「何歳になってもチャレンジできるし、何歳からでも成長できる。」
映画「オケ老人!」は笑えて泣ける王道コメディ逆境乗り越え青春エンターテインメントです。
「オケ老人!」というタイトルはなんとなくマヌケで地味な印象がありますが、
内容はとっても真っ直ぐで、笑えるところや泣けるところが分かりやすく、それでいて心にグッと残るところがあります。
こんな方にオススメです。
・あんまり頭を使わずに楽しみたい人
・最近なんかくすぶってる人
・音楽にハマった・ハマっている人
目次
- 目次
- あらすじ
- 主な人物紹介
- みどころ①~ベテラン俳優たちの味わいがすごい~
- みどころ②~「やっぱ、頑張ってみようか」ってなる~
- みどころ③~音楽にハマった人に刺さる~
- みどころ④~坂口健太郎の笑顔がたまらない~
- まとめ
- その他の映画感想
あらすじ
「梅が岡交響楽団」(梅響)は、伝統ある楽団だったが、今はすっかりお年寄りばかりのダメなアマチュア・オーケストラ。そんな彼らのもとへ、高校教師・小山千鶴が間違って入団してしまう。
老人だらけのオーケストラで、しかも演奏は疑ってしまうほどひどいレベル。さらにバイオリンを弾きたくて入団したはずが、なぜか指揮者として梅響を引っぱる役目に……。けれど、 自由奔放な老人たちと出会い、音楽の本当の楽しさを知る千鶴。そして千鶴と出会い、オーケストラとして音楽を多くの人に届ける喜びを知るアマオケ老人たち。運命のいたずらによって出会った彼らが、年代を越えてぶつかり合い、刺激し合い、成長していく姿には、笑いと感動にあふれ、老若男女問わず元気と幸せを届けます。
主な人物紹介
・小山千鶴(杏)
主人公の高校数学教師です。自分の音楽の才能やオケ老人達との関わりに悩んでいます。
・野々村秀太郎(笹野高史)
梅が岡交響楽団のリーダー(コンマス)です。心臓に不安を抱えていたり、家業がある事情で錆びついていたりします。
・野々村和香(黒島結菜)
秀太郎の孫で、千鶴の生徒です。なんだかんだで千鶴を応援してくれます。
・坂下くん(坂口健太郎)
千鶴の同僚の教師で、千鶴が好意を抱いている相手です。お菓子作りが得意で、千鶴が倒れてしまったときに、プリンを差し入れたりします。
みどころ①~ベテラン俳優たちの味わいがすごい~
「オケ老人」というだけあって、笹野高史さんを始めとするベテラン俳優が大勢出演しています。
その方々が滲み出す味がもうほんとにさすがとしか言いようがないです。
老人あるある的なブラックジョークを含め、「いわゆるお年寄りキャラ」を軽快に仕上げていて気持ちよかったです。
正直、ストーリーは基本的に王道をなぞるような内容になっているので、展開には飽きてしまう人もいるかもしれませんが、単純にベテラン俳優陣の演技が面白いので、それだけでも観る価値があるかと思います。
みどころ②~「やっぱ、頑張ってみようか」ってなる~
最初はダメダメのオーケストラが、いろいろありながらもだんだんと形になってきて、最終的にはコンサートを成功させます。
そんな道中では
「大人になったら成長できないと思っていた」
とか
「いくつからでも始めるのは遅くないですよね」
とか
「やっぱり、好きなことやってるときが一番楽しい!」
など、当たり前っちゃ当たり前なのですが、心に刺さる言葉が沢山出てきます。
私はなんとなーく現状にくすぶっている状態でこの映画を観たのですが、
「うん、やっぱりやってみるか!」
と、活力をもらうことができました。
今なんとなくくすぶっていながらも、やっぱり頑張りたい人には観ることをオススメします。
みどころ③~音楽にハマった人に刺さる~
劇中では、主人公が家で一心不乱にバイオリンの練習をするも、実力を認められず、音楽の才能の壁に苦しむシーンがあります。
そんなシーンは、音楽にハマった人は一度は経験するようで、大きな共感を得るようです。
これに関しては、私は音楽はやってこなかったので分かりませんでしたが、音楽好きな方は良かったら確かめてみてください。
みどころ④~坂口健太郎の笑顔がたまらない~
ええ。
まあ、私は男なのですが、そんな男の私からしても坂口健太郎の笑顔はたまりませんでした。
笑顔がたまらなすぎであんまりセリフが入ってこなかったのですが、まあとにかくたまらない。
それに尽きます。
まとめ
とにかく分かりやすく笑って泣けて、ベテラン俳優勢の演技が光る映画です。
「なんかちょーっと疲れてきたなー」っていう人には、息抜きで観れるし、観劇後には背中を押してくれるという内容になっているかなと思います。
私は、この映画を通じて原作の存在を知ったので、原作も読んでみようかと思います。
原作では、映画では触れられないロシアの機密機関まで登場するようです。
原作は原作で映画とは違う楽しみ方ができそうですね。
その他の映画感想