2016-11-09

三十代になってやっと似合う口紅の色がわかった

今までいろんな色を試してきたがことごとく似合わず、私は口紅をしてはいけない女だと思っていた。

初めて口紅を使ったのは十代後半の頃、母親の真っ赤な口紅を借りて撃沈。

原色危険だと知った私は、次に薄めのピンクを選んだ。が、これもオバケQちゃんみたいになる。

それならば無難ベージュだ、黄色人種ならベージュ選んどきゃ間違いない…と思っていたが、しっくりこない。おまけに唇より濃い色のはずなのに何故か白っぽくなる。

やけくそオレンジ系も試して見たがこれが一番だめだった。カレー食べた人みたいになった。

結局二十代は必要な時だけうっす〜いピンクベージュの間みたいな色をしぶしぶ使っていた。

そして三十代になり、そろそろ口紅も似合う年齢になったかな?と思い、ドラッグストアに寄るたびにテスターで色々試しまくった。

が、やっぱり赤もピンクベージュオレンジダメ

ある日、どうせ失敗しても家帰るだけだし…と今まで試したことのない色に挑戦した。

どす黒い赤紫色である

テスター口紅を綿棒に取り、備え付けられた鏡を見ながら唇に乗せた瞬間、世界が変わった。

殴られたあとの痣みたいな色の口紅が、何故かきれいな赤に見えるのだ。

フリーザ様にはならなかった。

肌の色が明るくなった。

死人が息を吹き返したように頰に赤みがさした。

瞳の色が黒く輝いた。

これだったのだ。私が探し求めていたのは。

もっと早く出会いたかった。

誰かに教えて欲しかった。

だって口紅といったら赤かピンクじゃん。ベージュ無難だと思うじゃん。紫入ってる色なんてめちゃくちゃ勇気いるじゃん…。

でもまあ、貴重な二十代は潰してしまったが、これから楽しもうと思う。

おしまい

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