news every. 2016.11.09


これがまさしく、私がこれからこの国のためにやりたいことなのです。
これはすばらしい可能性だと信じます。
アメリカのトランプ氏勝利宣言をお聞きいただいています。
この国のことを私はよく知っています。
その潜在的な可能性についても、よく知っています。
美しい結果が導かれることでしょう。
そして一人一人の可能性が実現されることによって、そしてこの国の男性が、女性が、すべての人たちが忘れられることはないのです。
私たちは、このインナーシティーにある問題を解決し、そして、高速道路や病院やハイウエーやさまざまなインフラを整備していきます。
そしてこれは、優先順位として一番上に置かれ、そしてこの過程において、数百万人の人たちが、この国を再構築するために活用されていくのです。
私たちは、この退役軍人に対する課題もしっかりと向き合っていきます。
彼らの貢献、そして私はこの18か月の旅を通して、その多くの人たちと会いました。
このキャンペーンの期間中、会った人たちとの出会いは、私たちにとって、そして私にとって、本当にすばらしいことです。
また、この国の成長、それから再生、そしてすべての人たちの才能が生かされる社会、そして彼らのこの才能が、全体の利益につながる、そういう社会を築いていきたいと思います。
これは確実に起こります。
そして経済プランもあります。
つまり、成長に関しては場合として、そして世界で一番成長の速い国としていきます。
その力強さを見ていてください。
そしてほかの国々は、このアメリカと協力をしたくなるでしょう。
さまざまな、すでにある関係をこれからさらに拡大させていきます。
さまざまな課題がありますけれども、私たちの将来にできないことはありません。
アメリカは、ベスト、ベストを求めていくのです。
それ以下のものは受け入れません。
私たちはこの国の将来、そして到着地点を見ていかなければいけません。
その中で努力をし、そしてこの国が実現することを皆で夢みて、成功を収めていこうではありませんか、再び。
世界に向けて発信したいメッセージはこうです。
つまりアメリカをナンバー1に置きます。
しかしながら、どの国とも、また誰とも公平、公正に関係を築いていきます。
そして、攻撃的な関係ではなく、パートナーシップを、そして共通点を見いだしていく、そういう関係の構築に努めていきます。
多くの人たちは、きょう、こうして歴史的な勝利を目の当たりにしているわけです。
私はこの機会に、両親に感謝をしたいと思います。
私を育ててくれた偉大な両親です。
そして私自身、彼らから多くを学びました。
両親は、本当にすばらしい人物だと尊敬しています。
また、マリアン・エリザベス、私の兄弟、姉妹、この場所にいます、どこでしょうか?この会場のどこかにいるはずですね。
少しシャイなので、声を上げませんが。
それからロバート、どこでしょうか、あそこにいますね。
きょうだいとして誇りに思いますね。
彼らも、このステージに本当は登壇しているべき人たちだと思います。
それからフレッド、もう一人の兄弟にも感謝したいと思います。
大変すばらしい家族で育てられたということ、兄弟姉妹に、また両親に恵まれたことに、感謝したいと思います。
また、ここでメラニアに、そしてロンに感謝したいと思います。
そして娘のイバンカ、息子のエリック、娘のティファニーにも感謝します。
そしてバロンにも。
皆さんを愛しています。
皆さんに感謝しています。
特に、本当に、長時間、私のために働いてくれました。
本当にタフな選挙戦でした。
本当に政治というのは大変ですね。
とてもタフです。
だから家族には、心から感謝しています。
みんな本当にありがとう。
本当にすばらしい仕事をしてくれました。
ローラも、バネッサも、本当にありがとう。
すばらしいチームです。
皆さん、私を応援してくれました。
スタッフが少ないって、みんな言うんですけれども、この壇上にいるみんなの顔、見てください。
少ないですか?ケリアンもクリスもいます。
ルーディも、スティーブも、デイビッドも。
本当に才能あふれる人たちが、壇上に集まっています。
本当に特別なチームです。
だから心から元ニューヨーク市長であるルーディー・ジュリアーニ氏にも感謝を申し上げたいと思います。
すばらしい方です。
私たちと一緒に旅をし、一緒にミーティングに参加し、本当にルーディーはいつもルーディーです。
一体どこにいるんでしょうね、ルーディー。
クリスティー知事、彼もすばらしい。
クリス、ありがとう。
政治家として、ワシントンで本当に尊敬される、賢い人ですね、ジェフ・セッションズ上院議員。
