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 経団連は10日、事務局のパソコンから海外のサーバーに対し、不審なアクセスがあったと発表した。ウイルス感染により、官公庁とやりとりした文書や委員会の名簿などが漏れた可能性があり、経団連はくわしく調べている。

 経団連によると、10月26日から11月2日にかけて、昼夜を問わず、国際協力本部などのパソコン計12台と、海外の複数の地域にある7カ所のサーバーとの間で、大量のアクセスが繰り返されていたという。

 漏れた可能性があるのは、政策提言活動をしている経団連の委員会の会員名簿や、委員会の議事録、提言に関する文書など。官公庁とやりとりしたメールなども漏れた恐れもある。

 ネットワークの運営を委託している民間企業から11月4日に指摘があり、発覚した。パソコンがウイルス感染していた疑いがあり、経団連は現在、調査を進めている。