです。葉酸が不足すると神経管閉鎖障害や二分脊椎、貧血、胎盤早期剥離、流産などが発症率が高くなるのです。

二分脊椎の赤ちゃんを出産した母親360名と健常な赤ちゃんを出産した母親2333名を対象にした、日本の調査結果があります。妊娠前〜妊娠初期に葉酸サプリメントを摂取していなかった女性の二分脊椎の発生リスクはオッズ比2.5。葉酸サプリメントを摂取していなかった母親は360名中の325名（90％）というデータが出ています。

葉酸サプリメントに関しては「妊婦にいいらしい」というような曖昧なことではなく、「妊娠中のお酒やタバコが先天性異常の原因となる」と同じ位、医学的根拠のあることなのです。

体への負担が少ないオーガニックにこだわった自然派葉酸サプリがオススメ

葉酸には上記で説明したように経管閉鎖障害や二分脊椎、貧血、胎盤早期剥離、流産などが発症率が高くなるリスクを軽減してくれます。そんな葉酸を効率よく摂取するには葉酸サプリメントが主流になってきていますが、その中でも体への負担が少ない無添加のサプリがオススメです。


写真の「はぐくみ葉酸」はオーガニックにこだわった自然派葉酸サプリです。
葉酸とビタミンCの他にも、鉄分、亜鉛、ビタミンB1・B2・B6・B12・Eetc…などたくさんの栄養素が詰まっています。
植物由来のエキスやサンゴカルシウムから抽出しているので数ある葉酸サプリの中でも天然由来にこだわっている商品です。
妊婦さんにとって「天然由来だから安心して体に取り入れることが出来る。」そこが人気の秘訣ではないでしょうか。


また、葉酸サプリの購入の場合は「定期購入」必須が目立ちますが、「はぐくみ葉酸」に関してはいつでも定期購入の解約が可能で10日間の安心返金保証がついてるのでサポート面でも安心して利用ができるのでオススメですよ。

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葉酸はいつからいつまで摂取すべきか

海外では葉酸の摂取は、理想は初潮を迎えて妊娠できる体になった時から、遅くとも妊娠を考え始めたら始めるべきとしています。ニュージーランド在住の筆者はこちらで不妊治療を受けましたが、一番初めの診察の際に葉酸を処方されました。

厚生労働省の難治性疾患克服事業・研究班「葉酸普及研究会」は妊娠4週前から妊娠12週までの摂取を推奨しています。妊娠前から葉酸を摂取するべきとしているのは、体の中の葉酸量を高くしておくため。葉酸は赤ちゃんの体を作るのになくてはならないものですので、体内に「貯金」を作っておくといいのです。

赤ちゃんの臓器や器官が作られる妊娠初期に、葉酸が足りていないと上記のような神経管閉鎖障害や二分脊椎の危険性が高くなるので、妊娠初期の葉酸サプリメントの摂取は必要不可欠と言えます。

妊娠12週以降（妊娠中期、妊娠後期）も葉酸サプリメントを摂り続けるメリットはそれ程ないというのが、今のアプローチのようです（筆者も妊娠13週で「もう飲まなくていいよ」と指導を受けました）。

LIVESTRONG.COM

妊婦に必要な摂取量は？

日本の厚生労働省は妊娠前、妊娠初期に摂るべき葉酸の量は1日400μg(0.4mg/日）としています。諸外国の機関もこの値が多いのですが、アメリカ国立衛生研究所は最低でも600μg/日を推奨するなど、機関によってもバラつきがあります。

しかしながら抗てんかん薬を内服中の女性、そして過去に二分脊椎の赤ちゃんを妊娠した女性はもっと多い量が必要となります。その場合には葉酸サプリメントを１日2-5mg（2000-5000マイクログラム）と言われていますが、まずは主治医に相談しましょう。

