以前、紹介したことがある『豚キムチスンドゥブ』を作りたかったのですが、あいにく豚肉がありませんでした。
そこで、冷蔵庫をのぞいたところ、しらすが…。いつもは、豚肉を入れる代わりに、しらすを入れてみたのです。
ひと通り具材を入れて煮込み、味見したところ、ビックリするくらいの魚介の旨味が口の中に飛び込んできたのです。まるで、海老もほたても存在感たっぷりの大魚もアレもコレも入れて出汁をとったような…。
いつも、お店で食べる「豚キムチスンドゥブ」に近づけようとして、なんとかして簡単にもう少し深みのある味にしたいと、作る度にいろいろ足したりしていました。コチュジャンを足してみたり、ピーナッツバターを足してみたり…。こちらもおすすめですが、今回のしらすの旨味の倍増感は、その比になりません。
【作り方】
①鍋にごま油を熱し、しらすをカリカリ気味に炒め、さらにキムチを加えて炒めます。
②水・鶏がらスープの素と、食べやすい大きさに切った豆腐・白菜・ねぎ・ミニとまとを入れて、柔らかくなるまで煮込みます。
③飾りにキムチ・ねぎ・ミニとまとを乗せて完成。
【使った材料(1人用鍋1つ分)】
・しらす(大さじ3くらい)
・キムチ(大さじ3くらい)
・鶏がらスープの素(大さじ1)
・水(150cc)
・豆腐(2分の1丁)
・白菜(3枚)
・ねぎ(4分の1本)
・ミニとまと(4個)
・ごま油(大さじ1)
ミニとまとは、冷蔵庫にあったものをたまたま入れてみたのですが、よく調べてみたところ、とまとは「うまみ成分」である「グルタミン酸」「アスパラギン酸」の宝庫だそうなので、旨味倍増に効果を発揮してくれたのかもしれません。
作っていて、具材を入れてひと通り煮込んだ後、コチュジャンとピーナツバターを加えようと思っていたのですが、その必要もないほど旨味たっぷりのおいしさでした。今度、豚肉を入れて作る時にも、しらすは使おうと思います。