2016アメリカ大統領選、地域別得票マップ前回比較付きで(中西部編)
12.11.2016, 22:02:57 -edit-
◆オハイオ州(トランプ18)
州の形で上というか北の曲がってる部分がエリー湖で、その沿岸部が、トレドとクリーヴランド残して赤く染まった。
これなんかは典型的な「労働者の反乱」的な構図なのかな。
そういう意味では、民主党にとっては「負けても良かったけど、負け方が悪かった」感じは強い。
ただね、田舎の共和党支持の伸びも半端無いのよ。
[2016]
By Ali Zifan - Own work, CC BY-SA 4.0, Link
[2012]
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◆ミシガン州(トランプ16)
今回のキーとなる州の2つ目。ここもやはり、上の方よりもデトロイト周辺の水色の退潮を見た方がいいのかな。
デトロイトの貧困層辺りが「選挙に期待しなくなった」みたいなのも、あったりするんかな。
[2016]
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[2012]
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◆インディアナ州(トランプ11)
ここは元々保守色あるし、副大統領の地元区でもあったので伸び自体は、まぁ。
ただ、他州よりは赤が「強くなってる」のは分かるかな。
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[2012]
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◆ウィスコンシン州(トランプ10)
「引っ繰り返った」的なインパクトでは、多分最強というか、地滑り的なトランプの勝利という印象は。
ほぼ同じレベルで民主支持してるミルウォーキー・マディソンの両都市が「孤立化」するような様相は、ラストベルト的な「労組の反乱」でも説明しづらいし、一体なんだったんだろうな、というか。
[2016]
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[2012]
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◆イリノイ州(クリントン20)
イリノイの場合ちょい不思議なとこで、クリントンがまぁ普通に勝っててトランプも票自体はそこまで伸ばせていないのだけれど、なぜか地図の赤転具合は結構進んでるように見えること。大都市シカゴによって色々可視化されづらくなってるのかもだが、地方と都市で意見の相違は高まったのかな。
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[2012]
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◆ミネソタ州(クリントン10)
ここもウィスコンシンと傾向的には近いのだけど、その強弱差でクリントンが守った感じ。
字面的にはミネアポリスで7割とか取れないことを思うと民主党弱そうにも見えたのだけれど。
[2016]
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[2012]
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◆アイオワ州(トランプ6)
割と得票率の4年前との逆転ポイント数では上位に来る感じの州。
思えば予備選はここでクリントンがサンダースに敗れることで始まった。
何かの神託は、このトウモロコシ畑から生まれていたのだろうか…。
[2016]
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[2012]
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◆ミズーリ州(トランプ10)
基本的にセントルイス、カンザスシティ、ジェファーソンの都市圏以外全て共和党系のレッドステート。
しかし、近年の人種闘争の最前線で、青の存在感は動かず、逆に赤が動いた。
過剰に騒々しい「人権絡み」では、それが突きつけられた地域ではあったのかも。
[2016]
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[2012]
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◆ノースダコタ州(トランプ3)
選挙人3のド田舎のレッドステートは語られないが、ここでもクリントンは10%の得票ダウン。
アイオワといい、「農家」の趨勢もあっただろうかと思うと、やはりTPPは結構大きかったのかな…。
[2016]
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[2012]
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◆サウスダコタ州(トランプ3)
ノースダコタもそうだけど、こんな州に都市部なんて無いので、青いとこは基本インディアンの在住地。
しかし、サウスダコタだとそこも赤になってたりして、一体なんでクリントンそこで嫌われたんだ…?
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[2012]
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◆ネブラスカ州(トランプ5)
前回と今回で青い部分が変わってるけど、今回の方が都市部のオマハとリンカーン。
そういう意味では、「レッドステートらしくなった」…のかな。
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◆カンザス州(トランプ6)
ここはまぁ…その…無風だな。例えばアイオワと同様の農業州なんだけど、風の吹き方の違いは著しいというか。
産品の違いでの温度差とかあったのかなぁ。
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州の形で上というか北の曲がってる部分がエリー湖で、その沿岸部が、トレドとクリーヴランド残して赤く染まった。
これなんかは典型的な「労働者の反乱」的な構図なのかな。
そういう意味では、民主党にとっては「負けても良かったけど、負け方が悪かった」感じは強い。
ただね、田舎の共和党支持の伸びも半端無いのよ。
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◆ミシガン州(トランプ16)
今回のキーとなる州の2つ目。ここもやはり、上の方よりもデトロイト周辺の水色の退潮を見た方がいいのかな。
デトロイトの貧困層辺りが「選挙に期待しなくなった」みたいなのも、あったりするんかな。
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◆インディアナ州(トランプ11)
ここは元々保守色あるし、副大統領の地元区でもあったので伸び自体は、まぁ。
ただ、他州よりは赤が「強くなってる」のは分かるかな。
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◆ウィスコンシン州(トランプ10)
「引っ繰り返った」的なインパクトでは、多分最強というか、地滑り的なトランプの勝利という印象は。
ほぼ同じレベルで民主支持してるミルウォーキー・マディソンの両都市が「孤立化」するような様相は、ラストベルト的な「労組の反乱」でも説明しづらいし、一体なんだったんだろうな、というか。
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◆イリノイ州(クリントン20)
イリノイの場合ちょい不思議なとこで、クリントンがまぁ普通に勝っててトランプも票自体はそこまで伸ばせていないのだけれど、なぜか地図の赤転具合は結構進んでるように見えること。大都市シカゴによって色々可視化されづらくなってるのかもだが、地方と都市で意見の相違は高まったのかな。
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◆ミネソタ州(クリントン10)
ここもウィスコンシンと傾向的には近いのだけど、その強弱差でクリントンが守った感じ。
字面的にはミネアポリスで7割とか取れないことを思うと民主党弱そうにも見えたのだけれど。
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◆アイオワ州(トランプ6)
割と得票率の4年前との逆転ポイント数では上位に来る感じの州。
思えば予備選はここでクリントンがサンダースに敗れることで始まった。
何かの神託は、このトウモロコシ畑から生まれていたのだろうか…。
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◆ミズーリ州(トランプ10)
基本的にセントルイス、カンザスシティ、ジェファーソンの都市圏以外全て共和党系のレッドステート。
しかし、近年の人種闘争の最前線で、青の存在感は動かず、逆に赤が動いた。
過剰に騒々しい「人権絡み」では、それが突きつけられた地域ではあったのかも。
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◆ノースダコタ州(トランプ3)
選挙人3のド田舎のレッドステートは語られないが、ここでもクリントンは10%の得票ダウン。
アイオワといい、「農家」の趨勢もあっただろうかと思うと、やはりTPPは結構大きかったのかな…。
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◆サウスダコタ州(トランプ3)
ノースダコタもそうだけど、こんな州に都市部なんて無いので、青いとこは基本インディアンの在住地。
しかし、サウスダコタだとそこも赤になってたりして、一体なんでクリントンそこで嫌われたんだ…?
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◆ネブラスカ州(トランプ5)
前回と今回で青い部分が変わってるけど、今回の方が都市部のオマハとリンカーン。
そういう意味では、「レッドステートらしくなった」…のかな。
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◆カンザス州(トランプ6)
ここはまぁ…その…無風だな。例えばアイオワと同様の農業州なんだけど、風の吹き方の違いは著しいというか。
産品の違いでの温度差とかあったのかなぁ。
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テーマ: アメリカ大統領選
ジャンル: 政治・経済
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