妊娠中期、妊娠後期は「葉酸はもう摂らなくてもいいよ」と言われる位ですから、規定はありません。

過剰摂取に注意

今現在知られている葉酸の過剰摂取 (１日あたり１mg以上) によるデメリットは、ビタミンB12欠乏症を隠してしまい、診断しにくくすることだけです。

現在注目を集めている学説のひとつに「妊娠後期に葉酸サプリメントを摂り続けていたお母さんから産まれた子供は、大きくなってから喘息になる可能性が高い」というものがあります。これは「妊娠後期」に限った研究であり、妊娠初期の摂取、また時期を問わず「過剰摂取」していた女性を対象にした研究ではありませんし、いくつもの研究から同様の結果が導き出されている訳ではありません。現在はまだ「可能性がある」程度のことです。

womenshealth.gov

The Royal Australian College of General Practitioners

葉酸の摂取方法

食品から摂取する

葉酸を含む食物には以下のものがあります：
ほうれんそう、イチゴ、納豆、アスパラガス、マンゴー、ブロッコリー、モロヘイヤ、うなぎ、レバー

もちろんこれら葉酸を含む食品を食べることはいいことなのですが、注意しなくてはならないのは自然食品中の葉酸（プテロイルポリグルタミン酸）が消化吸収され、実際に体に有効に働くのは半分の50％のみと言うことです。また葉酸を摂る必要がある妊娠初期はつわりの時期でもあるので、食事だけから十分な量の葉酸を摂ることは非常に難しいと言えるでしょう。

実際に妊娠前期の妊婦312人を対象にした調査があります（2003〜2011年）

・食事から葉酸を400マイクログラム以上摂っている…20人（6.4％）
・食事からの葉酸摂取量は400マイクログラム以下、葉酸サプリメントで補充している…144人（46.2％）
・食事からの葉酸摂取量が少なく、サプリメントも摂っていない…147人（47.7％）

もちろん食品中の葉酸は効果がないわけではありません。食事からの葉酸摂取で神経管閉鎖障害のリスクが低減できたとする論文もありますが、まだ充分ではありません。葉酸サプリメントと比較すると、食品中の葉酸は摂取した量の利用率が一定ではないので、現在は日本、諸外国共に食事から摂る葉酸だけでなく、葉酸サプリメントも摂るように指導しています。

葉酸普及研究会

サプリメントで摂取する

「葉酸が神経管閉鎖障害や二分脊椎を防ぐ」。
この場合の「葉酸」とは食べ物の摂取ではなく、葉酸サプリメントからの摂取を指していることがほとんどです。
葉酸は上記で述べたように実際に体内で活用される率（生体利用率）は50％以下、更に水溶性ビタミンでもあるので、調理の段階でも含有量が減ってしまいます。対してサプリメントや葉酸添加食品に使用される葉酸、Folic Acid/プテロイルモノグルタミン酸は安定性、生体利用率が高いのです。これらの理由から、葉酸は食事からだけでなくサプリメントから摂取することが推奨されています。

妊娠中は貧血になりやすいので、葉酸＋鉄分のサプリもお勧めです。

おすすめの人気サプリメントの比較

葉酸サプリメントには、葉酸のみが配合されたもの、葉酸に鉄分、カルシウム、その他ビタミンB群など妊娠中に必要な栄養素が配合されたものがあります。吐き気を催しやすい妊娠初期には粒の大きさや味、ニオイも重要ですよね。飲みやすく、続けられる商品を探してみて下さい。

天然由来にこだわった自然派葉酸サプリ「はぐくみ葉酸」

先程も紹介しましたが、「はぐくみ葉酸」は天然由来にこだわった自然派葉酸サプリです。
妊娠中は特に体に取り入れるものは成分など敏感になってきているので、安全に飲み続けることが出来るところがポイントですね。

そして葉酸サプリの購入の場合は「定期購入」必須が目立ちますが、「はぐくみ葉酸」に関してはいつでも定期購入の解約が可能で10日間の安心返金保証がついてるのでサポート面でも安心して利用ができるのでオススメですよ。

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美容成分も配合された「ベルタ葉酸サプリ」

葉酸に鉄分、カルシウム、ミネラル、ビタミンだけでなく美容成分も配合されています。天然葉酸を使用していて吸収率がいいのが特長です。

このベルタ葉酸サプリは酵母葉酸を使用していて、通常の合成葉酸と体内での吸収力でかなりの差があり、体内に葉酸を長く滞在させることが出来るので人気商品となっています。

