こんにちは、てつです。
夏に台湾から帰国して、そこから1ヶ月間プログラミングスクールのTECH CAMPに行っていました。
プログラミングスクールに行っていたことを友人に話すと、「どうだったの?」と聞かれることが多いので、ここで一度記事にしてみようかなと思います。
- TECH CAMPの受講内容はどんな感じなの?
- 本当に1ヶ月でプログラミングスキルが付くのか?
- 講師陣のサポートは手厚いのか?
こんな感じで、実際に自分が行く前に疑問に思っていたことを掘り下げていきたいと思います。
そういえば自分もプログラミングスクールに行く前は実際にどうなの?と思っていた部分があるので、現在TECH CAMPの受講を検討している人やプログラミングスクール選びをしている人は参考にしてみてください。
プログラミングスクールTECH CAMPとは?
プログラミング未経験者を対象に組まれた通学型のプログラミングスクールです。
場所は東京・大阪・福岡の三ヶ所で展開されていますが、その他の地域でもオンラインで受講することができます。
用意されているコースは
- Rubyコース
- PHPコース
- エキスパートコース
- VRコース
の4種類。
受講の流れは、TECH CAMP側が用意したカリキュラムにアクセスして受講していくスタイル。
テキストと動画が掲載されたサイトにアクセスして、勉強していくものとイメージしてください。
そして、分からないことがあればメンターと呼ばれる講師陣に直接質問をする流れとなります。
なので、教室に集まって教壇に立った先生が授業を展開していくというものではありません。
各コースの詳細は以下で説明していきます。
TECH CAMPで用意されている4つのコース
Rubyコース
TECH CAMPのメインとなるコースで、プログラミング言語のRubyとフレームワークであるRuby on Railsを学ぶことができます。
自分もこのコースを1ヶ月間受講してきました。
Rubyコースとは言いつつも、オリジナルアプリケーションを作るために総合的に言語やツールの使い方を学ぶことができます。
- Ruby(Ruby on Rails)
- HTML/CSS
- Git(ソース管理)
- SQL(データベース)
- JavaScript(jQuery)
詳しい内容は後述します。
PHPコース
2016年から新しく新設されたコースで、PHPを学ぶことができます。扱っているフレームワークはLaravel。
内容はRubyコースの言語とフレームワークがPHPに変更されたもので、言語が差し替わっただけで、内容はほぼ一緒です。
- Ruby→PHP
- Ruby on Rails→Laravel
ちなみにPHPコースは福岡と大阪のみで東京では扱っていません。
福岡のweb界隈ではRuby on RailsよりもPHPを採用している企業が多いらしく、PHPコースを開設したとのこと。おそらく大阪も同じような理由でしょうか。
VRコース
C#とUnityを使ってVRのサービス開発を学ぶことができるコースです。
実はこのコースは後発で新設されたコースで、最近できました。VRコンテンツの開発を提供しているプログラミングスクールは現段階ではあまりないので、ゲーム開発をメインに考えている人は検討する価値ありです。
エキスパートコース
2ヶ月間で未経験からプロのエンジニアとして独立or就職を目指すコースです。
未経験だけどIT系の会社に就職したい!という人に向いているコースですね。
Rubyコースをさらに発展させて、がっつりRuby on Railsを学びそれにプラスしてJavaScriptのFluxとReactも勉強することができます。
それに絡めてサーバーの構築・運用もガッツリ勉強します。
受講前に面談を行うのでTECH CAMP側の本気度も伺えます。中途半端な気持ちじゃ受講できない感じでガチのコースです。
Rubyコースなどのエキスパートコース以外は1人でプログラミングをしますが、エキスパートコースに関しては実戦を想定して、ペアプログラミングなど複数人での開発も行います。
あれ?アプリ開発コースはないの?
TECH CAMPを以前から知っている方は、
「あれ?swiftのコースなかった?」
と思う人もいるかもしれません。はい、残念ながらアプリ開発できるswiftコースはなくなりました・・・
自分もRubyコース終わった後、時間確保できたら受けたいと思っていたんですけどねぇ。
Rubyコースの詳しい概要
ここからはTECH CAMPのメインコースでもあり、自分も受講したRubyコースを掘り下げて紹介していきます。
基本的な流れとしては、
Rubyの基本を勉強
↓
HTML/CSSを勉強
↓
Ruby on Railsを勉強
という流れになります。ここまでが基礎編ということで、ここまででTwitterクローンのようなサンプルアプリケーションを作成することができます。ユーザー登録して画像を投稿できるようなアプリですね。
ここから先は応用編ということで、さらに2つのサンプルアプリケーションが用意されています。
1つは簡単な口コミサイトを作るアプリケーションで、もう1つはユーザー同士で交流できるアプリケーションです。
その他にGitの使い方やheroku上に実際にアプリケーションをアップするところまで学習できます。
ちなみにRuby on Railsのデザイン面でbootstrapを使った解説もあるので、bootstrapをRuby on Railsで使う方法や簡単なグリッドシステムの概要も学ぶことができます。
これにプラスしてフロント側の勉強の流れとしてJavaScriptを少々・jQueryも少々かじります。
ただ、JSに関しては本当に少しかじる程度です。
メインはRubyとRailsという感じですね。
TECH CAMPの料金
TECH CAMPの料金体系はとてもシンプルです。Rubyコース、PHPコースで値段の差はありません。
1ヶ月コース、2ヶ月コース、1週間のイナズマコースのように期間の長さとオンラインだけの受講で変わってきます。
<<通学コース>>
<<オンラインコース>>
そして、学生の場合はこの金額から半額の値段になります。
実は2016年夏前までは分割払いに対応していたんですよね。しかも無利子。
しかし、大人の事情でこれは廃止されてしまいました・・・
TECH CAMPに行くことで本当に人生は変わったのか?
