香港 新たに8人の議員資格を審査へ
香港の議会で、就任に必要な宣誓を行う際、「香港は中国ではない」と書かれた旗を広げた2人の議員について、中国が事実上議員資格を無効とする法解釈を行ったことを受けて、香港の親中派とされる団体のメンバーが、新たに8人の議員の資格を無効と認めるよう裁判所に審査を求めました。
香港の議会に当たる立法会で、先月、就任に必要な宣誓を行う際、「香港は中国ではない」と書かれた旗を広げるなどした2人の新人議員について、香港の憲法に当たる基本法の解釈権を持つ中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会は今月7日、事実上、議員資格を無効とする解釈を示しました。2人の議員資格は香港の裁判所が審査中ですが、この解釈に基づいて判断が行われ失職する見通しです。
これを受けて、10日、香港の親中派とされる団体のメンバーが、新たに、中国に批判的な勢力の8人の議員の資格を無効と認めるよう裁判所に審査を求めました。中国の解釈には「宣誓は、誠意を持って、真面目に行わなければならない」とありますが、8人は宣誓の際、定められた宣誓文の1字1字を区切って読み上げたり、おととし香港で行われた大規模な抗議活動のスローガンを叫んだりしました。
ことし9月に選挙が行われた立法会は70議席中30議席を中国に批判的な勢力が占めていますが、このうち合わせて10人の議員資格が審査されることになり、反発が強まっています。
これを受けて、10日、香港の親中派とされる団体のメンバーが、新たに、中国に批判的な勢力の8人の議員の資格を無効と認めるよう裁判所に審査を求めました。中国の解釈には「宣誓は、誠意を持って、真面目に行わなければならない」とありますが、8人は宣誓の際、定められた宣誓文の1字1字を区切って読み上げたり、おととし香港で行われた大規模な抗議活動のスローガンを叫んだりしました。
ことし9月に選挙が行われた立法会は70議席中30議席を中国に批判的な勢力が占めていますが、このうち合わせて10人の議員資格が審査されることになり、反発が強まっています。