秋の京都といえば紅葉です。京都の紅葉は気温の寒暖差や水質の良さも影響して、日本全国でも最も美しいと言う人もいます。
秋の京都といえば紅葉シーズン真っ盛で、有名な紅葉スポットはどこも全国各地からの観光客でごった返しています。紅葉を見に行ったのに結局見たのは人ばっかり、ということもあるかもしれません。でも、せっかく京都に出かけたのですからゆっくりと紅葉を見たいものです。
そこで、混雑を避けて、観光シーズンの秋の京都でもゆったりと紅葉を楽しめる、とっておきの穴場スポットをご紹介します。
京都の穴場紅葉スポット
真如堂
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真如堂は正式には真正極楽寺という天台宗の寺院です。三重塔の周辺には大きなもみじの木が多く、境内はとても美しく彩られます。
11月は「観経曼荼羅特別公開」も開催されていたり、15日には「お十夜結願大法要」が営まれたりとイベントも盛りだくさんです。
すぐ近くには金戒光明寺や山頂に素敵なカフェのある吉田山があったりと、一日かけてじっくり散策したくなるエリアです。
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愛宕念仏寺
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嵐山、嵯峨の巡りの始発点が愛宕念仏寺です。山際に面しているので隠れた紅葉スポットとなっています。
一般拝観者が彫ったと言われる1200もの石の羅漢は同じ顔が一つもなく、個性豊かな顔が並びます。
観音堂の背に赤く染まったもみじが色付き、石の羅漢の頭に散り紅葉がつもる秋の風景です。
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おたぎねんぶつじ, Otagi Nenbutsu-ji Temple
蓮華寺
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蓮華寺は国道367号線で八瀬に入る手前にあるお寺です。
門をくぐり庫裏へと続く参道の、大きな銀杏の落ち葉とモミジとのコントラストの美しさは最高です。
特徴は少し縦長の灯籠。これは「蓮華寺形灯籠」という独自のものだそうです。
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勧修寺
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地下鉄東西線小野駅から徒歩6分ほどの所にある勧修寺は、氷室池を中心とする大きな庭園が魅力です。
勧修寺の優美な佇まいと紅葉の色彩による雰囲気は何とも言えません。
地下鉄からのアクセスが良いのですが、京都中心部からは少し離れているため、あまり混雑もなく、ゆっくりと紅葉を楽しむことができます。
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雲龍院
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雲龍院は、にぎやかな観光スポットより静かな場所を楽しみたいという方に向いている空間です。
室内から見るお庭がとても素敵です。さらに障子の隙間から見る紅葉には言葉が出ません。
ライトアップも実施されていて、お茶とお菓子をいただきながら静かな秋の夜を楽しめます。
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常照寺
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常照寺は、京都市バス「源光庵前」から徒歩2分のところにあります。
吉野門の前で大きく色づく紅葉を始めとして、境内のいたるところが紅葉の観賞スポットです。
京都で紅葉の写真を撮るのに常照寺はおすすめです。
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実相院門跡
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門跡とは、皇族や公家の師弟が住する寺院のことをいい、格の高い寺院です。
実相院では意外な演出の紅葉を楽しむことができます。
それは瀧の間から見る通称「床もみじ」。なんと床に紅葉が写るのです。
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源光庵
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源光庵は光悦寺や常照寺などの名所も多い鷹峯エリアにある曹洞宗のお寺です。
天井は伏見城の遺構でもあり、当時自決した武士たちの血の跡が残る「血天井」も有名です。
そして有名なのは悟りの窓、迷いの窓のふたつの窓です。ここから眺める庭園の紅葉が絶景です。
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等持院
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等持院は足利氏の菩提寺であり、足利尊氏の墓所としても知られる、知る人ぞ知る紅葉の名所です。
枯れ山水庭園で真っ赤な紅葉が色付きます。そのほか庭園内には2つの池があり、池の周りを歩きながら色鮮やかな紅葉が楽しめます。
また、受付を済ませると、すぐに大きな達磨図が見えます。この達磨は、嵐山の天龍寺にも同じものがあります。
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鹿王院
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多くの重要文化財を持つ鹿王院は、嵐山から少し離れた位置にあります。嵐山からわずか2駅ですが離れているため、それほど混雑しておらず、穴場スポットと言えます。
おすすめの景観スポットは、鹿王院ヘ向かう参道です。赤、黄色のグラデーションに思わずうっとりします。
参道から庭園へ入ると舎利殿があり、紅葉と重なるコントラストが見所です。
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