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9月17日
車で走っていった先は南伊豆だった・・・ 「あ、おうちがないわ・・・・・」 御影石のご門とママと触れた木と 更地をみつめていた・・・ 4年ほど前、ここで暮らしていたお母様と同居することにした所有者が、この生家を「別荘代わりに使用してくださらない?」というお話を、ここでお食事をご馳走になりながら、所有者夫妻とママと私は楽しくお話していた 「この海岸は昔の鵠沼に似ていることよ・・・ 「ママと穏やかに暮らしたい」と言ってくれても、最近のえーこは紛争ばかりね・・・ ママはえーことここで静かに暮らしたいわ・・」 そして 昨年、ママ(重篤な)との在宅に向けて、医療実習に明け暮れていたころ、所有者と再び話し合っていた・・・ 「長くても半年かもしれない。三ヶ月 とかひと月・・、 もしかしたら数日なのかもしれない・・・ 裁判からも仕事からもすべて離れて、ママが「暮らしたい」と言ってくれたあの浜辺の前の小さなおうちでみとるまでの期間を暮らしたいのです 離ればなれのまま、鉄の壁に囲まれた病室で、ひとりぼっちで最後だなんて絶対にいや・・ リクライニングの車椅子を使用できるようにリフォームしたい」 と決まっていた・・・ だけど、昨秋「必要なくなった」ことを伝えた・・・ あの頃のママの笑顔も、楽しく語りあったあの思い出も、最後の希望を託したこの地も、みんな遠い4年前の記憶となっていた・・ もうすぐ彼岸入りだね・・・ 「海の前のおうちに連れて行ったって、お母様にはもう見えないかもしれないでしょう・・・波音だって聞こえないかもしれないでしょう・・・」 「それでもいいじゃん。海風だけだっていいじゃん。わたしがそれでもいいって言ってるんだからいいでしょ!」・・って 介護力の面から、みんなにあれだけ反対されても、この海の前の小さなおうちで、最後は誰にも邪魔されず、ママだけを見つめて静かに暮らしたかった・・・ 17日は台風中継のような大雨だったから、上げ潮で浜がなくなっていたけどね・・ ほんとは、白浜が広がってお水はコバルトグリーンっていう感じなんだ〜 ここに暮らして、 この小さな浜辺に、毎日車椅子で連れていってやりたかったんだ・・ 結局、暮らせなかったけどね・・・ 最後なんて、最先端医療は必要ないから、訪問看護師とヘルパーはいるけどクリニックの医師でじゅうぶんだし、、 毎日汗だくになって医療実習を頑張っていたけど、それも叶わなかったら理想になっちゃったね・・・ もし、あの小さなおうちが、空き家のままあったらあったで寂しかっただろうし・・・ (友達) 更地でいいんじゃない・・ 思い出はえーこの心にしまっとけばいいんじゃない・・ https://youtu.be/EKZKm7Pvw5E |
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