北海道旅客鉄道(JR北海道)が9日発表した北海道新幹線(新青森―新函館北斗)の10月の利用者数は約21万7000人と前年同月の2.0倍だった。1日当たりでは7000人で、乗車率は36%。
鉄道収入は1%減の61億5300万円だった。土日が昨年に比べ1日多かったこともあり、札幌市を中心とした近距離収入は5%増加。一方、台風被害で石勝線・根室線が不通となっているため、中長距離収入は7%減少した。
4~10月の鉄道収入の累計は427億1000万円と2%増えた。北海道新幹線の延べ利用者数は約164万人。1日当たり7700人で、乗車率は39%と開業前の予想を10ポイント以上上回って推移している。外国人旅行客の利用が増えている新千歳空港駅の乗降客数は2%増加した。