TECH CAMPのキャッチコピーでもある
「人生を変える1ヶ月」
この言葉好きです。どこが好きかっていうと、
「人生が変わる1ヶ月」
という表現ではないところ。
TECH CAMPに行けば人生が変わりますよって意味ではなく、あなたの努力次第で人生を変える1ヶ月の受け入れ態勢をうちは準備しています、という運営の思いが見えます。
人生が変わったかどうかは分かりませんが、TECH CAMPに毎日8時間通学していた身としては確実にプログラミングのスキルは上達しました。
ちなみに受講中の1日のタイムテーブルはこんな感じ
5:00起床
10:00までサイト更新など本業を行う
11:00TECH CAMPで勉強開始(TECH CAMPは11時にオープン)
20:00勉強終了→帰宅
23:00爆睡
どっぷりプログラミングに浸かれば、1ヶ月で自分で何かアプリケーションを作る所まで持っていくことができます。
TECH CAMPを利用する前に抑えるべきポイントまとめ
ここからは受講前に知っておいた方が良いポイントをまとめていきます。公式サイトには載っていない細かい点も紹介していきます。
受講期間は1ヶ月、2ヶ月コースどちらが良い?
これは本人のスケジュールにもよりけりですが、1ヶ月コースを強くオススメします。
理由は、1ヶ月コースから延長で2ヶ月コースにできるから
実は私も受講前は2ヶ月コースで受講予定でした。でも色々調べてみると、1ヶ月コースを受講して2ヶ月目の延長をしても、最初から2ヶ月コースでお金を払っても、金額は変わらないんですよね。
それであれば、まずは1ヶ月受講してみて必要であれば延長する方が賢い方法です。
実際に自分はカリキュラムが全て終わったので、2ヶ月延長はしませんでした。
実は受講期間は4週間じゃない、6週間だよ
TECH CAMPでは受講開始2週間前から料金の払い込みが終わった人からオンラインでカリキュラムを見ることができます。
なので実際の受講期間は6週間です。なので直前に駆け込みで申し込みをすると、この2週間を有効活用できないので、スケジュールには余裕を持って先の日程で受講することを強くオススメします。
実際に自分は2週間前から事前に受講をして開始するまでに基礎カリキュラムを全部終わらせました。
この事前の受講期間は質問はできないので、
とりあえずやれる所だけ全部終わらせる
↓
受講開始と共に、書きためた質問をぶつける
この流れで行くと、実質6週間の受講期間で利用することができます。
Ruby on Railsはエラーが出るとカリキュラムが先に進めなくなりますが、RubyやHTML/CSSなどはそういったものがないので、ガンガン先に進んだ方がいいです。
Mac持ってないけど、どうすればいい?
カリキュラムは全てMacをベースに説明されています。
Windowsのパソコンがない人でもMacbookを月額5000円でレンタルすることができます。
メンターってどうなの?
TECH CAMPの情報の中でネガティブな情報として出回っているのが、
「ぶっちゃけメンターってどうなの?」
という点です。実はTECH CAMPで講師役(メンター)として活躍している人達は、以前にTECH CAMPを受講した人達です。つまり、2ヶ月前とか半年前にTECH CAMPを受講した先輩。その多くは大学生で構成されています。
これに関しては、カリキュラムで分からない点があれば回答できるレベルではあります。
ただ、業界でバリバリ活躍している現役エンジニアではないので、オリジナルアプリケーションを作る際に質問できるメンターの数はぐっと限定されます。
質問に対して回答できない場合は、スキルの高いメンターの方に質問が投げられるので、基本的に分からないという回答はないのでご安心を。
ただ、自分が作ろうとするもの、目指している所を受講前に擦り合わせて受講を決めた方がいいと思います。
そのための無料説明会もあるので、この時点でしっかり面談を行うことをオススメします。
いつでも復帰できる
TECH CAMPは割と新しいサービスなので規約が変わることもあるかもしれませんが、期間が空いても再受講は可能です。
例えば、1月に受講して延長して2月も受講するという方法だけでなく
1月受講→3月に再度延長して受講
というように、月をまたいで受講することが可能です。
おわりに
1ヶ月間(実質6週間)、TECH CAMPでがっつりプログラミングを勉強して良い経験をしたなと思います。
自分は一度、独学でプログラミングを勉強しようとして挫折した経験があるので
- 分かりやすい教材
- いつでも質問できる環境
- 一緒に勉強する仲間
という環境は最高でした。
プログラミングスクールはオンライン型と通学型に大別できますが、時間・場所の制約がない方はTECH CAMPのような通学型のプログラミングスクールはオススメですよ。それでは今日はこの辺で。