はい、ウマキです!
ずっと書きたかった、映画ランキング記事を今回ようやく書きます!
体調もようやくすこし落ち着いてきたので・・・。
では、今回のルールです!
- ジブリは1作品のみ(ランキングがジブリだらけになるのを、防ぐため)
- シリーズ物は最初の1作品のみ
- 邦画、洋画どちらも対象。(ただウマキは洋画好きなので、必然洋画の割合は多い。)
もし、長くて見るのしんどいよー・・・、という方は下にリンクをつけておきましたので、途中から見てもらっても大丈夫!
では行ってみましょう!
110位.アンノウン
廃棄工場に閉じ込められた5人の男たち(ジム・カヴィーゼルら)は、誘拐犯と人質であるという記憶を失っていた。それぞれの記憶が曖昧(あいまい)によみがえってくる中で、彼らは誘拐犯のボスがやって来る日没までに、自分たちの立場をはっきりさせようと探り合いを始める。
スリラー系の佳作作品。低予算の割りには良く出来ている。
109位 ナイト・クローラー
人脈も学歴もないために、仕事にありつけないルイス。たまたま事故現場に出くわした彼は、そこで衝撃的な映像を撮ってはマスコミに売るナイトクローラーと呼ばれるパパラッチの姿を目にする。ルイスもビデオカメラを手に入れ、警察無線を傍受しては、事件現場、事故現場に駆け付ける。その後、過激さを誇る彼の映像は、高値でテレビ局に買い取られるように。やがて局の要望はエスカレートし、ルイスもそれに応えようと、とんでもない行動を取る・・・。
息をつかせぬ展開。ぶっ飛んだ主人公に引き込まれる120分。
108位.ターミナル
スティーヴン・スピルバーグ監督が“空港から出られなくなった男”にスポットをあてて描いた感動のヒューマン・ドラマ。主演にトム・ハンクスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズという大スターの演技が、空港という限られた空間での人間関係に深みを加える。実際に建設された空港内のセットには実際にテナントも入り、精巧な出来。
トム・ハンクスの演技が光る、心温まる物語。
107位.スラムドッグ$ミリオネア
テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマールだったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。
良く出来たお話、ハリウッド映画的な一本。
106位.スタンド・バイ・ミー
モダン・ホラーの帝王スティーヴン・キングの非ホラー短編を基に、R・ライナーが少年時代の想い出をさわやかに描き上げた名編。オレゴンの田舎町、行方不明になった少年の死体を見つけようと、ちょっとした冒険旅行に出かける4人の少年の姿を描く。
爽やかな一作だが、しっかり毒も持っている名編。
105位.最強のふたり
不慮の事故で全身麻痺になってしまった大富豪のフィリップは、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリスは生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。
見ると元気が出る一作。
104位.月に囚われた男
地球に必要不可欠なエネルギー源を採掘するため月の基地に滞在中の男が奇妙な出来事の数々に遭遇するSFスリラー。デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズが初監督に挑み、男の悲しく恐ろしい運命を描く。『フロスト×ニクソン』のサム・ロックウェルが一人劇に挑むほか、ロボットの声をケヴィン・スペイシーが担当。500万ドル以下の低予算映画ながらもダイナミックなスリルが味わえる、ジョーンズ監督の大胆な演出が光る一作だ。
低予算ながらも、監督の腕が光る一作。見ていて切ない。
103位.君の名は。
『星を追う子ども』『言の葉の庭』などの新海誠が監督と脚本を務めたアニメーション。見知らぬ者同士であった田舎町で生活している少女と東京に住む少年が、奇妙な夢を通じて導かれていく姿を追う。キャラクターデザインに『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』シリーズなどの田中将賀、作画監督に『もののけ姫』などの安藤雅司、ボイスキャストに『バクマン。』などの神木隆之介、『舞妓はレディ』などの上白石萌音が名を連ねる。ファンタスティックでスケール感に満ちあふれた物語や、緻密で繊細なビジュアルにも圧倒される
色々と突っ込みどころはあるが、好きな作品。
102位.エグザム
合格すれば死ぬまで年俸1億円という大企業の最終就職試験に残った8人の男女が、壮絶な頭脳戦を繰り広げるサバイバル・サスペンス。密室で80分の制限時間の中、超難関試験に挑む受験者たちを『28日後…』のルーク・マブリー、『ジャンパー』のナタリー・コックスらが熱演する。監督は、本作で長編監督デビューを果たすイギリスの新鋭脚本家スチュアート・ヘイゼルダイン。たった一つの雇用枠を賭けた究極のサバイバルの行方から目が離せない。
低予算ながらも、プロットはきちんと練られた一作。
101位.それでも夜は明ける
奴隷制度がはびこっていたアメリカを舞台に、自由の身でありながら拉致され、南部の綿花農園で12年間も奴隷生活を強いられた黒人男性の実話を映画化した伝記ドラマ。主人公が体験した壮絶な奴隷生活の行方、そして絶望に打ち勝つ希望を描き出す。監督は『SHAME -シェイム-』のスティーヴ・マックィーン、黒人男性を『2012』などのキウェテル・イジョフォーが演じる。共演には、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットら豪華キャスト。
壮絶な主人公の一生を追った実話。諦めないことの大切さが分かる。
100位.縞模様のパジャマの少年
ナチス将校を父親に持つドイツ人少年と強制収容所内のユダヤ人少年との友情と哀しい運命を描いた心揺さぶる人間ドラマ。ジョン・ボイン原作の世界的ベストセラーを、『ブラス!』『リトル・ヴォイス』のマーク・ハーマン監督が映画化。主人公となる二人の少年をオーディションで選ばれたエイサ・バターフィールドとジャック・スキャンロンが演じ、デヴィッド・シューリスやヴェラ・ファーミガといった実力派が脇を固める。人種など問わない純粋な友情と、戦争がもたらす子どもたちの宿命に胸が痛む。
ラストシーンに心底胸が痛む一作。
99位.ロフト.(LOFT)