私を真っ先に応援してくれました。
どこにいらっしゃいますか?すばらしい人です。
もう1人、とてもタフな相手で、楽な相手ではありませんでしたが。
誰ですか?ルーディーですね。
ルーディーが上がってきました。
もう1人、偉大な男がいます。
私にとっては、友人ですが、私は競争相手として彼を知るに至りました。
民主党と対抗するうえで、私と競った相手だからです。
ベン・カーソン博士です。
どこにいますか?マイコ・ハッカビー氏もこのどこかにいると思いますよ、彼もとってもすばらしい人ですね。
マイクと家族、サラ、本当にありがとう。
マイク・フリン将軍、どこにいますか?ケラード将軍も。
200人以上の将官たちが、私たちを支持してくれました。
特別な人たちで、とても名誉なことです。
22人の議会名誉賞を受賞した人々。
特別な人たちです。
そして私を信じて、私はうまくいかないというふうに言われているんですが、そんなことはありません。
彼はすばらしいスターで、そのとおり、どうして分かったんですか?では、私は分かっていますよ。
ここにいる人たち、見てください。
ライツ、彼はスーパースターです。
でも勝たないとスーパースターとは呼べませんよね。
例えば、2位だったら、ベルモントのトラックに、すばらしいトロフィーなんてもらえませんけれどもね。
彼は本当にスターで、本当に一生懸命働く人です。
ライアン、どこにいるんですか?こっちに来てください、本当に。
もう、そろそろいいでしょう?なんか言ってください。
皆さん、アメリカ合衆国次期大統領、ドナルド・トランプ氏です。
本当に名誉なことです。
ありがとうございます。
神のご加護がありますように。
すばらしい男です。
R&C・共和党全国委員会等のパートナーシップが、私たちをここまで助けてくれました。
すばらしい人々の助けを得ました。
シークレットサービスの方々もそうです。
彼らは本当にタフで、そして賢明であり、シャープで、とにかく彼らを敵には回したくない人たちです。
そしてここでは、私を守るために、時には乱暴にした人たち、彼らに手を振り、そして感謝を申し上げたいと思います。
シークレットサービスの人たち。
また、このニューヨーク市の治安を守っている人たち、この方の守り手となっている人たち、すばらしい人たちです。
その評価がまれに低すぎることがあります。
ただ、私たちは、彼らへの感謝を忘れることはありません。
これは本当に歴史的な事柄です。
しかしながら、真に歴史的になるためには、今後の私たちの真摯な活動が求められているのです。
私は偉大なすばらしい仕事をしていきたいと思います。
皆さんの大統領になることを、本当に心待ちにしています。
そして2年、3年、4年、もしかしたら8年間かもしれません。
その年月がたった後に、皆さん、恐らく、誇りに満ちた心で、正しいことをしたと感じることができると思います。
そしてこのキャンペーン、選挙戦は終わりを遂げますけれども、今回のこのキャンペーンを通して起きた波、そして動き、これは今後も続いていきます。
今始まったばかりなのです。
そしてアメリカの国民に貢献する活動を、そして、願わくば、きっとお約束いたしますけれども、私は栄誉をもって、この職に就き、そして皆さんの誇れる大統領になりたいと思います。
この国を愛しています。
皆さんありがとうございます。
そしてマイク・ペンス副大統領、次期の副大統領、おめでとうございます。
トランプ氏の勝利宣言をお聞きいただきました。
それではまさにこの勝利宣言が行われている会場には、田口さんがいますので、その様子を伝えてもらいます。
田口さん。
こちら、トランプ氏の今、集会が、今ちょうど、トランプ氏の演説が、今終わったところです。
今まだ、トランプ氏、家族や関係者と握手をしたり、抱擁をしています。
支持者、ものすごく盛り上がりを見せました。
トランプ氏が冒頭にクリントン氏から祝意を示す電話を受けたことを伝えられると、支持者からは大きな歓声が沸き上がっていました。
今こちらは、メディアは、まだ信じられないと言いますか、まだ状況をまだ把握できていないというか、そういうような雲に包まれたような、そのような感じです。
支持者とトランプ氏、そこだけがすごく高揚感に包まれていますが、私を含めたメディアが今まだ、本当に現実なのかどうか、まだなかなか捉えきれない、そういった状況になっています。
田口さん、この結果というのは、アメリカメディアも含めて、世界が驚いていると思うんですけれども、予想以上の接戦となって、そして最終的にはトランプ氏が勝ちました。
トランプ氏勝利の原動力となったものはなんだったんでしょうか?
