トランプ次期大統領 政権発足の準備を本格化

トランプ次期大統領 政権発足の準備を本格化
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アメリカのトランプ次期大統領は、ペンス次期副大統領を政権移行チームの責任者に指名するなど、来年1月の政権発足に向けた準備を本格化させています。
トランプ次期大統領は11日、地元ニューヨークのトランプタワーで、側近たちと協議を重ねたあと声明を発表し、来年1月の政権発足に向けて政権移行チームを強化すると明らかにしました。

具体的には、政権移行チームの責任者にペンス次期副大統領を指名したほか、ジュリアーニ元ニューヨーク市長やギングリッチ元下院議長、それにトランプ氏の息子や娘が移行チームに加わるとしていて、政権発足の準備を本格化させています。

また、トランプ氏はみずからのツイッターに「忙しい日だ。われわれの政権を運営する人たちを決めるとても重要な決定を近く行う」と投稿し、次期政権の重要ポストの人事を近く固めると見られます。

アメリカのメディアによりますと、政権の要となる大統領首席補佐官には共和党全国委員会のプリーバス委員長や、選挙対策本部のトップを務めた保守系ニュースサイトの経営責任者のバノン氏らの名前が挙がっているということです。

また、共和党主流派とパイプのあるペンス次期副大統領が政権移行チームの責任者になることで、政権の重要なポストに共和党主流派が起用される可能性があると伝えています。

過激な発言を繰り返してきたトランプ氏が、実際にどのような政策を行うかは政権の顔ぶれにかかっていると見られていて、次期政権の閣僚人事などに関心が集まっています。