財務相 トランプ氏勝利受け緊密な経済関係継続を
麻生副総理兼財務大臣は、10日開かれた参議院の財政金融委員会で、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利したことを受けて、日米の緊密な経済関係を継続できるよう対応したいという考えを示しました。
10日開かれた参議院の財政金融委員会で、麻生副総理兼財務大臣は、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利したことを受けて、日米の経済関係について、「新政権の経済チームができあがる前ではなんとも言えないが、日米関係は最も重要だ」と述べ、緊密な関係を継続できるよう対応したいという考えを示しました。
また、トランプ氏がTPP=環太平洋パートナーシップ協定に批判的な立場を明らかにしていることについて、麻生副総理は「TPPにかぎらず、自由貿易で大きな経済力を持ちうることを証明してきた日本が引っ張っていく必要があるのではないか」と述べ、TPPの発効に向けて、日本が主導的な役割を果たすべきだという認識を示しました。
さらに、トランプ氏が日本の為替政策を批判する発言をしていることについて、麻生副総理は「為替の無秩序な動きが経済の安定に悪影響を与えるという認識はG7=主要7か国などの間で共有されており、その方向できっちりとやる。為替に政府が介入するのは基本的にはよほどのことがなければ差し控えなければならず、各国で協調しなければできないのは確かだ」と述べました。
また、トランプ氏がTPP=環太平洋パートナーシップ協定に批判的な立場を明らかにしていることについて、麻生副総理は「TPPにかぎらず、自由貿易で大きな経済力を持ちうることを証明してきた日本が引っ張っていく必要があるのではないか」と述べ、TPPの発効に向けて、日本が主導的な役割を果たすべきだという認識を示しました。
さらに、トランプ氏が日本の為替政策を批判する発言をしていることについて、麻生副総理は「為替の無秩序な動きが経済の安定に悪影響を与えるという認識はG7=主要7か国などの間で共有されており、その方向できっちりとやる。為替に政府が介入するのは基本的にはよほどのことがなければ差し控えなければならず、各国で協調しなければできないのは確かだ」と述べました。