やはり、トランプ氏の支持基盤といわれている白人の労働者層、それだけではなく、やはり隠れた支持者といわれていた高学歴の人、または所得がかなり高い人、その方たちも実はトランプ氏を支持してたということの表れなんだと思います。
さらに、やはりアメリカが今、移民が増え、新しい世界にどんどんなっている中、一部のもともといたアメリカの人たちが今、アメリカの社会の変容、そういうものになかなかついてこれない人々、あとはグローバル化が進んだことになかなかついてこれない人たちが、やはり疑問を感じていたんだけれども、そこに対しての答えを、トランプ氏が出してくれた。
つまり、自分が感じている不安というのを、トランプ氏なら解消してくれるんではないかという、そういった大きな期待がトランプ氏への支持につながったんではないかと思います。
一方で、日本から見ていても、過激な発言というのが数々ありましたけれども、そういったところも含めて、支持されていたんでしょうか?
こちらではやはり、アメリカの内部の選挙戦ですから、国内の選挙戦なので、日本に対する要求ですとか、海外に対する外交政策というものは、あまり有権者の中では注目を集めていません。
やはり移民対策、経済対策、特に今までの雇用が失われている地域、白人労働者の人たちには、海外に奪われた雇用を取り戻すという、トランプ氏のメッセージは、非常に心に響いたと、今までは民主党を支持していたんだけれども、現状が変わらないことに不満を抱いていた人たちが、やっと手を差し伸べてくれる人が現れたということで、トランプ氏の支持を押し上げたということになると思います。
今まさに、トランプ氏はその支持者と握手をしながら、喜びを分かち合っているところですけれども、実際に田口さんは、取材していて、支持者の方たちの声として、トランプ氏のどんなところを評価しているという声、聞きましたか?
やはり、地域によって違うんですけれども、白人の労働者層を多く抱えている所の有権者は、やはり経済、雇用を回復させてくれるトランプ氏というビジネスマンとしての手腕を利用して、ビジネスマンとしての手腕がもうありますから、それを利用して、この国を立て直してくれると、そういう所に期待しているという声がありました。
あとは一方で、国境対策、やはり移民を、不法移民を入れないということに対して、不法移民が入ってきて犯罪を犯している現実というものを不満に思っている人たちもいますので、そういう人たちは、やはり国境対策、不法移民対策というものを支持しているというふうに言っていました。
まだまだ熱気に包まれているトランプ陣営の様子、ご覧いただいています。
このあとも引き続き、大統領選の最新情報をお伝えしてまいります。
改めまして、全国の皆さん、こんばんは。
newsevery.です。
毎週水曜日は、NEWSのメンバー、小山慶一郎さんと共にお伝えします。
今週もよろしくお願いします。
お願いします。
さて、アメリカの大統領選挙は、歴史に残る番狂わせとなりました。
共和党のトランプ候補が勝利宣言を行いました。
予想外の展開に、日本国内にも困惑が広がっています。
トランプ氏が大統領になった場合、日米関係にどのような影響が出るのでしょうか。
開票結果をテレビで見守っていた安倍総理大臣。
早速、河井総理補佐官をアメリカに派遣し、新政権の関係者らと会談するよう指示しました。
早速、アメリカを訪問して、新政権の関係者と会談するようにという、ご指示を頂きました。
河井補佐官は、新政権側に、日米同盟の重要性を伝える方針です。
さらに注目されるのは、日米同盟への影響です。
選挙期間中、トランプ氏は。
日本は、アメリカ軍の駐竜を認め、年間2000億円程度を負担していますが、この費用をさらに負担しないかぎり、在日米軍の撤退もちらつかせ、強硬な姿勢を示しています。
日本政府は、トランプ氏と今後、どのように向き合っていくのでしょうか。
米国の大統領選挙というのは、わが国においても世界においても大きな影響を与える選挙である。
その結果に、現在は注目をしている段階であります。
次の米国大統領が誰になるのか、日米同盟は日本外交の基軸であって、アジア太平洋、世界の平和と繁栄のために、米国と緊密に協力していく。
一方、トランプ氏のリードを受け、日本の経済にも大きな影響が。
クリントン氏優勢との見方から、朝方は大きく値を上げていた東京株式市場。
しかし、開票が進むにつれ、空気が一変。
日経平均株価、大きく値を下げています。
トランプ氏の優勢が伝わり、800円以上値を下げています。
トランプ氏優勢が伝わると、株価が急落。
下げ幅は一時1000円を超える暴落となったのです。
さらに、為替相場も。
大統領選挙、予想外の大接戦を受け、外国為替市場では、円高が進んでいます。
午前中は、一時1ドル105円台をつけていた円相場。
しかし、1か月ぶりに、一時101円台をつけるなど、急速に円高ドル安が進みました。
こんなに下がっちゃうと困りますよね。
いや、大損だよ、大損、本当に。
トランプショックともいえる、マーケットの動揺。
専門家は。
もうクリントンさんが勝つというふうに思っている市場参加者が多かったですので、トランプ勝利に対する準備ができてなかったと。
