空中から巨人キャンプ見学　試験導入のドローン中継好評

　巨人が秋季キャンプ中のサンマリンスタジアム宮崎に１０日午前、ドローンが出現した。選手がウオーミングアップを始めるとその様子を空中から撮影。「あんな風に浮いてるとＵＦＯみたい」と話す選手もいた。

　ドローンは球団がチームの練習風景を多くのファンに楽しんでもらうために試験導入したもの。このキャンプでは１０日のみの配信で、好評ならば春季キャンプでの数日間の配信を予定している。

　球団のフェイスブックでリアルタイム中継された動画は瞬く間に観覧数が増え、その数は一時７００人近く。配信後にアーカイブ動画としては１０分で２万再生と大人気コンテンツとなった。打撃練習を動画撮影できたら迫力も伝わる、という話もあったそうだが、ドローン本体に打球が当たる可能性を考慮した。

　「練習を妨げる感じはなかったし、いいんじゃない。カメラが付いているのが面白い。買おうかな」と高橋監督も興味津々で操縦姿を披露した。

　「いろんな見方をして球団のいまを楽しんでもらいたい」と、球団関係者はファンを現場に呼ぶ手段を模索している。（園田佳子）