警察で建築家のビンセントや、精神科医のクリスらがある殺人事件の事情聴取を受けている。彼ら5人は友人同士で、瀟洒なマンションのペントハウスを共同で使用していた。ある朝、その部屋でルクがベッドで手錠をかけられた女性の死体を発見し……。
サスペンスの佳作。
98位.サウルの息子
1944年10月、ハンガリー系ユダヤ人のサウル(ルーリグ・ゲーザ)は、アウシュビッツ=ビルケナウ収容所でナチスから特殊部隊“ゾンダーコマンド”に選抜され、次々と到着する同胞たちの死体処理の仕事に就いていた。ある日、ガス室で息子らしき少年を発見した彼は、直後に殺されてしまったその少年の弔いをしようとするが……。
ただただ圧巻の作品。ゾンダーコマンドを扱った映画は凄惨なものが多いので、見る時は要注意。
97位.THE WAVE ウェイブ
独裁政治を学ぶ体験授業をきっかけに洗脳されていく高校生たちの姿を描き、ドイツで大ヒットを記録した心理スリラー。アメリカで起こった実話をドイツの高校に置き換え、『エリート養成機関 ナポラ』のデニス・ガンゼルがメガホンを取った。主演には『エーミールと探偵たち』などに出演するドイツの俳優ユルゲン・フォーゲル。単純な興味や好奇心、ゲーム感覚から、あっという間に集団狂気に変化していく様子は、実話ならではのリアルさを帯び、身の毛もよだつほどのラストも衝撃的だ。
心理実験系が好きな人にはおすすめ。
96位ゴーン・ガール
ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け……。
カップルで見ると微妙な雰囲気になること間違いなしの一作。ただ話自体は非常に考えさせられるものなので、一人で見るのをおすすめします。
95位.オブリビオン
『ミッション:インポッシブル』シリーズなどのトム・クルーズ主演によるSF大作。エイリアンの襲撃で半壊して捨てられた地球を監視していた男が、謎めいた人物との遭遇を機に自身と地球の運命を左右する事態に巻き込まれていく。『トロン:レガシー』で注目を浴びたジョセフ・コシンスキーが監督を務め、名優モーガン・フリーマン、『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコら、実力派たちが脇を固めている。壮大かつ予測不可能なストーリーに加えて、半壊した地球の鮮烈なビジュアルからも目が離せない。
この監督のトロンは酷かったが、こちらはキチンと撮れている名作。
94位.ソハの地下水道
1943年のポーランド。地下に盗品を隠しながら懸命に生きてきた水道労働者のソハ(ロベルト・ヴィエツキーヴィッチ)は、ナチスの迫害から地下に逃れたユダヤ人たちに出会う。最初は金目当てでユダヤ人をかくまったソハだったが、少しずつ彼らに同情するように。しかし、ソハの行動は自分だけではなく家族の命を危険にさらすことになり……。
ホロコーストの恐ろしさを描いた名作。
93位.チャッピー CHAPPIE (字幕版)
2016年、南アフリカ。ディオン(デヴ・パテル)は、世界初の自身で感じ、考え、成長することができる人工知能搭載ロボットのチャッピーを開発する。しかし、世界でも有数の危険地帯ヨハネスブルクに巣食うストリートギャングにチャッピーと一緒に誘拐されてしまう。起動したばかりで子供のように純粋なチャッピーは、ストリートギャングのメンバーたちと接し、彼らから生き抜くためのスキルを学んでいく。圧倒的スピードでさまざまな知識を吸収していくものの、バッテリー残量が5日分しかなく……。
心温まるヒューマンドラマを思い描いてみると、かなり度肝を抜かれる一作。ややプロットがもたつくが、それでも秀逸な作品。
92位.ターミネーター
人間に支配されていたコンピューターが自我に目覚め、自分たちを脅かす人間たちに一斉に攻撃を仕掛け始めました。その日を「審判の日」と語りつがれてきました。状勢が不利になってきた人工知能をもったコンピューターが、のちに自分たちの存在を脅かすジョン・コナーの母、サラ・コナーを抹殺する為に、一体のターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)を過去へと送り込みます。
T3の失敗で色々言われているが、でも名作シリーズ。スカイネットのこととかネットが進んだ今なら、よりスムーズに理解できるんじゃ。
とりあえず、T5は一度は見て損のない作品。
91位. ハート・ロッカー
2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになり……。
名作。戦争映画であり、社会派映画。
90位.ホテル・ルワンダ
アフリカのルワンダで内紛による大量虐殺の危機から人々を救った、実在のホテルマンの勇気と良心を描いた感動ドラマ。主演はスティーヴン・ソダーバーグ監督作品の常連、ドン・チードル。『父の祈りを』など脚本家として活躍するテリー・ジョージが脚本、監督、製作を手がけ、1200人もの命を守り抜く男の勇姿をヒロイックに描き出す。日本公開は危ぶまれていたが、若者によるインターネットでの署名運動が功を奏し、公開が実現した話題作。
本当に、優しいおっさんだな・・・。と見ていて思う映画。
89位.バック・トゥ・ザ・フューチャー
1980年代を代表する大ヒット作であるSFアドベンチャーの傑作。自動車型タイムマシンで1985年から1955年へ時空移動した高校生が、自分と同世代だったころの両親と出会うなどして騒動を巻き起こす。監督は『フォレスト・ガンプ/一期一会』などのロバート・ゼメキス、製作総指揮に巨匠スティーヴン・スピルバーグが名を連ねている。マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイドが高校生と博士を熱演。スリルと興奮と笑いに満ちた展開に加え、名車デロリアンを改造したタイムマシンの鮮烈なデザインも必見。
始めてみたのは、小学生の時だったろうか。見てすぐハマってしまったのはいい思い出。正しくエンターテイメント作品の傑作の一つ。
88位.アルマゲドン
地球への衝突コースを取る小惑星が発見された。もしも、テキサス州の大きさにも匹敵するその小惑星が地球に激突すれば、人類の破滅は免れない。これを回避する方法はただひとつ、小惑星内部に核爆弾を設置し、内側から破壊するしかない。そしてその任務に選ばれたのは石油採掘のスペシャリストたちだった。刻々と迫る滅亡へのカウントダウンの中、人類の運命を委ねられた14人の男たちは小惑星へと飛び立った!
