木枯らしがふいた関東はとても寒く、鼻から冷えが入ってくるのでしっとりした綿球を鼻の穴に詰めたい願望にかられているねね(姉)です。
京都旅行記が続いております。
叡山電鉄八瀬駅の瑠璃光院を拝観したあと
同駅からケーブルカーで比叡山に登れるとのことで、かねてより憧れていた比叡山延暦寺に行くことにしました。
京都市内から離れており、車で行くイメージがあったのでなかなか足を伸ばせずにいました。
歴史の教科書でも習った気はするけどよく覚えていないのでさっくりおさらい。
延暦寺の教え
※パンフレットより
天台宗の総本山であり有名なお坊さんたちが修行されたお寺で、「千日回峰行」という荒行があるらしいです。
9日間断食不眠! 延暦寺の荒行「堂入り」、釜堀住職が満行 戦後13人目 - 産経WEST
9日間飲まず食わず臥さず眠らず真言を10万回唱える「堂入り」という一大デッドオアアライブ的な人間の限界をこえないと無理だよ~的なな無茶苦茶を乗り越えまだまだ続くプログラム構成となっております。
的な。
格がちがうでしょ。パワスポレベルじゃ、ないでしょ!!
女子が「恋愛運があがりますよ~に~」とか「結婚した~い」とか気軽に行けるような感じではないですね。
そんな凄まじいところへ、ねねは出かけます。
「結婚した~い」という願いを抱えて。
ポケットにキャラメルを装備して。
ケーブルカーで。悠々と。観光気分で。
果たして導かれたどり着けるのか!
そしてご利益はあるのだろうか!
叡山電鉄八瀬駅から徒歩数分でケーブルカー乗り場へ。
ケーブルカーで9分、ロープウェイで3分で比叡山山頂に到着です。
乗り継ぎがスムーズにできるよう組まれています。
最高傾斜29度と日本一の傾斜角なのだとか。
けっこう急で立ってケーブルカー内から下を覗くと怖いです。急なの。
ロープウェイに乗り
この景色が見えた時は幸せだなと思いました。
ロープウェイで山頂に着き、徒歩で比叡山延暦寺を目指すと30分ほど、
バスだと6分ほどです。(バス停まで10分ほど歩きます)
ここも乗り換えスムーズで楽々でした。
山道を走るバスの車窓から
海が見えます♡
嘘です。琵琶湖です。
そうか、ここは滋賀県か。それにしても琵琶湖広すぎ。海じゃんね、もはや。
さ、憧れの延暦寺に来ました!
参道にお坊さんたちの偉人伝的なものが絵画と共にしるされています。何となく、怖い。
大講堂内にも仏様の絵が飾られています。
鐘楼は1回50円で鐘をつくことができます。
もちろんやりました、1人でも。ゴォォーーーンって音が結構響きます。
階段を下り、少しずつ始まった紅葉を眺めます。
根本中堂(総本堂)です。
※現在一部工事中ですが中は拝観できます。
少し朽ちた朱色がただならぬ世界観で目を惹かれます。
織田信長へ。業務連絡。もう焼いちゃダメゼッタイ。(国宝だから)
根本中堂の中は現在も拝観できます。
拝観した感想は、す、すごい。
とにかく暗いです。その中でお線香をたいているので、黒壁と小窓から差す光で煙が白くうつり幻想的なのです。静粛に祈るためにある場所のようで他にこんなところがあるだろうかという、寒気のするような、神経をすっと刺激するような場所でした。
(床が冷たいので一部ホットカーペットが敷いてあるのがうれしいです)
入口でたいているお線香がいい匂いだったなぁ。
根本中堂を出て
急な石段を上ると
文殊楼があります。
中に入ってお参りできます。
ほぼ直角の階段、というよりはしごを上るので足腰強くないと厳しいです。
こういう歴史的建造物の中に入るのは貴重な体験なので好きです。よく入ります。
あぁー、凄くいいところだった。またきたい。
さて、帰りますか。
TOYOTAの消防車かっこいー。比叡山とあるので専属なのでしょう。
坂本ケーブルで滋賀へ出るルートもありますが、ねねは往復券なので来た道を戻ります。
やはし乗り継ぎは良好でほぼ待ち時間なしでした。レトロな駅舎が昭和生まれには懐かしく感じます。
下りのケーブルカーはちょっと怖いですよ。勾配が急なので。
そうして無事比叡山を下山し
※野生の動物いっぱい、わくわく。
八瀬駅へと戻るのでした。
この後再び叡山電鉄に乗り宝ヶ池から京都府警の平安騎馬隊の馬を見に行きます。
- 偉大
- 尊い
- すごい
- 五感が呼び起こされる
偉大なる先人達の思想が息づいているからか、山が持つ空気なのか、力強い世界でした。
所々でお線香をあげられますが20円なので10円玉をたくさん持っていった方が良いでしょう。
参拝している他の人も「10円玉たくさん持ってこなきゃね」って言っていました。
平安騎馬隊の話はまた後日。
以上未だ結婚した~いという願いが神様仏様に届くのはもう少し先なのかもしれないと思うのねねでした。
届いてないなら叶わなくても仕方ないからね。
明日も1人、俗世を生きるぜ!