大野択生
2016年11月12日21時08分
福岡市博多区のJR博多駅前の陥没事故で、現場に隣接するビルの立体駐車場に100台以上の車が閉じ込められている。陥没した道路は埋め戻しが進み、14日以降に車の出し入れができる見通しだが、駐車料金の精算など今後の対応は決まっていない。
陥没現場に面したビル3棟は事故発生の8日から避難勧告が続き、立ち入りできない状態が続いている。そのうちの一つが「紙与駅三ビル」(8階建て)で、2~8階が立体駐車場(最大収容台数247台)。出入り口は陥没現場に面した1カ所しかなく、月ぎめや時間貸しで駐車した車など計約110台が出庫できなくなっている。
ビルを管理する紙与産業によると、月ぎめの契約者の多くは、博多駅周辺のオフィスビルの事業者。事故発生後に同社から各契約者に連絡し、状況を説明した。契約者からは「お互い大変ですね」と声をかけられたという。担当者によると、出庫できない期間の駐車料金の精算をどうするか決まっていないという。
約110台のうち約60台は、…
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朝日新聞社会部