SFの名作。
87位.聲の形
西宮硝子が転校してきたことで、小学生の石田将也は大嫌いな退屈から逃れる。しかし、硝子とのある出来事のために将也は孤立し、心を閉ざす。5年後、高校生になった将也は、硝子のもとを訪れることにし……。
上映中の一作。ちょっとプロットがもたつく気もするが、非常に丁寧に感情の変化の移り変わりを表現しており好感がもてる。
86位.オープン・ユア・アイズ
第11回東京国際映画祭でグランプリに輝いたサスペンス。ある男がたどる、夢と現実が曖昧になる恐怖をサスペンスフルな展開で描く。悪夢と現実の狭間の喪失感を表現したスタイリッシュな映像、そして疾走感溢れる謎めいたストーリーが秀逸。ハンサムで自由な恋愛を楽しみ、裕福な生活を送る青年セサル。しかし彼の人生は交通事故で一変。顔は醜く変貌し、恋人からも冷たくされる。そんな中、不可能とされた手術は成功し、全ては元の幸福な生活へと戻ったかに見えたが...。
オチが非常に秀逸。(禁じ手のような気がしなくもないけど。)
85位.ゼロ・グラビティ
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。
非常にシンプルなプロットの為、見るよりも感じる映画。題名通り、無重力を映像で体感出来る。
84位.空気人形
レトロなアパートで秀雄(板尾創路)と暮らす空気人形(ペ・ドゥナ)に、ある日思いがけずに心が宿ってしまう。人形は持ち主が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街歩きを楽しむようになる。やがて彼女はレンタルビデオ店で働く純一にひそかな恋心を抱き、自分も彼と同じ店でアルバイトをすることに決めるが・・・。
世界観が好きな映画。何よりペ・ドゥナが美しい。抒情的なヒューマンドラマが大好きな方は是非。
83位.世界に一つのプレイブック
妻が浮気したことで心のバランスを保てなくなり、仕事も家庭も全て失ってしまったパット(ブラッドリー・クーパー)は、近くに住んでいるティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。その型破りな行動と発言に戸惑うパットだったが、彼女も事故によって夫を亡くしており、その傷を癒やせないでいた。人生の希望を取り戻すためダンスコンテストに出ることを決めたティファニーは、半ば強制的にパットをパートナーに指名する。
ちょうどいいくらいのぶっ飛び方で見ていて気持ちよかった。
82位.アニマル・キングダム
メルボルンに暮らす17歳の少年ジョシュア(ジェームズ・フレッシュヴィル)は、母親の突然死により祖母ジャニーン(ジャッキー・ウィーヴァー)の家に引き取られる。しかし、その家の家族たちは凶悪犯罪で生計を立てるならず者ばかりで、祖母自身が裏ですべてを仕切っていた。やがてジョシュアは、一家の壊滅を狙う警察と家族のきずなとの間で板挟みになっていく。
ラストが必見。多分この映画のカタルシスはそのラストを見る為だけにある。
81位.ヒミズ
どこにでもいる中学3年生の祐一(染谷将太)の夢は、成長してごく当たり前のまっとうな大人になること。一方、同い年の景子(二階堂ふみ)の夢は、自分が愛する人と支え合いながら人生を歩んでいくことだった。しかしある日、2人の人生を狂わせる大事件が起き……。
原作がすごく好きで何度も読み直している。映画もいいけど原作も是非。
80位.第9地区
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。
なんでもありのSF。だが非常に面白い。B級映画で傑作だったパターンの典型。
79位.永遠の0
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。
本当に悲しく、胸が締め付けられる映画。宮部久蔵の自責や慟きが見る人の胸を貫く。
78位. ソナチネ
北野武の『あの夏、いちばん静かな海』に続く四本目の監督作品。沖縄を舞台に、二つの組の間で繰り広げられている抗争の助っ人として送られたヤクザ幹部の男の結末を描く。組長からの命令により、沖縄にある中松組の抗争の助っ人として舎弟たちと共に沖縄へと出向いた村川。しかし、抗争は収まるどころかますます悪化。事務所を爆破された村川たちは、海岸沿いの空き家へと身を隠すことになる。
映画全てを通して、死について描いた作品。これをきっかけに北野作品を見るようになりました。
77位.カティンの森
第二次世界大戦中、ソ連の秘密警察によってポーランド軍将校が虐殺された「カティンの森事件」を、ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督が映画化した問題作。長い間明らかにされてこなかった同事件の真相を、ソ連の捕虜となった将校たちと、彼らの帰還を待ちわびる家族たちの姿を通して描く。父親を事件で殺された過去を持つワイダ監督が歴史の闇に迫った本作は、第80回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートをはじめ、世界各地の映画祭で高く評価された。
ラスト20分の為の映画。
76位.アルゴ
1979年11月4日、テヘラン。イラン革命が激しさを募らせ、その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠し、52人もの人質を取るという事件が起きる。パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……。
事実を題材にした物語という点が驚愕・・・。
75位. ピエロがお前を嘲笑う
世間を震え上がらせたハッキング事件を起こし、さらに殺人容疑で追われる天才ハッカーのベンヤミン(トム・シリング)が警察に出頭してくる。ハッカー集団「CLAY」に加担して盗んだ情報によって殺人事件を引き起こしてしまい、今度は自分が狙われていると告白。その自白を基にベンヤミンの身辺調査に着手した捜査員は、不可解な事実を次々に見つけだす。
ユージュアル・サスペクツを見終わったかのような良作。
74位.ソーシャル・ネットワーク
2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが……。
ザッカーバーグ本人は、服装しか同じところがなかったと言っている本作なので、完全にフィクションとして楽しんだ方が良いかも。フィクションとして見ると、デヴィット・フィンチャー監督作品なので、なかなかの良作。
73位. ショート・ターム
問題を抱える子供のためのグループホーム「ショートターム12」で働くグレイス(ブリー・ラーソン)。グレイスは、新入りのジェイデン(ケイトリン・デヴァー)という少女を担当することになる。グレイスは施設の同僚メイソン(ジョン・ギャラガー・Jr)と付き合っていたが、ある日、妊娠していることが判明する。そんな中、グレイスはジェイデンが父親に虐待されていたことに気付き……。
心に深く突き刺さる作品。隠れた名作なので是非!