またトランプ氏の勝利により、今後、日本経済にはどんな影響があるのでしょうか。
トランプさんは、どちらかというと、ドル安円高志向ということですので、日本企業にとっては、よくない影響が及ぶことが懸念されます。
一体どういう政策をやってくるのか、もしくは、きちんと政策を実行できるのか、もう、あらゆる意味で不透明。
日本企業の収益や、賃金などにも悪影響が及ぶ可能性を指摘しました。
さらに懸念されているのが、国会で審議が続いているTPP・環太平洋経済連携協定への影響です。
トランプ氏は、TPPに強く反対していて、大統領就任初日に、TPP離脱を発表するとしています。
TPPの発効には、アメリカの承認が必要なため、日本政府内には、発効は難しいとの見方が早くも広がっています。
TPPですけれども、昨年11月の首脳会合では、米国を含む12か国の首脳が、早期発効を目指すことを確認してます。
現職のオバマ大統領も、TPP協定の本年中の議会通過に向けて、全力で取り組んでいる。
全国の皆さん、こんばんは。
改めまして、newsevery.です。
実はですね、私たちは、ヒラリー・クリントン候補が勝利宣言を行う予定にしていた、会場の外にいます。
実は会場がクローズされたということで、私たちも外に出てまいりました。
ここからは、近野ワシントン支局長と共に、お伝えしてまいります。
よろしくお願いします。
実は、ヒラリー・クリントン候補、敗れたということで、現在、トランプ候補が勝利宣言を行いました会場の中には、田口記者がいるということで、改めて田口さんを呼んでみたいと思います。
田口さん、伝えてください。
こちらは、もう10分ほど前に、トランプ氏と家族は、この会場から外に出ました。
今も支持者がまだ残っていますけれども、喜びのあまり、お互い抱き合ったり、本当に信じられないといった表情を浮かべています。
トランプ氏、演説でも支持者を前に、喜びの声を伝えました。
アメリカ国民は、政治経験のあるクリントン氏ではなく、変化をもたらし、政治経験のないトランプ氏を選びました。
その背景には、私がアメリカに来て3年になるんですけれども、アメリカ社会、想像以上に移民が浸透している。
特にスペイン語が、通常にいろんな所にはんらんしていると、そういったアメリカの社会の状況に変化を感じます。
こうしたアメリカの社会が変わっていることに、なんとなく不満を感じていた、なんとなく違和感を感じていた白人の人々、元からアメリカにいた人々が、トランプ氏のことばを聞いて、あっ、こういった不満というのを表に出してもいいんだと、そういう気持ちになり、トランプ氏への支持に結び付いていったのではないかと感じます。
トランプ氏が、まさにアメリカのパンドラの箱を開けてしまった、そのような印象を持っています。
しかし、政治経験がないトランプ氏、そして周りの側近たちも、政治経験がある人はほとんど少ないです。
どういった人たちがトランプ氏を支えていくのか、全く未知数です。
特に日本に関して言えば、側近によく日本のことを知っている知日派はいません。
なので、本当にトランプ氏が選挙キャンペーンで言っていたような、駐留するアメリカ軍の費用負担の見直しを求めてくるのか、本気で言ってくるのか、そのあたりの温度感をつかむことからまず始めなくてはいけない、そういう現状になるのではないかと思います。
以上、中継でした。
改めて、近野支局長と共にお伝えしてまいります。
トランプ候補は、ヒラリー・クリントン候補から敗北したという電話を受けたと、勝利宣言の中で話をしていましたね。
先ほどのトランプ氏の支持者を前にしたスピーチの中で、電話を受けました。
クリントン氏からですということで、勝利宣言を受けて、クリントン氏が自分が敗北したということを電話してきたんだということも、明かしています。
これは、自分が勝ったというアピールだけではなくて、彼女も負けたんだということも、併せてアピールしているという形ですね。
今現在も私たち、会場から出ることになりまして、会場はクローズされました。
つまり敗北宣言が行われない中での、勝利宣言ということになりましたが、その勝利宣言の中で、近野支局長が印象に残ったフレーズなどは、あるでしょうか?
いくつかあるんですけれども、まず1つは、トランプ氏は、アメリカ人のすべての大統領になる、すべてのアメリカ人にとっての大統領になるということばを使っています。
これはですね、自分が、選挙戦を通じて、国を分断したんだという批判を、ずっと受けてきたわけですよね。
その批判に対する対応というのが一つ。
このことば自体は、クリントン氏がずっと選挙活動のときに、トランプ氏を批判する文脈で使っていたことばなんです。
アメリカのすべての人々の大統領に、私はなるんだと、トランプ氏はそうじゃないと言っていたんですが、トランプ氏はそのクリントン氏のフレーズを頂いて、自分が大統領になったらば、そういう大統領になるんだということで、見事に転換を図ったというふうにもいえると思います。
それは皮肉で言ったのか、それとも本当にこれからアメリカ大統領になるという自負を持ったのか、どちらでしょうか?
