どうも、アバウト男です!
TBSで火曜 22:00〜放送の【逃げるは恥だが役に立つ】通称【逃げ恥】の第5話!視聴率も順調に上がって行ってますね!今回もネタバレありの感想になります!
今回はまた演出家が変わりましたね。1・2話は『笑い』に強い金子文紀さん、3・4話は『安定感』と『恋愛面』が得意な土井裕泰さん。今回の第5話の演出を務めたのは石井康晴さんです。代表作はドラマ【花より男子】、今回初登板となります。
まず率直な感想で言うと、
可もなく不可もなくそれなりに面白かった!
今回はみくりと平匡が、石田ゆり子演じる叔母の百合ちゃんの疑いの目を晴らすべく『ハグ』を活用し新婚感・親密感を見せつけるエピソードなので、いわゆる『胸キュン』シーンは多いものの、全体的には小ネタや笑いの要素が少なめで若干パンチに欠けました。
前回からの『恋人』の件
この件に関してモヤモヤしちゃいました。
みくりが平匡に「恋人になってもらえませんか?」とアプローチしたあの展開は、壁を作られて素っ気なくされた結果、みくりが逆に平匡の事を意識するあまり、好きになっちゃっての『逆告白』かと思って1人感動の涙を流したんだけど、どうやら違ったみたいです…
その気持ちも多少あるんだろうけど、あくまでもみくりにとっては『雇用主に壁を作られる=居心地の悪い職場』なので、それを打破すべく童貞の平匡に、恋人という形でスキンシップを取り、単に壁を取り払ってもらうの目的が大きかったみたいで、
なんだよっ!俺の感動!
なんか結局ドライだな。「小賢しいのはネタじゃなくマジだったのか!」と面食らった。恋人の美味しいところだけを取った『恋人ごっこ』から生まれる『恋人タイム』や『毎週火曜はハグ日』が、後の展開に必要になって来るので、布石のため前回の『肩透かし告白』でしたね。
でも恋愛経験のない平匡にとっては『恋人ごっこ』から始めるくらいがちょうど良いかもね。ある意味みくりは平匡の恋愛カウンセラーと化してる気がする。
『スパイ』ものテイストが復活!
2人の距離感のモヤモヤが無くなり、今回は第2話にあった、契約結婚だとバレないように2人で奮闘する、ハラハラを伴う一種の『スパイ』ものテイストが蘇りました。
今回で言うと、シェア婚しているみくりと平匡の2人の関係に疑いの目を向ける百合ちゃんに、仲睦まじいイチャコラを見せつけて、ラブラブだよと納得してもらうミッションが2人に課せられました。
作戦名:
出しましょう親密感!かもしましょう新婚感!
これ実は、予告と本編とでは順番が逆なのよね。その新婚感&親密感を出すために『ハグ』が重要な役割を果たす。『ハグしてるところを見せつける』というなんとも漫画チックなミッション。
第2話は『隠すこと』を目的としていたのが、今回はこっちから『見せつける』という1段階難易度が上がった作戦に、より2人の共同作業感や意思統一も強く、結果距離感がより縮まってましたね。
今回は『ハグ』に尽きる!
もう今回は何と言っても『ハグ』が最高でしたね!しかも種類の違うハグを3回も見せ付けてくれます。男女で萌えポイントや観ている部分が違うかもしれませんが、やっぱりガッキーが可愛い!
ハグする前の気合の掛け声「やー!」って、マジか!? 個人的には1回目のハグをして、ぱっと離れてモジモジ恥ずかしそうにしている時に、みくり演じるガッキーがパンツの脇をギュッと握ってるのがポイントですね。
可愛いっ!!!
あの仕草はナチュラルガッキーだろ!?2回目のハグで飛び込む時に、顔の寄りをスローで見せるあざとさも好きです。
ただ、今回スタイリングが良くない!なんでガッキーにあんな胸が無いように見えるような服着させてんだよ。胸が強調されるような服を来て『ハグ』をすると、星野源に胸が当たってるように見えて「男性ファンを敵に回し兼ねない!」的な配慮か!?そんな事よりガッキーのスタイリングがイマイチな方が嫌だわ。第1話のノースリーブや黄色のニットを思い出して!
でも穴が開いて膝が出てるジーパンは良かったですね!細くて長い脚がちゃんと活かさせてて、あれはGOODでした!しかし今回のベストスタイリング賞は該当者無しです。
肝心の笑いの要素は!?