栄養成分【1粒あたり】葉酸400μg、ビタミン・ミネラル27種類、鉄分16mg、カルシウム232mg、野菜21種類、美容成分6種類(ツバメの巣・ヒアルロン酸・プラセンタ・コラーゲン・珊瑚カルシウム・黒酢もろみ)

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オールインワン妊活サプリ「kodakara」

上記でも紹介していますが、葉酸を始め、マカ・たんぽぽ・ローヤルゼリー・ビタミンＥ・にんにくなど女性に必要な栄養素が13種類も入っているんです。


特に冷え性で悩んでいる女性や、病院に行くことに抵抗がある人からの口コミで効果があったと紹介されています。
妊活中から妊娠中まで使用出来るので安心して続けることが出来そうです。

■原材料：ローヤルゼリー 317mg マカエキス末 200mg α‐リポ酸 95mg 冬虫夏草エキス 47mg 西洋たんぽぽエキス末 47mg 亜鉛酵母 54mg (亜鉛として) 5.4mg 葉酸 402µg

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ママニック葉酸サプリ

ママニックは2015年７月に発売が開始されていて、数ある葉酸サプリの中でも後発の商品です。
その分、既存の商品を徹底的に研究しつくしており、今までの葉酸サプリで物足りなさを感じていた部分も徹底的にカバーしているところが良いところです。

栄養機能食品の準拠数「12種類」は数ある葉酸サプリの中でも１位です。
まだまだ認知度が低いのですが、商品の品質は充分に満足できるものとなっています。

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ピジョン「葉酸カルシウムプラス」

マテニティ用サプリの大定番、ピジョンの「葉酸カルシウムプラス」。
妊婦さんに必要、且つ不足しがちな葉酸、鉄分、カルシムが配合されています。葉酸は400μg（一粒200μg）です。

栄養成分 : 【2粒あたり】エネルギー:1.5kcal、たんぱく質:0.03g、脂質:0.016g、炭水化物:0.3g、ナトリウム:6.5mg、葉酸:400μg、鉄:10mg、カルシウム:160mg、ビタミンB1:1.3mg、ビタミンB2:1.5mg、ビタミンB6:1.4mg、ビタミンB12:2.8μg、ナイアシン:11mg、パントテン酸:5mg、ビタミンD:1.8μg

ビーンスタークマム 「毎日葉酸+鉄これ1粒 60g(60粒)

タブレットタイプの葉酸＆鉄サプリメント。スッキリとしたレモン味がつわり中の妊婦さんにも食べやすいと人気です。こちらは1日1粒で必要量を摂取できるので、飲み忘れも少なくすみますね。

栄養成分【1粒あたり】エネルギー: 3.8kcal、たんぱく質: 0g、脂質: 0.02g、炭水化物: 0.9g、ナトリウム: 0.9mg、鉄: 13mg、葉酸: 400μg、ビタミンB: 1 0.3mg、ビタミンB2: 0.3mg、ナイアシン: 3mg、ビタミンB6: 0.8mg、ビタミンB12: 0.4μg、パントテン酸: 1mg

afc　女性100人の声から生まれた葉酸サプリ

葉酸、鉄分、カルシウムが配合された妊婦さん用に作られているサプリです。粒のサイズはそれ程大きくもなく、飲みやすいというコメントが多いのですが、一日に４粒服用しなくてはならないのが玉にキズでしょうか。

栄養成分【1粒あたり】エメルギー：0.68kcal、たんぱく質：0.01g、脂質：0.01g、炭水化物：0.13g、食塩相当量：0～0.005g、カルシウム：50mg、鉄：2.5mg、葉酸：100μg

まとめ

妊活を始めたら、もしくは妊娠がわかったら葉酸サプリメントを摂り始めましょう！

二分脊椎は先天性異常の中で唯一、お母さんの行為で未然に防ぐことができるものです。妊娠前、そして妊娠初期の葉酸摂取が常識になっている諸外国では、二分脊椎の発症率は確実に年々減って来ていますが、日本はその反対に上がっているのです。

日本は外国に比べるとサプリメントに多かれ少なかれ拒否反応があり、食事から摂る方が良いとする風習があるように感じます。でも葉酸は別だと思って下さい。自分だけのことではなく、大切な赤ちゃんの一生を左右するかもしれないのですから。