そこはですね、皮肉も恐らくあろうと思います。
というのは、これだけの中傷合戦をやってきていますので、そう簡単には、クリントン氏を持ち上げることはできないかもしれない。
ただ、さすがに、この大統領に自分がなるんだということになりますと、それらしいふるまいというのを求められますので、やはりここ、大人として、自分もアメリカの大統領、すべての人のための大統領になるんだという、大局的な視点を持って、ようやくものを語り始めたのかなという印象もありますね。
一方で、勝利宣言を見てみますとね、本当に自分らしいことばでずっと話していたようにも思えますが、どうでしょうか?
この選挙戦を通じて、ずっとトランプ氏は、いつか、どこかのタイミングで、トランプ氏らしさというものを封印して、がらっと変えてくるんじゃないかと、もっとマイルドになってくるのじゃないかといわれていましたけれども、ふたを開けてみますと、どのタイミングでも結局、そういった見込みというのは裏切られてきた。
そういった期待というのは裏切られたと感じている人が多かったんですね。
今回の選挙の勝利宣言を通じましても、ところどころで、やはり自分の、繰り返して、フレーズというのを使っています。
アメリカは例えば、ナンバー1の国なんだということばを使っているんですが、そのあとに付け加えていることの一つとしては、アメリカはナンバー1である、だけれども、パートナーシップや共通点を見出していくというふうにも付け加えているんですね。
つまり、アメリカはナンバー1って、この自分の主張は譲らないんだけれども、同盟国、あるいは友好国、不安に思っている国々やパートナーの国々に対して、私も、共通点であるとか、パートナーシップを見いだしていくんですよというシグナルを送っているという意味においては、少し変化も見いだせるかなと思いますね。
ただ、今、パートナーシップということばがありましたけれども、まさにTPP、あれについては、変化が大きく出る可能性もありますね。
それがどうなるかですよね。
これだけ反対、強い姿勢を示していましたから、簡単にTPPに賛成するというふうに、譲るとはなかなか思えない。
それから議会も、仮にクリントン大統領という形になっていましたらば、オバマ大統領の政治的な遺産として、民主党政権から民主党政権への移行ですので、議会も渋々ながら協力したかもしれない。
ですが、今回、このトランプ氏が勝利ということになりますと、これだけ強く反対しているリーダーをトップにいただくとなれば、なかなか議会のほうも、これは譲るっていうのが難しくなってくるかもしれませんね。
そうなると、もしかするとクリントン氏が大統領になって、TPPが多少停滞する、そのことよりも、多少事態は長引くかもしれませんね、このトランプ氏になったことによって。
今回は、民主党から共和党に大統領が移ったということになりますが、今までずっと民主党が取っていたエリアも取ったという今回の選挙結果がありましたね、トランプ候補は。
そうですね、いろいろ注目点あるんですけれども、激戦州というのが直前まで6つありました。
この中でオハイオ、ノースカロライナ、それからフロリダといった、比較的選挙人の多い所をことごとく取っていったというのが一点。
それからもう1つは、これまでずっと民主党が、過去20年以上ですね、90年代に入ってから、過去6回の選挙で、ずっと民主党が勝ってきた州、例えばウィスコンシンですとか、ペンシルベニア、こういった州も今回、トランプ氏が、僅差ではありますけれども、勝利を収めてます。
この意味の大きさというものが、これは民主党にとっては大変なショックですし、共和党も、実は党内は分裂した状態でこの本選挙を迎えていたわけですけれども、その中で、これだけの票を積み重ねたのは、組織の票というよりは、むしろトランプ氏個人に対する支持の表れが、ここまで強く出たのかということで、いろんな意味で、衝撃は大きいと思いますね。
今、こちらの時間では、もう深夜の3時を過ぎまして、これから4時に向かうところです。
そのうち日が昇ってくると思われますが、あしたのアメリカは、どんな一日になるでしょうか?
これはですね、まず職場で、そして家庭で、目覚めて、誰かとしゃべったときに、最初の話題になるんでしょうね、恐らく。
これだけの大きな出来事が、8年前、オバマ大統領がチェンジということばを掲げて大統領になった、あの熱狂とは、また別の種類の衝撃が、このアメリカ全土にも広がっていますし、藤井さん、先ほど言ってましたように、世界中ですよね、これ世界中に、この衝撃っていうのは伝わっていくと思いますね。
この夜が明けるたびに。
一方で、日本への影響ですけれども、駐留米軍に対する批判ということばが当たっているかどうか分かりませんけれども、トランプさんは、そのようにかなり語気を強めていた時期もありました。
この点についてはどうでしょう?