72位. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
世界的な文学賞ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルのベストセラー小説「パイの物語」を、『ブロークバック・マウンテン』などのアン・リー監督が映画化。動物園を経営する家族と航行中に嵐に遭い、どう猛なトラと一緒に救命ボートで大海原を漂流することになった16歳の少年のサバイバルを描く。主演は、オーディションで選ばれた無名のインド人少年スラージ・シャルマ、共演にはフランスの名優ジェラール・ドパルデューが名を連ねる。227日間という長い漂流の中で、主人公がどのように危機的状況を乗り越えたのかに注目。
ただのサバイバル物かと思ったら、びっくりするレベル。とてもメッセージ性の高い宗教が暗喩になっている映画です。
71位.シッコ
ドキュメンタリー監督マイケル・ムーアが、4700万人の無保険者だけではなく、保険料を支払っている数百人にもマイナスの影響を及ぼすアメリカの医療システムの実態を明らかにする。カナダ、イギリス、フランスを訪れ、国民全員が無料医療の恩恵を受ける国の事情を見つめながら、アメリカの混乱した医療制度を浮き彫りにしていく。
これを見ると、日本の医療制度はまだまだなんだな・・・。と思えます。アメリカの医療制度よりはましだけど、欧州に比べるとまだまだですよね。
70位.オデッセイ
火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。
サバイバルSF映画。私はこの映画以外は、サバイバルSF映画というのを知らない。ちょっと珍しいジャンルの映画。
69位.セッション
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。
鬼教師と若き青年の一作。ラストの演奏が最高。
68位.ジョゼと虎と魚たち
芥川賞作家・田辺聖子の同名短編小説を、「金髪の草原」の犬童一心監督が妻夫木聡と池脇千鶴主演で映画化したピュアで切ないラブ・ストーリー。ふとしたキッカケで恋に落ちたごく普通の大学生と不思議な雰囲気を持つ脚の不自由な少女、そんな2人の恋の行方を大阪を舞台にキメ細やかな心理描写と美しい映像で綴る。
美しい情景に乗せられ、淡々と語られる、どことなくリアルな愛の物語。
67位.シザーハンズ
エドワードは完成直前に博士が急死してしまった為、両手がハサミのままの人造人間である。丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。そうして家の中へ通された彼は、写真に写っているペグの娘キムに心奪われ、彼女に恋してしまうが・・・。
愛の物語。ティムバートン監督作品の中でもかなり好き。
66位.海の上のピアニスト
「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレが伝説のピアニストの半生を感動的に描いた人間ドラマ。1900年、大西洋上を行く客船の中で生後間もない赤ん坊が見つかった。その子供は、生まれた年にちなんで“ナインティーン・ハンドレッド”と名付けられるが、船内のダンスホールでピアノを聞いて育つうちに、驚くべき才能を発揮するようになる……。
ラストは切ないが、いいお話。
65位. グランド・ブダペスト・ホテル
1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。しかし、常連客のマダムD(ティルダ・スウィントン)が殺されたことでばく大な遺産争いに巻き込まれてしまう。グスタヴは信頼するベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)と一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡り……。
笑って、感動して、ちょっと泣いてと、良く出来たエンターテイメント良作。
64位.es[エス]
スタンフォード大学心理学部ではある実験をするため、被験者となってくれる男性を公募した。集まった20名ほどの被験者は無作為に「看守役」と「囚人役」に分けられ、学内に設けられた模擬刑務所に収容された。初めはそれぞれの役を演じるだけの簡単なアルバイトと誰もが考えていた。しかし、実験が進むうち、「看守役」の攻撃的な振る舞いはどんどんエスカレートしていき・・・。
心理実験を用いて、人の心の脆さを描いた傑作。
63位.はじまりのうた
第80回アカデミー賞歌曲賞を受賞した『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督が、同作に続いて音楽をテーマにして放つヒューマンドラマ。恋人に裏切られた失意を抱えながらバーで歌っていた女性が、音楽プロデューサーを名乗る男との出会いを通して思わぬ運命をたどる。主演は『つぐない』、『プライドと偏見』などのキーラ・ナイトレイと『キッズ・オールライト』などのマーク・ラファロ。キーラが披露する歌声や舞台となるニューヨークの街並みや、人気バンド・Maroon 5のアダム・レヴィーンの出演も見どころ。
爽やかな後味の映画。元気になりたい時には是非。
62位.樹の海
暴力団組織にそそのかされて5億円もの公金を横領、その後口封じのために殺され、樹海に遺棄された朝倉(萩原聖人)。しかし朝倉は奇跡的に一命を取り留めるが、犯罪者と成り果てた彼に行き場はなかった・・・。
萩原聖人が好きなので、ちょっと評価高めかも。でも心に残るいい作品です。
61位.鑑定士と顔のない依頼人
天才的な審美眼を誇る美術鑑定士ヴァージル・オールドマンは、資産家の両親が遺した美術品を査定してほしいという依頼を受ける。屋敷を訪ねるも依頼人の女性クレアは決して姿を現さず不信感を抱くヴァージルだったが、歴史的価値を持つ美術品の一部を見つける。その調査と共に依頼人の身辺を探るが・・・。
ミステリーの傑作。何となく微妙なタイトルで借りるのを躊躇ったが、良く練られた一作。ミステリー好きなら見なければ損。
60位.孤島の王
1915年、罪を犯した元船乗りの少年エーリングが、ノルウェー本土からバストイ島に送り込まれてくる。外界から隔絶されたその島には、11歳から18歳までの非行少年を更生させる施設があり、少年たちは過酷な重労働を課せられていた。反発と脱走を繰り返すエーリングの姿は、抑圧された少年たちの心を突き動かしていく。
隠れた名作。パッケージがダサくて借りるのを躊躇いそうだが、そこは目を瞑って借りてしまいましょう!
59位.ジャケット
1992年、湾岸戦争で頭部を負傷したジャック(エイドリアン・ブロディ)は後遺症で記憶障害になってしまう。帰国後、殺人事件に巻き込まれ精神病院に送られた彼は、拘束衣を着せられ死体安置用の狭い引き出しに閉じ込められるという実験的な治療を受ける。その治療で15年後の未来を垣間見たジャックは、まもなく自分が死ぬことを知る。
タイトルや説明からは想像がつかないが、タイムトラベルものの作品。
58位.ヒトラー ~最期の12日間~
1945年4月20日、ベルリン。ソ連軍の砲火を避けるために、ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)はドイツ首相官邸の地下要塞に退却していた。すでに正常な感覚を失っていたヒトラーは部下に実現不可能と思える作戦を熱く語っていた。
ホロコースト作品の中では、凄惨さはそれほどない。ブルーノ・ガンツは熱演。
57位.イミテーションゲーム
