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【芸能・社会】木村多江、元気な母役で新境地 映画「幸福のアリバイ〜Picture〜」18日公開2016年11月12日 紙面から
成人式に特攻服で行こうとする息子と、ガミガミ言ってそれを阻止しようとする母親。女優木村多江(45)が、18日公開の映画「幸福のアリバイ〜Picture〜」でそんな元気な母親役に挑戦した。木村は「日常の中の幸せをいかに見つけられるか、その見つけ方を教えてくれる映画」とアピールする。 ◇ 俳優の陣内孝則(58)が監督を務めた同作は、人生の節目に起こる出来事をコメディータッチで描く5つのエピソードで構成する。 エピソード「成人」で木村の演じる母親は、ドタバタと家の中を行ったり来たりして、息子に組みついたりする。言葉も息子相手なので乱暴だ。「こんなに動きが激しい役は初めて。自分の家で一人でパッパッと動く練習をした。それでも撮影では息が苦しくなってゼイハアした」と笑う。 息子が結局どうしたのかまでは描かれない。だが、ほのぼのとした幕切れに、木村は「とても幸せな家族だと思う」と感想を述べる。陣内の監督ぶりについては「やりたいことが明確で、道しるべをつけてくれて演じやすかった」という。 “不幸な役柄が板についた美人女優”として頭角を現した木村。2007年の映画「怪談」では「私(劇中で最後まで)生きてていいんですか」と、中田秀夫監督らについ確認してしまった−と笑わせる。 しかし、近年は役柄も多彩に。「ここ最近は死ぬ役より、看取(みと)る役ばかり」だそうだ。「今は等身大の自分を生きてる感じ。スタートラインに立った感じ」と謙虚に語る。 今回、木村のパートはたった一日で一挙に撮り終えたという。「すっごく疲れた。『いるだけでいいです』って言われる役者さんになりたい!」と明るくブチ上げた。 <木村多江(きむら・たえ)> 1971(昭和46)年3月16日、東京都生まれ。舞台女優として活動後、「救命病棟24時」「大奥」「白い巨塔」などのドラマで活躍。初主演映画「ぐるりのこと。」(2008年)では、主要映画賞の主演女優賞を総ナメに。特技は日本舞踊。162センチ、血液型A。 PR情報
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