これが、どのように変わるかというのが、なかなか今、明言できないというのも現状だと思います。
というのは、在日米軍、これ、実情というのを、トランプさんがどこまで知っているのかもまだ分からない。
それから、アメリカに防衛の義務を定めています、日米安全保障条約についても、私ども、何回か声をかけて、どう考えているんだと、声をかけたときにも、アイ・ラブ・ジャパンという答えしか返ってこない。
どこまで理解しているか分かっていない中で、さらに懸念されるのは、共和党で安全保障政策を担当していた元高官の皆さんというのも、トランプ氏には大統領の資格はないとまでだんざいしまして、積極的な支持はしていなかったわけですよね。
となると、どういう人たちがトランプ氏の周りについて、外交安全保障政策を進めていくのかということすら見えない状態ですので、これはなかなか、手に負えなくなるのか、難しい状況になるのか、今の時点では読み難いというのが正直なところです。
トランプ氏は勝利宣言を行いました。
このあと日が昇りますと、新しい一日が始まります。
アメリカ国民にとって、あしたはどんな一日になるんでしょうか。
中継でした。
続いて、日本政府の反応です。
総理官邸前の青山さん。
日本政府はトランプ氏の勝利、どのように受け止めているんでしょうか。
鈴江さん、政府は表向きは誰が、どちらが大統領になってもいいように、準備はしてきたと、平静を装っているんですが、内部には衝撃が広がっています。
日米同盟というのは、日本外交の基軸であって、アジア太平洋、そして世界の平和と繁栄のために、米国と緊密に協力をしていく、このことには、どなたが大統領になろうと、全く変わりはない。
菅官房長官の冷静な発言とは裏腹に、政府・与党内には、今後に緊張感が漂っています。
まずは安全保障への影響です。
防衛大臣経験者の一人は、日米同盟の根幹が揺らぐ可能性もある。
日本は足元を固めるしかないと語っています。
ある自民党議員は、いつまでもアメリカに頼る時代は、終わりに向かっていると話しています。
また先月、トランプ氏の側近と会談した民進党の長島元防衛副大臣は、このように述べました。
日米同盟関係の基本構造を見直そうということになったとすればね、これはやっぱり、日本が独自でどれだけできるか、やるべきかっていう議論も、真剣に始めないと、ずれがどんどん大きくなっていく、日米の間でね。
また外務省幹部は、在日米軍の駐留経費の負担増は求めてくるかもしれないが、撤退までは言ってこないだろうと話していますが、戦後、国家の安全保障を日米同盟に頼ってきた日本にとって、大きな転換点になる可能性もはらんでいます。
青山さん、日本の形が変わるかもしれないということですけれども、これ、世界の形にも影響を与えそうですね。
そのとおりなんですね。
トランプ氏が北朝鮮や中国、そしてロシアなどとどういう距離感で臨むのかは、日本の外交安全保障にも大きな影響を与えます。
核・ミサイル開発を続けて、日本の安全保障上の大きな脅威となりつつある北朝鮮ですが、自民党の閣僚経験者は、北朝鮮もまずは、新政権の様子を見るのではないかと話しています。
また、ある政府関係者は、アメリカとロシアの関係が今後、変化する可能性が出てきたことで、北方領土交渉でのロシア側の姿勢にも微妙な影響が出る可能性があると話しています。
また中国との関係も未知数です。
今後、東アジアのパワーバランスが大きく変化する可能性もあります。
青山さん、アメリカの出方というのは、未知数という中で、日本政府はどう対処していくんでしょうか。
それは、なるべく早くトランプ氏や、その周辺と接触して日本側の考え方を伝え、日米同盟の重要性を理解してもらおうという考えなんです。
国会安全保障局の幹部は、トランプ氏は何を考えているか分からないし、何も考えていないのではないか。
安全保障の問題は、最初から話すしかないと語っています。
こうした中、テレビできょう、選挙結果を見守っていたという安倍総理大臣は、河井総理補佐官を早速アメリカに派遣し、トランプ陣営と接触するように指示しました。
早速、アメリカを訪問して、新政権の関係者と会談するようにというご指示を頂きました。
河井補佐官は、週明け、アメリカを訪問する考えです。
しかし、外務省幹部はトランプ陣営について、組織だっていない、トランプ氏と個別につながっていると話し、把握しづらいという認識を示しています。
一体誰に会えば、トランプ氏の政策に影響を与えられるのか、当面、苦労することになりそうです。
そして青山さん、トランプさんは、TPPに対しても反対姿勢ですけれども、日本政府はこの行方をどう見ているんでしょうか?