第2次世界大戦下の1939年イギリス、若き天才数学者アラン・チューリングはドイツ軍の暗号エニグマを解読するチームの一員となる。高慢で不器用な彼は暗号解読をゲーム感覚で捉え、仲間から孤立して作業に没頭していたが、やがて理解者が現れその目的は人命を救うことに変化していく。いつしか一丸となったチームは、思わぬきっかけでエニグマを解き明かすが・・・。
実話というのが、視聴価値を高める。天才アラン・チューリングの偉大な業績の一端に触れることが出来る。
56位.オール・ユー・ニード・イズ・キル
近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界にとらわれ、戦闘と死を繰り返す。そんな中、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会ったケイジは、彼女と一緒に何度も戦闘と死を繰り返しながら戦闘技術を向上させ……。
漫画も小説も読んだが、映画が一番出来が良い。ライトノベル原作だからと一歩踏み出せない方も、間違いなく満足出来る一作。
55位.テッド
いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、クリスマスプレゼントのテディベアと友人になれるように祈る。彼の願いが通じたのか、魂が宿り、唯一無二の親友テッドとなる。それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョンとテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる彼らに恋人ロリーはあきれ気味。ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫るが・・・。
テッド2も視聴済みだが、2より1の方が好き。ぶっ飛んでる感は1の方がちょうどよい。
54位.ユージュアル・サスペクツ
船舶の炎上事故を調べていた捜査官クラインは尋問していたヴァーバルから奇妙な話を聞かされる。6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められた5人が、釈放後、協力して宝石強奪を決行。ブツをさばくためにLAの故買屋と接触した5人は、そこで新たなヤマを依頼されるが、宝石と聞かされていた獲物は麻薬で、トラブルから相手を射殺してしまう。そして恐慌状態の彼らの前に、伝説のギャング“カイザー・ソゼ”の右腕と名乗る弁護士が現れたというのだ……。
53位.(500)日のサマー
運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる、ちょっぴりほろ苦くてユニークな恋愛コメディー。『セントアンナの奇跡』のジョセフ・ゴードン=レヴィットふんする男性の視点から、愛する人との異なる恋愛観に翻弄(ほんろう)される20代の男のリアルな姿をつづる。キュートな相手役には、『ハプニング』のゾーイ・デシャネル。初メガホンを取ったマーク・ウェブ監督はミュージック・ビデオ出身らしく、音楽から会話に至るまでセンスのいい演出が際立つ。
こころが温まる作品。
52位.インセプション
コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。
メメントを作った鬼才クリストファーノーランの作品。夢を独自の解釈で描いてる点は面白い。
51位. アバター
下半身不随になり、車いす生活を送るジェイク(サム・ワーシントン)は、衛星パンドラにやって来る。彼は人間とナヴィ族のハイブリッドであるアバターに変化を遂げ、不自由な体で単身惑星の奥深くに分け入って行く。慣れない土地で野犬に似たクリーチャーに襲われていた彼は、ナヴィ族の王女(ゾーイ・サルダナ)に助けられる。
内容ではなく、映像で驚く作品。実際3Dを見に行ったが、その凄さに圧倒された。本作は映像を楽しむ作品なので、内容の些細な部分について、あれこれいうのは野暮と割り切りましょう。
50位.ミスティック・リバー
ジミー、デイブ、ショーンの3人の少年たちが路上で遊んでいると、警官を装った誘拐犯が現れデイブだけを連れ去り、監禁し陵辱する。それから25年後、ジミー(ショーン・ペン)の愛娘が殺害され、刑事となっショーン(ケヴィン・ベーコン)が捜査にあたり……。
クリント・イーストウッド監督作品の中でも一番好きな作品。もし彼の作品が苦手な人でも本作は毛嫌いせずに見てみると、評価が変わるかも。
49位.ドニー・ダーゴ
1988年のある晩、高校生ドニー・ダーコの前に銀色のウサギが現われる。ドニーはウサギに導かれるようにフラフラと家を出ていく。そして、ウサギから世界の終わりを告げられた。あと28日6時間42分12秒。翌朝、帰宅してみると、ジェット機のエンジンが落下していてドニーの部屋を直撃していた。九死に一生を得たドニー。その日から彼の周囲では、不可解な出来事が次々と起こり始めた。
切ない映画。言われてるほど難解な映画では無いので、敬遠している方は是非。
48位.メン・イン・ブラック
協定に基づき地球に侵入して来た異星人の監視を行う秘密組織MIB(メン・イン・ブラック)エージェントの活躍を描いたコメディ・タッチのSFアクション映画。NY市警の警官ジェームズは逃走中の犯人が人間でない事を知るが、その記憶は警察署に現れた黒服の男“K”によって消されてしまう。“K”はMIBと呼ばれるエイリアン監視組織の一員だった。ジェームズの腕を認めた“K”は彼を組織にスカウトし、二人は地球に無断で侵入して来た昆虫型エイリアンの追跡を開始する。
娯楽映画の代表格。頭空っぽにして見れます。
47位.戦場のピアニスト
1940年、ドイツ占領下のポーランド。ユダヤ系ピアニスト、シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)は家族と共にゲットーへ移住。やがてユダヤ人の収容所移送が始まり、家族の中で彼だけが収容所行きを免れた。食うや食わずの潜伏生活を送るある日、遂に1人のドイツ兵に見つかる。
最後のシュピルマンの演奏シーンは鳥肌もの。
46位.グッバイ、レーニン!
1989年、東ベルリン。テレビ修理店に勤める青年アレックス。彼の父は10年前に家族を捨て、西側に亡命した。一方、母クリスティアーネは、その反動からますます愛国心を強めていく。そんなある日、秘かに反体制の考えを持っていたアレックスが反社会主義デモに参加。その結果、警察と衝突するところを偶然目撃したクリスティアーネはショックで心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊、統一ドイツは資本主義国家となる。やがて8ヶ月後、クリスティアーネは奇跡的に覚醒するのだが・・・。
東西ドイツの作品としては外せない1作。あの頃のドイツは障害が大きく様々なドラマが生まれている為、題材にした名作が非常に多い。
45位. アイデンティティー
激しい豪雨が降り続く夜、人里離れた一軒のモーテル。管理人がくつろいでいるところへ、ひとりの男が飛び込んでくる。彼、ジョージは息子ティミーを伴い、交通事故で大ケガをした妻アリスを運び込む。救助を要請しようとするが電話は不通だった。アリスをはねたのは女優キャロラインの運転手で元警官のエド。彼は病院へ向け車を走らせるが、途中で立ち往生し、やむなくモーテルへ引き返すことに…。ある時、ある一室で、既に死刑判決の下った事件について再審理が行われようとしている・・・。
ラストの結末に度肝を抜かれる一作。サスペンス系の作品ではかなりしっかり練られて作り込まれている作品。
44位.ロード・オブ・ザ・リング
