東京市場 日経平均株価1000円以上の値上がり

東京市場 日経平均株価1000円以上の値上がり
9日にアメリカ大統領選挙の開票が進む中、株価が急落した東京株式市場は、10日は一転して買い注文が殺到し、日経平均株価は、一時1000円以上値上がりしました。
10日の東京株式市場は、アメリカの大統領選挙で共和党のトランプ氏が勝利し、上下両院とも共和党が押さえたことで、大胆な財政出動などへの期待感から、全面高の展開となり、日経平均株価は、一時、9日の終値と比べて1000円以上値上がりしました。日経平均株価が取り引き時間中に1000円以上値上がりしたのはことし2月以来、およそ9か月ぶりです。

市場関係者は「アメリカ大統領選挙で勝利したトランプ氏が主張してきた、大胆な財政政策や規制緩和への期待感から、9日のニューヨーク市場で株価が大きく値上がりした流れを引き継いでいる。外国為替市場で円安が進んでいることから、自動車など輸出関連の銘柄が買われているほか、長期金利の上昇を受けて、資産の運用環境の改善が期待される保険など金融関連の銘柄が大きく値上がりしている」と話しています。