「トランプ氏は数字に強い人」　面識ある公明・岡本氏

　公明党の岡本三成衆院議員は九日、本紙の取材に対し、米金融大手ゴールドマン・サックス勤務時代にトランプ氏と仕事をした経験があることを明かした上で「数字に強くて頭が良く、スマートな人だった」と振り返った。

　岡本氏は二〇〇〇年ごろ同社でトランプ氏の不動産会社の財務アドバイスを行うチームに所属。当時のトランプ氏について「資料の数字が示す実現可能性や失敗の危険性を、きちんと読み取っていた」と話した。トランプ氏は当時から米国が一番との哲学を持ち、国内にビジネスを集中させていたと指摘。大統領就任後は「米国企業が仕事をしやすい環境作りに全力を尽くすだろう。経済はつながっておりマクロ的には日本経済にも良いことだ」と語った。

　在日米軍の駐留経費問題や日本の核武装を容認する発言については「情報共有が進めば日本の考え方を理解してもらえるはずだ」と述べた。