首相と日本医師会会長 「オプジーボ」価格引き下げで一致

首相と日本医師会会長 「オプジーボ」価格引き下げで一致
安倍総理大臣は総理大臣官邸で日本医師会の横倉会長と会談し、来年度の予算編成で焦点の1つとなっている、高額な肺がんなどの治療薬「オプジーボ」の価格について、必要な患者に提供できるよう適正な水準に引き下げるべきだという認識で一致しました。
肺がんなどの治療薬「オプジーボ」は、患者1人当たり年間およそ3500万円の費用がかかるとされ、国の財政を圧迫しているとして、再来年4月の薬の価格改定を待たず、緊急的に引き下げることになっていて、その引き下げ幅が来年度の予算編成で焦点の1つとなっています。

日本医師会の横倉会長は総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談し、「オプジーボ」の価格について、「必要な患者に提供しなければならないので、価格が高すぎるならば適正な価格にすべきだ」と述べました。

これに対し、安倍総理大臣は「しっかり議論をして、適正な価格で必要な患者に提供できるように協力していきたい」と述べ、適正な水準に引き下げるべきだという認識で一致しました。