どうもスーです。今回はマンガでわかるD・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」の紹介です。マンガでわかるシリーズを何冊も買っているのですがこの本は本当におすすめできる本です。僕が体調を崩し悩みに明け暮れていたときに手にした本です。このシリーズは全3巻ありますがどの作品も内容が濃くストーリーも見入ってしまいます。作画もかなりキレイなので何回でも読み返したくなる本ですね。こずえちゃんは可愛い。
本のあらすじ
大学生のこずえと、家業の電器店を手伝う兄・悦郎。
ある日、目にした芸姑の世界に魅せられ、二人の人生が動き始める。
そんなときD・カーネギーの人生哲学が、人を動かす知恵と、悩みに別れを告げ自分らしく生きるための習慣を二人に授けたのだった。
一番左の本が1巻で表紙の真ん中の子がこずえで左上にいるのが兄の悦郎です。
兄の悦郎の隣にいるのは芸姑の市子です。こずえがある日芸姑さんに魅了され後にアルバイトとして雇われることになります。その経験から人との関わり方、人が抱える悩みとの向き合い方について学んでいく物語となります。
分かったこと
デール・カーネギーってどんな人?
デール・カーネギーは人間関係の問題を解決したり自己実現に成功する生き方を説いたアメリカ人で「人を動かす」と「道は開ける」の著者です。人間関係の神様とも呼ばれています
人を動かすには相手を理解することが大切
人は「自分に注目してほしい」、「重要な存在として扱ってほしい」という気持ちを持っています。例えば部下がちょっとしたミスを連発しているとします。ただ単に非難したのでは部下の行動を変えることができません。そこで「どうしてそのようなことをするのか」を相手の立場に立って接すれば部下の行動も変えることができるでしょう。人の心を強制することはできませんが自分の工夫次第では相手の力を引き出すことが可能となってくると思います。
人に好かれるには6つの原則がある
他人に対し、心からの関心を寄せる
相手を理解するために時間を費やし、心を傾ければ、相手も興味を持ってくれます。
常に笑顔をわすれない
笑顔は人の心を強く動かします。相手からの好意も引き出しましょう。
名前をきちんと覚える
自分の名前は本人にとって最も馴染みのある大切で心地よい言葉です。相手への関心を伝えられます。
まずは話をよく聞く
人間は自分について話したくなるものです。そのため、興味を持って話を聞いてあげると「話していて楽しい」と思ってくれます。
相手の関心事を話す
相手の関心事に関して話をすれば、自分の世界が広がるとともに相手から好感が得られます。
重要人物として接する
相手を尊重し、心からの感謝や賞賛を伝えることが重要です。
自分に誤りがあれば相手より先に自分で言ってしまう
自分に誤りがあることがわかっているのであれば相手より先に自分で言ってしまうのがよいでしょう。先に言ってしまえば相手から言うことはなくなり、こちらの誤りを許す態度に出るでしょう。
前に進むしかないのに踏み出せないときのコツ
今起こり得る最悪の事態を考えてみるというものです。作中では家業の電器屋を手伝う兄・悦郎の父が突然事故に遭い、今までやったことがなかった仕事を悦郎一人で1ヶ月電器屋を任せられることになります。ここで考えられる最悪のケースが「悦郎の父が他界」したり「経営が悪化しそのまま倒産」となりますが1ヶ月の運営だけではそこまで最悪の事態になることは考えにくいです。最悪をあらかじめイメージしておくことで「そこまで酷くはならないな」と気持ちに余裕ができます。予め余裕が持てると前に進む勇気が湧いてきますよね。
周囲の条件だけで人間の幸福や不幸が決まるわけではない
結局自分自身がどのように捉えるのかであって周囲の状況に対する反応を変えることで感情をコントロールすることができます。外部の条件は関係がなく気持ちの持ちようこそが大事です。
感想
人と関わるときに相手の気持ちを考えて行動することの大切さがよくわかりました。当たり前のようにみえて段々と見えなくなってくることがあると思います。常に上から目線でものを言うのではなく相手を尊重しお互いが理解し合える環境を作っていけるのが理想ですね。
道は開けるの方では誰もが抱える悩みについての考え方が書かれております。読んでいて感心したのは起きたことに対して後悔する暇があるのなら未来を変えるための方法を考える事です。過去は変えられませんが未来を変える方法ならいくらだってあります。だからこそ今から動き出すことが大事になってくるんでしょうね。