- Tweet
- 2016.11.10
11月9日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)に出演した、C&Kという男性二人組シンガーソングライターユニットをご存知だろうか。この日の放送テーマは「歌が上手い人SP」。そのストレートなタイトルどおり、青木隆治(ものまねアーティスト)、クリス・ハート(歌手)、斎藤司(トレンディエンジェル)、新妻聖子(ミュージカル女優)といった歌唱力に定評のあるゲストたちが登場。メインMCである中居正広、ゲストMC近藤春菜(ハリセンボン)を前に、生パフォーマンスや「歌が上手い人」ならではのエピソードトークを披露し、大きな盛り上がりを見せていた。
CLIEVYとKEENからなるC&Kの最大の武器は、CLIEVYのスーパーハイトーンボイスとKEENの艶やかな歌声によるハーモニー。紹介VTR後に披露したジャクソン5「I want you back」では、本家さながらの高らかで軽快な歌声を即興で披露し、スタジオを沸かせた。
彼らは、2010年にメジャーデビューして以降、ライブを軸に活動を行ってきた実力派ユニットである。C&Kのライブの醍醐味は、エンターテインメント性溢れるステージングだ。彼らの歌声を彩るバックミュージックはDJ、バンド、アコースティックとバリエーション豊かで、一度のライブでこの全てを楽しむことができる。また、大勢のダンサーも参加し、ライブの合間には“ハーフタイム”と呼ばれるショーが行われるなど、終始、観る者を飽きさせない。そんな彼らのパフォーマンスに魅了された著名人のファンも多く、ほとんど口コミのみで彼らの人気は全国へ広がっていった。
その人気ぶりはライブの動員力に直結しており、福岡マリンメッセ、鹿児島アリーナや両国国技館での2デイズ公演をはじめとした1万人規模の単独公演を次々と行い、今年8月には彼らの地元である福岡・海の中道海浜公園にて1万5千人を動員した野外ワンマンライブ『地元です。地元じゃなくても、地元です。今度は野外でワンマンです。in 海の中道海浜公園』を成功させた。番組で披露された「I want you back」カバーは福岡マリンメッセ公演でも披露され、そのクオリティの高さが大きな反響を呼んだ楽曲である。
C&K「I want you back」(DVD「CK無謀な挑戦状inマリンメッセ福岡」)
このカバーのようなリズミカルな楽曲ではノリを全身で表現しながら観客を踊らせ、先日10月26日にリリースされた新曲「ヒカリトカゲ」のような切ない思いを歌ったバラードでは聴く者の心をがっちり掴む。そして『ナカイの窓』でも発揮された二人の息のあったトークでは、会場に大きな笑いが生まれる。そんなエンターテインメント性の高い彼らのライブはリピーター率が高く、彼らのライブに足を運ぶ人々はそんな彼らのパフォーマンスから元気やパワーをもらうのだという。
C&K「ヒカリトカゲ」
今回の番組出演は、C&Kの歌声や楽曲をより多くの人々に伝えるきっかけとなるか。番組では紹介されきれなかったライブパフォーマンスの魅力は、来年2月にリリースされるライブ映像作品にてぜひ堪能していただきたい。
C&K『地元です。地元じゃなくても、地元です。今度は野外でワンマンです。in 海の中道海浜公園』ダイジェスト映像
(文=久蔵千恵)
『ナカイの窓』歌が上手い人SPで注目、ボーカルユニットC&Kの魅力はライブパフォーマンスにあり
EXILE THE SECOND 黒木啓司、初の冠番組MCで見せた絶妙な立ち位置とセンス
京都在住・気鋭アーティストTOYOMU、ジャーナリスティックな創作スタンスを探る
Sexy Zone 佐藤勝利、“セクシー”なトークスキル磨く? JUMP 伊野尾から挑戦状も
秦 基博の楽曲はなぜ映画人を惹きつける? コラボに裏打ちされた作品性を分析
来日中の“変貌”も話題 レディー・ガガが表現し始めた“素の自分”とは?
世田谷エリア発の16人組、KANDYTOWNの「スマートなヒップホップ」はシーンをどう変える?
V6 坂本、KinKi 光一、A.B.C-Z 五関……グループを“安定感”で支える最年長メンバーたち