ロンドン 路面電車横転事故 死者7人に 運転士を逮捕

ロンドン 路面電車横転事故 死者7人に 運転士を逮捕
ロンドン近郊で9日朝、路面電車が横転して乗客7人が死亡、51人がけがをし、警察は路面電車の運転士を逮捕し、事故の原因を調べています。
ロンドン近郊のクロイドンで9日朝、通勤客などを乗せた2両編成の路面電車が脱線し、横転しました。

警察と消防によりますと、この事故で乗客7人が死亡したほか、51人がけがをし、このうち8人が重傷だということです。

ロンドンの日本大使館によりますと、これまでのところ、日本人が巻き込まれたという情報はないということです。

現場はロンドンの中心部から、およそ15キロはなれた住宅街の駅の近くで、線路が左に大きくカーブしながら分岐しています。

警察は路面電車の運転士を逮捕し、事故の原因を調べていますが、イギリスの公共放送BBCは事故調査の当局者の話として、列車が規定の速度を大きく上回るスピードを出していた可能性があると伝えています。

事故が起きた路線は、ロンドン南部の住宅街を28キロにわたって走る市の唯一の路面電車で、年間およそ2700万人が利用していますが、10年前にはポイントの切り替えミスで路面電車が脱線する事故が起きています。