首相 子どもの貧困対策の推進で協力呼びかけ

首相 子どもの貧困対策の推進で協力呼びかけ
政府は、子どもの貧困対策に取り組む国民運動を民間企業や団体などと始めて1年が経過したことを受けて、総理大臣官邸で会合を開き、安倍総理大臣は、対策を一層推し進めていくため協力を呼びかけました。
政府は、貧困家庭に育つ子どもたちへの学習支援などを後押しするため、基金で寄付を募る国民運動を、地方自治体や民間企業、団体などと始めて1年が経過したことを受けて、8日夕方、総理大臣官邸で会合を開きました。

会合では、基金からの財政支援を受けることが決まった2つのNPOの代表が、学習支援や食事の提供といった子どもの居場所づくりや、家族からの相談を受ける活動を行っていることや、貧困家庭の高校生などを協力企業に派遣して就労支援をしていることを報告しました。

これを受けて、安倍総理大臣は「さまざまな困難を抱える子どもたちの勉強を助け、食事を出し、落ち着いて居られる場所を用意する活動を支援団体には続けてほしい。すべての子どもたちが生まれ育った環境に左右されず、夢に向かって頑張れる社会を一緒につくり上げていきたい」と述べ、子どもの貧困対策を一層推し進めていくため協力を呼びかけました。