パズドラ不正ソフトで業務妨害の疑い 社長ら逮捕
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スマートフォンの人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ」のアイテムを、課金されずに不正に入手できるソフトを制作・販売するなどして、ゲーム運営会社の業務を妨害したとして、警察は、横浜市のソフトウエア会社の社長ら3人を、組織犯罪処罰法の業務妨害などの疑いで逮捕しました。組織的な業務妨害で立件されるのは全国で初めてです。
逮捕されたのは、横浜市西区のソフトウエア会社「インターナル」の社長、石田渉容疑者(40)ら3人です。
警察の調べによりますと、石田社長らは、スマートフォン向けの人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ」のアイテムを課金されずに入手したり、キャラクターを不正に強くしたりすることを可能にする、「ゴーストルーター」と呼ばれる不正なソフトを制作・販売するなどして、ゲーム運営会社の業務を妨害したとして、組織犯罪処罰法の業務妨害などの疑いが持たれています。警察は、10日朝から会社などを捜索するとともに、社長らの取り調べを進めていました。
これまでの調べで、会社が運営する掲示板には「ゴーストルーター」とともに、使用すると不正を行うことができるプログラムも公開されていたということです。組織的な業務妨害で立件されるのは全国で初めてで、警察は、このソフトの販売で、おととし8月までのおよそ1年間に、数千万円を売り上げたと見て調べています。
警察の調べによりますと、石田社長らは、スマートフォン向けの人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ」のアイテムを課金されずに入手したり、キャラクターを不正に強くしたりすることを可能にする、「ゴーストルーター」と呼ばれる不正なソフトを制作・販売するなどして、ゲーム運営会社の業務を妨害したとして、組織犯罪処罰法の業務妨害などの疑いが持たれています。警察は、10日朝から会社などを捜索するとともに、社長らの取り調べを進めていました。
これまでの調べで、会社が運営する掲示板には「ゴーストルーター」とともに、使用すると不正を行うことができるプログラムも公開されていたということです。組織的な業務妨害で立件されるのは全国で初めてで、警察は、このソフトの販売で、おととし8月までのおよそ1年間に、数千万円を売り上げたと見て調べています。
不正行為の認識なく“裏技”の感覚
スマートフォン向けのゲームやインターネットのオンラインゲームの多くは、無料で始めることができますが、アイテムを入手したり、キャラクターを強くしたりするには時間がかかり、課金されるケースもあります。
ゲームのセキュリティー対策を行う会社によりますと、こうしたゲームのセキュリティー対策を解除し課金しなくてもすむ、不正なソフトやプログラムはインターネット上にあふれ、誰でも入手できる状況だということです。
セキュリティー対策会社「サイファー・テック」の取締役、井上直人さんは「業界全体で数100億円から1000億円くらいの対策コストをかけていると推定される。若者にとって不正行為という認識がなく、プレイの延長上の“裏技”という感覚であり、運営会社にとっては被害は深刻で対策が必要だ」と指摘しています。
ゲームのセキュリティー対策を行う会社によりますと、こうしたゲームのセキュリティー対策を解除し課金しなくてもすむ、不正なソフトやプログラムはインターネット上にあふれ、誰でも入手できる状況だということです。
セキュリティー対策会社「サイファー・テック」の取締役、井上直人さんは「業界全体で数100億円から1000億円くらいの対策コストをかけていると推定される。若者にとって不正行為という認識がなく、プレイの延長上の“裏技”という感覚であり、運営会社にとっては被害は深刻で対策が必要だ」と指摘しています。