個人的に【逃げ恥】には笑いの要素を楽しみにしていて、今回パンチが無いとは言いつつも、チラホラ良かったシーンがありました。
古田新太演じる沼田の勘違いしっ放し発言や、ハグ初体験時の平匡の手のやり場に迷いファイティングポーズみたくなるところ、みくりが平匡にハグを頻度をどうするか聞いた時の「月イチで」、百合ちゃんヤマタノオロチ化、平匡のメガネが湯気で曇って「前が見せません!」のシーンなどなど。
一番好きなシーンは、外で百合ちゃんにハグを無事見せつけた!→部屋に戻って来てからの、玄関先での三文芝居シーンですね!特に星野源の「悪カッタネ、ミクリサン 僕ノタメニ」ってPepperくんみたいな心の籠ってない喋り方最高でした!
藤井隆が言った『世紀末覇王伝説』が知らなくてピンと来なかったのと、冒頭のみくりの選挙演説パロディはアメリカ大統領選に合わせて取って付けたような演出で『情熱大陸』や『ニュース23』に比べて、そこまで面白さには繋がってなかったかな。服もやららババ臭くて。
終盤の唐突なムード変更
一回目の『ハグ見せ作戦』が失敗に終わってから、2回目は敵陣(百合ちゃんにオフィス)に赴き公園でピクニックをする事に。コーヒータイムで窓の外を見る百合ちゃんに向かって、ビルの前の公園からハグする姿を見せる一世一代の作戦を試みる2人。
なんだけどここで急に、平匡の『子供の頃の思い出』と真野ちゃん演じるやっさんの『離婚』の話が出てきて、あれだけ楽しかったムードが急に露骨なしんみりモードに。
『子供は仲の悪い夫婦の離婚の足枷となるのか?』『小さな子供のために奥さんは旦那の浮気に目をつぶり離婚を留まるのが正解なのか?』など、結構重たい問題がポンと投げ入れられて空気が変わる。唐突だなぁ。。
これが後に、みくりと平匡が単に見せ付けのハグじゃなく『心からしたいと思うハグ』をする展開につながるんだけど、
それって結局2人のハグの為に『やっさんの離婚』が体よく使われたみたいな見え方になって、ハグ自体には胸キュンはするものの、個人的はなんとも抜けが悪い終盤の展開だったな!きっと原作のストーリー沿ってんだろうけど。
とは言え、あの展開は「やっさんの進捗状況を平匡に話してたんだ」とか「子供の頃の思い出を話せるほど、平匡的にもみくりとの距離が縮まったんだな」と分かる場面でもあるので、それはそれで良いんだけど。
それにガッキーの『ハグの前借り』というおねだりも可愛かったし「私は平匡さんの味方です」も良かったし、百合ちゃんの疑いの目も晴れたし結果オーライか!
あと平匡の思い出話で両親の若い頃の姿を、ちゃんとその役者さんで逃げずに見せたのはイイですね。今思うと物静かな平匡と明るいみくり2人が、平匡の両親のバランスと重なって改めてお似合いなんだよな。そろそろみくりパパの宇梶出して〜!
第5話の総括すると、冒頭の『恋人』の件で肩透かしをくらい、ハグとスパイもの展開でテンションは上がりながらも、終盤のモヤっとするとっ散らかりぶりに、全体的にはそれなりに楽しんだのに最高!とまでは行かないテンションでした。山口件の名物『瓦そば』は美味しそうだったな〜!
第5話まで見て『良かった回』ランキング!
- 第2話 演出/金子
- 第1話 演出/金子
- 第4話 演出/土井
- 第5話 演出/石井
- 第3話 演出/土井
実は第3話は無くても第4話に支障がないほど物語にあまり動きが無かった話なんだよね。百合ちゃんと風見の顔合わせと、日産の車の宣伝くらいで。
第5話はハグで始まりハグで終わるような完全に『ハグ』の回でしたが、第6話はなんと2人で旅館に泊まるって話ですよ!2人で1つのベッドに寝るって話ですよ先輩!平匡は完全にライバルのイケメン風見を置いて2歩ほどリードしました。しかも今度はみくりの元カレが登場か!?って、
楽しそうじゃないか!
恋ダンス第6話予告!