指輪の力に支配された中つ国では一人の勇者が闇の冥王サウロンの指を切り落とし、国を悪から救った。それから数千年の時を経た中つ国第3世紀。ある時、指輪がホビット族の青年フロドの手に渡る。しかし、指輪を取り戻そうとするサウロンの部下が迫っていた。世界を守るためには指輪をオロドルイン山の火口、“滅びの亀裂”に投げ込み破壊するしか方法はない。そこでフロドを中心とする9人の仲間が結成され、、遥かなる冒険の旅に出るのだった・・・。
偉大な原作の映画化だが、非常によく出来ている。
43位.灰の記憶
1944年、アウシュビッツ強制収容所。ホフマンは、“ゾンダーコマンド”として働いていた。見返りは4ヵ月の延命。一方で彼は、同じユダヤ人であるアブラモウィックスや軍需工場で働く女囚らと焼却炉の破壊を計画していた。それは、彼らにできる最後の抵抗だった。そんなある日、ホフマンはガス室で奇蹟的に生き残った少女を発見する。ニスリ医師の手当で一命を取り留めたその少女を、彼は危険を承知で匿うのだった…。
救いのない映画だが、ホロコーストの事実をきちんと描いた作品としてとても優秀。陰鬱な雰囲気が漂い、胸を抉られるようなラストだがそれでも見てよかったと思える、希少な作品。
42位.ファーゴ(FARGO)
カー・ディーラーのランディガードは借金返済のために自分の妻ジーンを誘拐し、会社のオーナーでもある義父から身代金をいただこうと考えた。誘拐を実行するのは、妙な二人組、カールとグリムスラッド。だがジーンを自宅から誘拐した二人は、隣町ブレイナードまで逃げたところで、停車を命じた警官と目撃者を射殺してしまう。ブレイナードの女性警察署長マージは事件を追ってミネアポリスに赴くが、その間にも狂い始めた誘拐計画は次々と犠牲者を産んでいく……。
ノンフィクションと見せかけて、フィクションなのがこの映画の最大のジョークポイント。でも、本当にこういうぶっ飛んだ犯人が居てもおかしくないよねと思わせるところが凄いところ。
41位 .おおかみこどもの雨と雪
19歳の大学生花は、あるときおおかみおとこと運命的な恋に落ち、やがて雪と雨という姉弟が誕生する。彼らは、人間とおおかみの両方の血を引くおおかみこどもとしてこの世に生まれたのだが、そのことは誰にも知られてはならなかった。人目を忍びながらも家族四人で仲良く都会の一角で暮らしていたが・・・。
細田監督の作品。他サマーウォーズや時をかける少女、バケモノの子などあるが、本作が一番好き。
40位.レ・ミゼラブル
1815年、ジャン・バルジャンは、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌと知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい・・・。
恥ずかしい話で原作未読だが、感動して画面が見えなくなった映画。ミュージカルと群像劇の融合が美しい。
39位.告白
とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく・・・。
邦画があまり好きではない私が魅入った作品。緻密なプロットを元に描かれた、切ない復讐劇。
38位.クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦
しんのすけは家の庭で妙な古い手紙を見つける。しかも、その手紙を書いたのは他ならぬしんのすけ本人。しかし、そんな手紙を書いた記憶がなく内容を読んでもちんぷんかんぷん・・・。そして、知らぬ間に戦国時代へとタイムスリップしてしまう。そこで、偶然出会った侍、井尻又兵衛由俊を助けてしまい・・・。
笑って泣ける、クレしんの代表作の内の1本。クレヨンしんちゃんが生理的に無理な方も是非見て下さい。多分評価ががらっと変わります。
37位.テシス 次に私が殺される
実際の殺人映像=スナッフ・フィルムを題材にしたサスペンス・スリラー。映像学科の女子大生アンヘラの担当教授が殺され、現場に居合わせた彼女は教授の見ていたビデオテープがスナッフ映像であることを知る。同じ学科のオタク青年とともに調査を進めるうちに、大学の書庫にスナッフ・ビデオが大量に隠されていたことを知るが・・・。
超名作サスペンススリラー。淡々と流れる時間の中、人間の狂気の一端が余すところなく描かれている。
36位.ライフ・イズ・ビューティフル
1939年、ユダヤ系イタリア人のグイドは、小学校の教師ドーラに恋をする。彼の純粋さに惹かれた彼女は結婚を承諾。やがて可愛い息子も生まれ、3人は幸せな日々を送っていた。そんなある時、彼らに突然強制収容所への収監命令が下る・・・。
ホロコースト映画の名作。
35位.ビックフィッシュ
ジャーナリストのウィル(ビリー・クラダップ)とジョセフィーン(マリオン・コティヤール)の結婚式で、ウィルの父親エドワード(アルバート・フィニー)がウィルの生まれた日に釣った巨大魚の話を始めるのだが・・・。
心温まる、本当に素敵なお話。空想の素晴らしさを教えてくれる。
34位.ファイトクラブ
空虚な生活を送るヤング・エグゼクティブのジャックは、謎の男テイラーに導かれ、謎の組織「ファイト・クラブ」のメンバーになる。そこは拳のみを武器に闘いを繰り広げる、壮絶な空間だった。血飛沫が飛び散る拳闘シーンの迫力もさる事ながら、圧倒的な印象を残すのは「セブン」のデヴィッド・フィンチャー監督による映像の洪水。世紀末のカオスを”体感“できる一作だ。
正しく、カオスを体感する映画。大量に引かれた伏線は初見でも必要個所は理解可能だが、繰り返しの視聴に耐えうるほど、多く引かれている。漫画版のファイトクラブ2が現在本国にて連載中とのことで、先行きも気になるところ。
33位.羊たちの沈黙
若い女性を殺害しその皮を剥ぐという猟奇事件が続発。捜査に行きづまったFBIは、元精神科医の殺人鬼ハンニバル・レクターに示唆を受けようとする。訓練生ながらその任に選ばれたクラリスは獄中のレクターに接触する。レクターはクラリスが、自分の過去を話すという条件付きで、事件究明に協力するが・・・。
往年の傑作サスペンススリラー。現在の映像とも大きく遜色はないので、昔の映画だからと尻込みしている方は是非見てみて下さい。
32位.プリデスティネーション
1970年、ニューヨーク。とあるバーを訪れた青年ジョンは、バーテンダーに自身が歩んだ人生を語る。それは女性として生まれて孤児院で育ち、付き合っていた流れ者との子を宿すも彼に去られ、さらに赤ん坊を何者かに誘拐されたという壮絶なものだった。それを機に男性として生きることを選んだジョンに、バーテンダーは未来からやって来た時空警察のエージェントだと明かす・・・。
普通のサスペンスだと思ってみると腰を抜かすレベルの作品。綿密に組まれたタイムラインに目を奪われること間違いなし。
31位. エスター
子どもを流産で亡くしたケイトとジョンは悪夢とトラウマに苦しみ、夫婦関係も限界を迎えていた。以前の幸せな日々を取り戻そうとした彼らは養子を取ることに決め、地元の孤児院を訪問。そこで出会ったエスターという少女を養女として迎え入れる。
切ない物語。エスターがどのような思いで生きてきたかを考えさせられる映画。
30位.パンズ・ラビリンス
1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリアは、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。
ただのファンタジーかと思いきや、少なくともまだ死生観が未発達な子供がみるべきではない映画。美しい映像と、その根底に流れる陰鬱な現実が視聴者の心を捉えます。
29位.パルプ・フィクション
