経団連でコンピューターが不審な通信 情報流出の可能性

経団連でコンピューターが不審な通信 情報流出の可能性
経団連は、職員が使うコンピューターと海外のサーバーの間で不審な通信が行われていたことがわかり、会議の議事録などの内部情報が外部に流出した可能性があるとして調査を始めたと発表しました。
発表によりますと、経団連の事務局の職員が使っている12台のコンピューターが外部と不審な通信を行っていることを、今月4日、経団連から委託を受けているシステム管理会社が確認しました。

不審な通信は、通常、職員がいない深夜の時間帯に大量に行われ、海外の7か所のサーバーにアクセスしていたということです。

パソコンは職員が共用して使っているものも含まれ、会員企業の名簿や政策提言に関する情報のほか、会議の議事録などの内部情報が流出した可能性もあるということです。

経団連は専門機関による緊急対策チームを設けて、職員が不正な通信に関わっていないか調べるとともに、ウイルス感染などのサイバー攻撃を受けた可能性もあるとして調査を進めることにしています。