前田育穂、杉山麻里子
2016年11月9日23時28分
実用英語技能検定(英検)を受ける小学生が増えている。昨年度の申込者数は約24万人で10年前の1・6倍以上。小学校高学年で外国語活動が必修となり、中学入試への英語導入も広がるなか、教育業界や自治体が英語教育を拡充する動きも活発になっている。
英検を実施する日本英語検定協会(東京都)によると、昨年度の小学生の申込者数(約24万1千人)は、2005年度の約14万6千人と比べ、約65%増えていた。小学5、6年で外国語活動が必修化された11年度と比べても約24%増。特に低学年が伸びていて、小1は約55%、小2は約43%、小3は約39%増えた。
難易度の高い級を受ける小学生も増加傾向だ。6月にあった今年度初回の英検で、大学レベルとされる準1級を受けた小学生は昨年同期比で約32%増。準2級も約18%増、3級も約17%増だった。同協会は「低学年や就学前からの英語学習が定着し、英検を活用する人が増えているのでは」とみる。
千葉県柏市の小4、山岡秀蘭(すらん)さん(10)も、7年前から塾などで英語を学ぶ。今年初めて英検を受け、5級に合格した。小学校卒業までに3級に合格するのが目標だ。母、要子さん(40)は「英語ができると人生の選択肢も増えると思う」と話す。
20年度には外国語活動の開始が小3からになり、小5、小6では英語が正式な教科になる。これらを控え、英検を意識した塾のコースも人気を集めている。
東京都江東区の英語塾「まなび…
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