TPPに強く反対していたトランプ氏が大統領になれば、発効は難しいという見方が、早くも政府・与党内にも出ています。
官邸関係者は、TPPはもうだめだろうと話しています。
それでも、ここまでTPPの早期承認を目指してきた政府・与党は、あすの衆議院本会議で承認案を採決する方針なんですけれども、民進党は強く反発しています。
日本があした、TPP、本会議で強行採決したら、世界の笑いものになると思うんですよ。
ある農水大臣経験者も、オバマ大統領が、残りの任期中にTPPを批准するというのは、クリントン氏が当選するという前提だったと語っています。
自民党幹部は、だから、大統領選の前に採決しておくべきだったんだと、嘆いています。
以上、中継でお伝えしました。
ここでいったん、お天気です。
木原さん、くもジロー。
おつきあいください。
一気に冬が流れ込んできましたね。
北日本は冬の嵐となっていますが、関東地方も、きょうは一日、冬の風が吹き荒れました。
けさの様子です。
その冷たい北風を受けまして、気象庁はきょう、東京地方で木枯らし1号が吹いたと発表いたしました。
去年よりも16日遅い木枯らし1号ですね。
そして、北日本は大荒れのお天気となっていますが、これからもまだしばらくは続きそうです。
あすにかけて予想される最大瞬間風速は北海道で35メートル、東北で30メートルです。
暴風や猛吹雪による交通障害などに警戒が必要です。
警戒が必要な時期は、北海道ではあす昼間にかけて、東北では今夜遅くにかけてとなっています。
全国のあすの予報です。
東日本、北日本では晴れ間も広がるんですけれども、青森などでは午前中、雪が降り、吹雪になる可能性も高いですね。
そして西のほうから、お天気崩れてきます。
福岡では昼過ぎから雨、そのほか西日本、夜には雨の降る所が多いでしょう。
日中の気温も、11月下旬から12月上旬並みと、冬の寒さが、あすも続く見込みです。
最高気温、きょうより低い所も多いですね。
関東地方、今夜これからのお天気です。
今夜も晴れますけれども、空気も乾燥して、風の冷たい冬晴れとなる見込みです。
そして、あすの予報を見てみますと、お天気、ゆっくり下り坂、晴れから曇りへと変わります。
午前中は晴れ間も広がりますが、午後は曇りという予報になっていますね。
予想気温です。
最低、最高ともに、きょうに比べると、また下がりまして、宇都宮は最低気温、水戸も1度という予想ですね。
これ、氷の張る所もありそうです。
日中の最高気温も、きょうより低めを予想していまして、11度から13度ということですね。
風は収まってきますけれども、空気はきーんと冷えた感じの一日となりそうです。
週間予報です。
あさって金曜日には雨が降りまして、最高気温11度と、空気は湿ってきますけれども、またまた寒い一日。
土曜日からお天気回復して、最高気温19度、寒さはこのころから和らぐ見込みです。
北日本方面、まだ荒れたお天気、続きそうですね。
今後の気象情報と共に、交通情報にもお気をつけください。
天気予報をお伝えしました。
さてアメリカ大統領選でトランプ氏が勝利しましたが、日本の経済にはどのような影響があるんでしょうか。
東京証券取引所から伝えてもらいます。
安藤さん。
きょうの東京株式市場では、トランプ氏のリードが伝わると、日経平均株価が大きく下落しました。
ただいま午後2時を回ったところです。
トランプ氏の優勢が伝わると、日経平均株価、1000円以上値を下げました。
株価は取り引き開始直後は、クリントン氏が優勢と見られて、大きく値を上げたものの、その後、トランプ氏がリードするたびに株が売られ、終値はきのうに比べて、919円安い1万6251円でした。
株価下落の要因は、トランプリスクです。
トランプ氏が大統領になった場合、何をするか分からない、不透明感、これを受けて、為替市場ではドルが売られ、一時、1ドル101円台まで円高が進みました。
市場の混乱を重視し、財務省と日銀も緊急会合を開きました。
財務省の浅川財務間は、為替介入に限らず、あらゆる措置を排除しないと、いつもより踏み込んだ発言をしました。
安藤さん、日本の経済には、ダメージはあるんでしょうか?
