これで私もスタバでドヤリングができる!?
デスクトップPCは自室でiMac Retina 4KとMac miniを使っていますが、リビングなどでは懐かしい白いポリカMacBookを使っていました。これはかつて奥さんが使っていたもので、内蔵HDDをSSDに換装したりメモリを追加して、普通にEl Capitan(Mac OS 10.11)を入れて動かしてました。最近は少々動作が怪しかったのですが…。
先日、奥さんが新しいノートPC(Windows機)を買ったので、今回もこれまで彼女が使っていたMacBook Air(11-inch, Mid 2011)がスライドして私に回ってきました(笑) 実はフリーランスになってから外出時の打ち合わせなどに「軽いノートPCが欲しいな」と感じることがあって、その都度奥さんから借りていたのですが、晴れて自由に使えるマシンが私のものに!
メモリ増設のできないMacBook Air、せめてSSDだけでも高速化しよう…
さて、MBAといっても2011年のモデル(Mid 2011)、つまり5年前のパソコンです。メモリはオンボードの4GBで交換は不可能。ストレージもSSDとはいえ、容量は128GBと頼りない。それに5年間使っていたSSDを、そのまま継続して使うのは少々不安です。
調べてみるとメモリの増設はやはり厳しそうですが、SSDの換装(交換)は簡単にできるようです。MBAに使われているSSDは(世代によって多少違うようですが)細長いブレードタイプのもの。Mac専門店などでも売られていますが、Transcendから「JetDrive」という「SSD/交換用の専用工具/外したSSDを外付けドライブとして使えるケース」がセットになった商品が出ているので、今回はそれを使うことにしました。
Transcend/JetDrive500 240GB MacBook Air専用アップグレードキット
JetDriveにはいくつかのラインナップ、容量がありますが、私が購入したのはMacBook AirのLate 2010とMid 2011に対応した「JetDrive500」。容量は最大960GBまでありますが、サブのサブ機ですし240GBあれば十分でしょう。価格はAmazon.co.jpで21,200円でした。
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早速、JetDriveのパッケージを見ていきましょう。交換用のSSDの他、交換用の工具であるトルクスドライバーが2本、そして取り外したSSDを外付けSSDとして使うことができる専用ケースが附属しています。その他にケースの袋とかUSBケーブルなども附属。
MacBook Air(Mid 2011)のJetDrive500への換装作業
それでは、MacBook AirのSSD換装に入りましょう。手順は附属の取説に載っていますが、古いSSDからデータを先に復元させるか、TimeMachineを使う、別途クリーンインストールを行うなどは、自信の好きな方法でやればよいでしょう。
事前にJetDrive500をUSB接続して、PC側のデータを復元しておくことも可能です。附属の取説には「ディスクユーティリティ」を使って、事前にフォーマット、復元する方法が載っていたので、とりあえず手順通りにやってみます。
別にケースに入れずにUSB端子に剥き身のまま差してしまってOK。
附属のトルクスドライバー(黒)を使って、MBA裏蓋のネジを外していきます。10本中、中央ヒンジ付近のネジ2本のみ長いものになっているので、覚えておきましょう。
裏蓋をパカッと外します。ホコリが貯まっていたりするので、ブロワやエアーダスターで綺麗にしてあげます。中央付近にあるメモリっぽい細長い板状のものがSSDです。念のためバッテリー側から伸びてる電源を外していますが、これはご自由にどうぞ。
SSDを固定するため、1箇所だけ止めてあるネジを今度は赤いトルクスドライバーで外して、古いSSDを引っこ抜きます。
今度はJetDrive500を差し込んでネジで固定。あとは蓋を閉めて、ネジで止めればSSDの換装作業は終わりです。専用工具も付いていますし、非常に簡単ですね。
一応、トルクスドライバーのセットも持っているのですが、使うことはありませんでした。
生まれ変わったMacBook Air、El Capitanでもいい感じ
ということで、無事に新しいSSDで起動したMacBook Air。せっかくなのでEl Capitan(Mac OS 10.11)をクリーンインストールしてみました。4GBしかないメモリがやや不安ではありますが、WebブラウズやSNS、打ち合わせに使う程度なら全く問題ありません。
気が向いたら、そのうち外でのブログ書きにLightroom位は入れてみるかもしれません。11インチの1366 x 768ピクセルと非常に画面が小さいので色々と面倒そうですけども…。
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古いSSDは外付けケースで再利用
そして取り外した、元々のMBA内蔵SSDは外付けケースに入れて再利用。USB3.0のケースになっているので、そこそこ速度の速い外付けストレージとして使うことができます。リカバリディスクとして使うのもいいですし、出先での写真バックアップ用途などにも使えそうです。
JetDriveと元々の内蔵SSDを速度比較してみた
ちなみに、元のSSDからJetDriveに換装してどの程度パフォーマンスが上がったか?なのですが、実は換装前のMBAのOSではベンチマークアプリが動作せず、同じ条件でのテストが行えませんでした。ですのであくまで参考程度のベンチマークということで。
まずは、元々の内蔵SSDを外付けケースに入れ、MBAとUSB接続しての計測。やはりUSB2.0が引っかかっているのか読み書き共に33MB/秒程度しか出ていません。
同じものをiMac Retina 4Kに接続しての計測。USB3.0になるとかなり違いますね。
そして最後はJetDriveに換装されたMBAでの計測。書き込み速度がもう少し出るかな?とも思ったのですが、読み出しはなかなかいい感じです。実際、体感速度も本体の起動、アプリの起動共にかなり向上したように感じます。
古いマシンということもあり、ストレージ交換のみで著しくパフォーマンスが上がる訳ではありませんが、容量にも余裕ができましたし、なにより新しいSSDで安心してこの先使うことができることは大きいです。
ちなみにJetDriveにはMacBook Airの他MacBook Proに対応したモデル、SDカードスロットを使って簡易的にストレージ拡張できるJetDrive Liteなどもラインナップされています。
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