中部電力は大手ガス会社の岩谷産業と業務提携して来年からガスの小売りに参入することになり、すでに東邦ガスが電力販売に乗り出す中で、業種の垣根を越えて互いの顧客を奪い合う動きが激しくなりそうです。
中部電力は来年４月から自由化される家庭向けのガスの小売りに参入し５年間で２０万件の顧客獲得を目指す方針を打ち出しています。
そして、このほど、ガスの保守点検の態勢を強化するため、岩谷産業と業務提携することで基本合意しました。
一方、東邦ガスはすでに自由化された家庭向けの電力販売に乗り出していて、電気とガスのセット販売による格安プランを打ち出すなど、５年間で８万世帯の契約を獲得したいとしています。
電力や都市ガスといったエネルギーのインフラは東海地方でも長年、大手が独占してきましたが、自由化をきっかけに、業種の垣根を越えて互いの顧客を奪い合う動きが激しくなりそうです。