「エクセル」でリソース不足の警告が出たらどうすべき?仕事中に余計な作業を増やさないためのマメ知識
- 2014/05/14
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- Shingo Hirono
エクセルでファイル保存をしようとすると「リソース不足のため、このタスクを完了することができません」という表示がされることがあるでしょう。
リソースとは、ソフトやハードを動作させるのに必要なCPUの処理速度やメモリ容量、ハードディスクの容量のことです。今回はエクセル使用時に、このリソース不足の警告が出てしまう原因と、その対処法について紹介します。
リソース不足が起こる原因
リソース不足が起こる原因は色々考えられますが、まず「実際にメモリが足りない」「エクセルの機能的限界」「不要なファイルが残ってファイルが肥大化」「常駐ソフトがリソースを消費している」あたりが考えられるでしょう。
メモリが足りなくても、エクセルが作成・処理できる以上のデータを入れた場合もエラーが起こります。また、長い間ファイルを使用しているうちにマクロやツールバー、書式などの使っていないデータが残ってしまうこともあるでしょう。
リソース不足は、常駐ソフトが多い場合にも起こります。ディスプレイに表示されていなくても、スタートメニューがあるタスクバーの右端に様々なアイコンが並んでいますが、これらがパソコン起動から自動実行され常駐するソフトです。
これら一つ一つがリソースを消費するので、ここに大量のアイコンが並んでいるだけでパソコンは不安定になってきます。たくさんのソフトを立ち上げて同時に使用していてもリソース不足は起こります。
リソース不足への対処法
メモリ不足の場合はメモリ増設で対処しますが、比較的新しいパソコンだとメモリ不足は起こりにくいでしょう。エクセルのリソース不足は、仮想メモリ上で動くので物理メモリの容量があっても、リソース不足になることはあります。その場合は、仮想メモリを最大値に設定します。
「ブックの保護と共有」機能が有効になっていても、エラーが起こるのでチェックを外します。エクセルでエラーを起こすとその残骸が残ってしまうので、
「C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Local Settings\Temp\」
の中の、「*.emf」ファイルを削除します。またツールバーなどの追加を繰り返すと履歴が残り、ごみになって問題発生につながるので、
「C:\Users\XXXXX\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\Excel14.xlb」
の「*.xlb」ファイルやその下の、
「C:\Users\XXXXX\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART\」
の中にあるファイルなどを削除します。またリソース不足は、常駐ソフトがたくさんあると起こりやすいので、タスクトレーに表示されているソフトのうち、使用していないものは整理して常駐ソフトから外してしまうことも大切です。
どうしても駄目な場合はリカバリーするしかありませんが、稀にハードディスクの損傷で異常が発生することもあるので、以上の方法で解決しない場合は、ハードの損傷を調べてみてください。
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