異色のバイオレンス・アクション。強盗の計画を立てているカップルを導入部に、盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。ボクシングの八百長試合で金を受け取るボクサーのブッチ。誤って人を殺し血塗れになった車の処理に右往左往するビンセントとジュールス。ギャングのボス、マーセルスを軸としたこれらの物語がラストに向けて収束していく……。
20数年前の映画だが、今でも普通に楽しく見れる映画。
28位.イントゥ・ザ・ワイルド
大学を優秀な成績で卒業したクリス(エミール・ハーシュ)は車や財布を捨て、自由を手に入れるための放浪の旅に出る。労働とヒッチハイクを繰り返し、アメリカからアラスカへと北上。アラスカ山脈の人気のない荒野へと分け入り、捨てられたバスの車体を拠点にそこでの生活をはじめる。
自分探しの旅と言えばそれまでだが、それは誰の心にも、ひとかけらくらいは存在しているのではないのだろうか。放浪の旅の末のラストシーンは必見。
27位. ミッション:8ミニッツ
シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。爆破犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出すという任務遂行のため、軍のエリート、スティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)が選ばれる。事件の真相に迫るため何度も8分間の任務を繰り返すたび、彼の中である疑惑が膨らんでいく。
タイムループ映画の傑作。ラストシーンももちろん良いが、私はグッドウィンの一言に不意に涙がこぼれた。
26位.タイタニック
1912年、イギリスから豪華客船タイタニックが処女航海に出発した。新天地アメリカに夢を抱く画家志望の青年ジャックは上流階級の娘ローズと運命的な出会いを果たし、二人は互いに惹かれ合う。しかし、航海半ばの4月14日、タイタニック号は氷山と接触。船は刻一刻とその巨体を冷たい海の中へと沈め始めていた・・・。
恋愛映画の名作。何故かたまに見返すとセプテントリオンを思い出すのは秘密。
25位.アバウト・タイム ~愛おしい時間について~
恋人のいないティムは21歳の誕生日に、父親から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。恋人を得るためタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリーと恋をする。しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、そもそもメアリーと出会っていなかったということになってしまい・・・。
この物語はタイムトラベルは味付け程度で、純粋に愛の物語を描いてます。平凡な優しい日々が改めていいなと思える作品。
24位.シンドラーのリスト
ユダヤ虐殺をまのあたりにしたドイツ人実業家オスカー・シンドラーは、秘かにユダヤ人の救済を決心する。彼は労働力の確保という名目で、多くのユダヤ人を安全な収容所に移動させていくのだが・・・。
涙なしには見れない作品。非常に長い本作だが、ホロコースト作品を見たことが無い方は、まずは本作から見る事を強く推奨します。
23位.パプリカ
夢に入り込んで患者の治療を行う装置“DCミニ”が盗まれ、精神医療総合研究所に勤める若きサイコ・セラピストの千葉敦子は、“DCミニ”開発者の時田とともに島所長の元へと集まる。しかし、所長の島が突然、意味不明な内容の演説をとうとうと語り出す。“DCミニ”を盗んだ者たちによる夢の侵略が現実のものとなり始め・・・。
今敏監督作品。『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』など他にも名作はあるが、個人的に本作が一番好き。
22位.ズートピア
ハイテクな文明を誇るズートピアには、さまざまな動物が共存している。そんな平和な楽園で、ウサギの新米警官ジュディは夢を信じる一方、キツネの詐欺師ニックは夢を忘れてしまっていた。そんな彼らが、共にズートピアに隠された事件を追うことになり・・・。
最近の作品だが、往年のピクサー作品と比べても遜色ない素晴らしい出来。美しい映像は映画館で見るとより効果的。
21位.シャッターアイランド
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズは、この孤島の怪しさに気付き始める・・・。
2回目見る方が面白い稀有な映画。1度目はラストの展開に驚き、2度目は張られた複線に驚く映画。
20位.17歳のカルテ
精神療養施設・クレイモアへと送られる事になったスザンナは、自分より更に深い心の闇を抱えた患者達とかけがえのない時間を過ごす事になる・・・。
療養施設におけるそれぞれの心の動きを非常に丁寧に描いた作品。ラストの全てをぶちまけるシーンは圧巻。
19位.バタフライ・エフェクト
過去に戻って現在、未来の出来事を変えることができる青年を描いたSFスリラー。『ジャスト・マリッジ』のアシュトン・カッチャー主演作。共演は『ラットレース』のエイミー・スマート。ノンストップで繰り広げられるストーリー展開と驚愕のラストは必見。
タイムトラベル物を見る時は、常に本作を考えるようになったほど、影響を与えられた作品。ラストは切ないが絶対に見た方が良い作品。
18位.メメント
発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまうという記憶障害に見舞われた男が、最愛の妻を殺した犯人を追う異色サスペンス。ある日、何者かが家に侵入し、妻がレイプされたうえ殺害されてしまう。彼は記憶を消さないためポラロイドにメモを書き、体にタトゥーを刻みながら犯人の手掛かりを追っていく・・・。
非常に練られたプロット。普通であろうとする悲しい男の物語である。
17位.CUBE
ある日突然、密室に閉じこめられた6人の男女。それは正方形の巨大な立方体だった。いったい何のために作られたものなのか、なぜ自分たちが閉じこめられたのかは誰も知らない。脱出方法は6つあるハッチのいずれかを選び、同じ立方体でつながっている隣に移動しながら出口を探す以外ないが、いくつかの部屋には殺人トラップが仕掛けられていた。
ソリッドシチュエーションスリラーのパイオニア。続編は駄作だが、本作は非常によく出来ている。熱狂的ファンが現れたのも頷ける出来。
16位.アメリ
小さい頃から空想の世界が一番の遊び場だったアメリ。そんなアメリも自分の幸せにはまったく無頓着。ある日、不思議な青年ニノに出会ったアメリはたちまち恋に落ちてしまうのだったが、アメリは自分の気持ちを素直にうち明けることが出来ないでいるが・・・。
一風変わった恋愛映画。だが、私はこれ以上面白い恋愛映画をまだ見たことがない。ヒューマンドラマが好き、恋愛映画が好きな人は絶対に見てほしい一本。
15位.トイストーリー
カウボーイ人形のウッディはアンディ少年の大のお気に入り。だがそれも誕生日プレゼントでアクション人形バズ・ライトイヤーを手にするまでの事だった。NO.1の座を奪われたウッディは何とかバズをこらしめようとするが・・・。
ピクサーの傑作。1は何度観たか分からないほど見直しました。3は泣けます。大人ほど見てほしい。トイストーリーは3で完結ですが、現在4を作成中で2017年に公開予定なので非常に楽しみ。
14位.クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲
春日部に誕生した“20世紀博”。そこはひろしやみさえたちが育った70年代のテレビ番組や映画、そして暮らしなどを再現した懐かしい世界にひたれるテーマ・パークだった。大人たちは子供そっちのけで“20世紀博”に熱中していくのだったが……。