日本は人口減少で市場が縮小する中、日本企業は海外で利益を拡大することを目指しています。
今回、トランプ氏が支持された理由、それは、グローバリズムとは反対の、保護主義ですから、アメリカは輸入を減らすのではないかとも見られています。
経済界からも、内向きな政策を懸念する声が上がっています。
現実に大統領になったあとの本当の意味の戦略っていうか、これまた違うんじゃないかということを期待したいですね。
これから実際にトランプ氏にどんなブレーンがついて、どんな経済政策になるのか、企業も市場も、かたずをのんで見守っています。
トランプ候補の勝利について、世界の反応をお伝えします。
9日のヨーロッパ株式市場は、軒並み値を下げて始まりました。
イギリス・ロンドンから伝えてもらいます。
若林さん。
私は今、ロンドンの金融街、シティにいます。
こちらロンドン株式市場では、50分ほど前から取り引きが始まりますが、ほかの主なヨーロッパの株式市場も含めて、軒並み値を下げています。
ロンドン株式市場の主要100社の平均株価指数・FTSE100は、8日の終値に比べ、2%以上値を下げて、取り引きが始まりました。
BBCはトランプ氏勝利で、ヨーロッパの市場は急降下と報じています。
また専門家は、イギリスはEU・ヨーロッパ連合からの離脱について、EUの市場に残るという経済を重視する流れが生まれつつあったが、冷や水を浴びせられた形になったとしています。
イギリスではEUからの離脱の決定が決まったことから、市場には不透明感が広がっていますが、トランプ氏が勝利したことを受けて、今後、市場が混乱するおそれがあります。
以上、中継でした。
続いてはアジアの反応です。
北京から中継です、横島さん。
予想を覆すトランプ氏の勝利。
中国の国営メディアも速報で伝えています。
今回の選挙結果の影響についてですが、中国は、アジア太平洋地域で影響力を強めたい考えで、アメリカとの決定的な対立を避けるために、表向きは協調姿勢を打ちだすと見られます。
結果が判明する前に、中国外務省は、いずれの候補が勝利しても、関係発展に努力すると述べるにとどめています。
こうした中、中国、韓国など各国が連携を求められる北朝鮮への対応では、不透明さが増すことになります。
トランプ氏は、キム・ジョンウン委員長と会うことに、問題はないと発言しています。
アメリカがこれまでの核を放棄する前の対話を拒否してきた方針を変えるのか、各国ともに真意を図りかねていると見られます。
韓国のユン・ビョンセ外相もきょう、どちらが勝利するにせよ、アメリカと韓国の同盟は維持されると述べ、関係に変わりがないことを強調しています。
いずれにしても、アジア各国は、これまでのスタンスを維持しつつ、トランプ氏がどのような外交政策を描いていくのか、静観する構えです。
北京から中継でした。
では、アメリカ軍の基地を多く抱える、沖縄の反応はどうでしょうか。
那覇市から中継です、佐藤さん。
沖縄でもトランプ氏の当選に衝撃が広がっています。
アメリカ海兵隊普天間基地の名護市辺野古への移設を巡り、日本政府と裁判で争っている沖縄県にとっては、仮にクリントン氏が当選しても、辺野古が唯一とする、従来の日米両政府の変化が期待できそうもなかったことから、トランプ氏の大統領就任が、現在のこう着状態を抜け出す糸口になるのではないかという期待感はあります。
ただ、在日アメリカ軍基地の撤退をほのめかす発言の一方で、日本政府による駐留経費の負担引き上げを求めるトランプ氏の姿勢からは、逆に、これまで以上に沖縄への基地の固定化が進むおそれも拭いきれないため、沖縄県側も影響を図りかねているというのが正直なところです。
市民からは、戸惑いと共に期待の声も聞かれました。
基地は減る可能性はあるんじゃないですか。
それは、いいことだと思いますけど。
混乱する可能性はあるけど、それはそれで、いいのかもしれない。
選挙前のいうとおりにやってくれるんであれば、沖縄から基地がなくなると思いますので、その点は歓迎ですね。
沖縄県の翁長知事は先ほど会見し、沖縄の基地問題への対応について、期待をしつつ、注視したいと話しました。
アメリカ軍基地の財政負担や、周辺諸国との関係などを巡り、日米関係が不透明感を増せば、基地問題の行方も左右されかねないとの不安の中で、沖縄の人たちは、固唾をのんで、トランプ氏の出方を見守っています。
以上、那覇市から中継でした。
世界の行方を大きく左右するアメリカ大統領選挙で、予想を覆し、共和党のトランプ氏が、歴史的な接戦を制し、クリントン氏に勝利しました。
先ほど、勝利宣言をしたトランプ氏。
一体どんなアメリカを目指すんでしょうか。
およそ1時間前、2016/11/09(水) 16:53〜17:53
読売テレビ1
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