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野党もミス続出 政治資金報告書 衆院予算委 枝野氏攻め姿勢崩さず
9月まで幹事長だった大畠章宏常任幹事会議長は、24年に「政治資金パーティー」を開き、約14万円の収入と約27万円の支出があったと収支報告書に記載。大畠氏は「政治資金パーティーではなく中小企業政策に関する政治活動で、その他の事業費として計上すべきだった」として30日に報告書を訂正した。
所属議員が30日の予算委で首相の任命責任を追及した維新の党の江田憲司共同代表も自身の資金管理団体の収支報告書に、関連団体が開いたイベントの収入を記載していたことが判明。江田氏は記者会見で「本来は必要ないものまで過剰に記載していた」と述べ、修正する考えを示した。
国民の生活に直結する経済や財政などをめぐる議論が影を潜めた予算委。民主党や維新の党の後に質問に立った次世代の党の石原慎太郎最高顧問は皮肉交じりに、こうつぶやいた。
「後ろで長らく傍聴していたが、細々した高級な議論が続いたようだ」