笑って泣ける、エンターテインメント傑作映画。
13位.ブラック・スワン
ニナは、踊りは完ぺきで優等生のような女性。監督のトーマスは、花形のベスを降板させ、新しい振付で新シーズンの「白鳥の湖」公演を行う。そしてニナが次のプリマに抜擢される。気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。
狂気の世界を映像に非常に上手く落とし込んでいる。
12位.ガタカ
遺伝子操作により管理された近未来。宇宙飛行士を夢見る青年ビンセントは、劣性遺伝子のため希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ビンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。そうして、ジェロームの遺伝子を借りてエリートとなったビンセントは、宇宙飛行施設“ガタカ”に潜り込む・・・。
SFの傑作映画。近未来、遺伝子操作された社会において、努力の先に無限に広がる可能性を示したビンセントにあなたも涙するはず。
11位.千と千尋の神隠し
両親と共に引越し先の新しい家へ向かう10歳の少女、千尋。彼女はこれから始まる新しい生活に大きな不安を感じていた。やがて千尋たちの乗る車はいつの間にか“不思議の町”へと迷い込んでしまう。その奇妙な町の珍しさにつられ、どんどん足を踏み入れていく両親。が、彼らは“不思議の町”の掟を破ったために豚にされてしまい・・・。
ジブリの名作ファンタジー。ジブリはこれ以外にもお勧めは沢山あるが、一番はやはりこれ。
10位.冷たい熱帯魚
熱帯魚店を営んでいる社本と妻の関係はすでに冷え切っており、家庭は不協和音を奏でていた。ある日、彼は人当たりが良く面倒見のいい同業者の村田と知り合い、やがて親しく付き合うようになる。だが、実は村田こそが周りの人間の命を奪う連続殺人犯だと社本が気付いたときはすでに遅く、取り返しのつかない状況に陥っていた。
邦画の中で、圧倒的驚きをくれた一作。埼玉愛犬家連続殺人事件を元に描かれた映画。
9位.ベンジャミン・バトン 数奇な人生
80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン。時間の流れを止められず、誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、時間を刻んでいくが……。
観ると自分の人生を振り返ることが出来る作品。ラストシーンは毎回見ると何故か涙がこぼれる。デヴィット・フィンチャー監督作品の中でも本作が一番好き。
8位.善き人のためのソナタ
シュタージの局員ヴィースラーは、劇作家のドライマンと恋人で舞台女優のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。ヴィースラーは盗聴器を通して彼らの監視を始めるが、自由な思想を持つ彼らに次第に魅せられ……。
最後のヴィースラーの言葉に全て込められた映画。毎回、ラストで彼の一言を聞くと不思議と目から涙がこぼれる。
7位.マトリックス
「バウンド」で監督デビューを果たしたウォシャウスキー・ブラザースによる新感覚のSFXで彩られた重厚かつスタイリッシュなアクション巨編。ニューヨークの会社でしがないコンピュータプログラマーとして働くトマス・アンダーソンには、裏世界の凄腕ハッカー“ネオ”というもうひとつの顔があった。ある日、“ネオ”はディスプレイに現れた不思議なメッセージに導かれるまま、謎の美女トリニティと出会う。そして彼女の手引きによってある人物と接見することになった・・・。
たまに見返しても、本作が17年以上前の作品とは思えない完成度。ビジュアルも素晴らしい。
6位.きっとうまくいく
行方不明だったランチョーが街に戻ってくると聞き、ファルハーンとラージューは母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピアが接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。
娯楽作の中に、しっかりとテーマを盛り込んでおり、笑って泣ける傑作に仕上がっている一作。これをみてインド映画を観るようになったほど良く出来た名作。現在上映中の同監督の『PK』も非常に気になるところ。
5位.フォレスト・ガンプ/一期一会
知能指数は人より劣るが、足の速さとその誠実さは天下一品という一風変わった主人公フォレスト・ガンプの半生を、時代を象徴する“事件”とヒット・ナンバーで綴った心暖まるヒューマン・ファンタジー。
何度観ても面白い映画。フォレストのキャラがよく立っており、映画内で輝く様を見るのが心地好い。
4位.SAW
老朽化したバスルームで目覚めた2人の男、ゴードンとアダム。足には鎖、2人の間には自殺死体。部屋にはいくつかアイテムがあり、その中から2人は自分たちがおかれている状況を把握しようとするが……。
長く続くシリーズの第一作目。文句なしに面白い。スリラー映画でこれを超える作品にまだ私は出会っていない。2作目、3作目と段々グロさが増し、物語が複雑になるが、私はFinal以外は好き。
3位.魔法少女まどか☆マギカ
温かな家族や親友に囲まれ、平穏な日々を送る鹿目まどか。そんな中、暁美ほむらという少女が転校してくる。とある晩に夢の中で出会った少女と彼女の容姿が同じことに気付いたまどかは、ほむらから謎の言葉をささやかれて困惑する。そんなある日、奇妙な生物を襲うほむらを見掛けたまどかは、彼女を止めようとするうちに異様な空間へと迷い込み、恐ろしいクリーチャーに囲まれる。そのとき、まどからの前に魔法少女を名乗る巴マミが現われる・・・。
名作。アニメ版からの移植であるが、私は映画版の方が好き。始まりの物語、永遠の物語、叛逆の物語と3編あるが、永遠の物語のラストでは私はずっと涙しながら画面を見ていた。絵で毛嫌いしている人もいるだろうが、そういう人にこそ観てもらいたい一作。
2位.インターステラー
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアが抜擢される。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。
この映像を映画館で見れなかったことをただただ後悔。それほどに素晴らしい映画。映像美もさることながら、人物の葛藤や心の動きもしっかりと表現出来ている。
1位.ショーシャンクの空に
妻とその愛人を射殺したかどでショーシャンク刑務所送りとなった銀行家アンディ。初めは戸惑っていたが、やがて彼は自ら持つ不思議な魅力ですさんだ受刑者達の心を掴んでゆく。そして20年の歳月が流れた時、彼は冤罪を晴らす重要な証拠をつかむのだが……。
私はまだ、これを超えるヒューマンドラマ映画を見たことがない。傑作映画。
まとめ
映画は他に色々まとめていましたが、一気に110作品作るのは中々大変だった・・・。でもなんだかんだで面白かったです。正直映画はおすすめがあり過ぎて、110作品くらいでは収まらないのですが・・・(笑)
その内観た映画が溜まってきたら、また更新しますので、たまに遊びに来てくれたら幸いです。
【追記】
2016/11/4に退院しましたが、退院後弱った状態の時に、メニエールが発症したりとかなりハードモードな状態でした・・・。
まだ治ってはいませんが、ようやく少し落ち着いてきたので、またボチボチ更新していきます。
ご心配をおかけし大変申し訳ございませんでした。次回は近況報告及び入院中の出来事についてまとめたエントリーを描く予定です!多分!
ネタ記事もネタはあるんだけど、体力が・・・、でもその内書きたいなぁ・・・。