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羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーの子育て&暮らしのブログ。

大統領選の行方が気になって、仕事の集中力が今ひとつだった一日。

思考

今日は本当はブログお休みにしようと思っていたのですが、今日のアメリカ大統領選の結果は、もしかしたら歴史の転換点になるくらいの出来事かもしれないので、その時点で感じたこと、というのも書き残してみようと思いました。

 

午前中からトイレに立ったときなどになんとなくスマホで開票の行方を追っていて、お昼あたりからトランプの当選に現実味が増してきた頃から、心がざわざわして、仕事への集中力が今ひとつな一日でした(今日乗り越えたかった実装のヤマは何とか越えましたが)。

 

事前にまさかそこまではならないだろう...と大多数が思っていたものが覆された、という意味では、今年の6月に行われたイギリスのEU脱退を問う国民投票を連想される方が多いかと思いますが、8年近く大阪に在住する者としては、2015年の大阪都構想の是非を問う住民投票を思い出しました。政治的な意味は大分違うと思うのですが、同じく既存の枠組みを大きく変えることを住民自身に問う選挙で、結果がほぼ二分された、ということに対して、です。

 

当選が確定したトランプが、当選後の演説で、思いのほか冷静な調子で「すべての米国民のための大統領になる」「分断した米国をもう一度一つにする」と語っていたのが少し意外に感じましたが、彼なりに大衆を刺激し続けながらここまでこぎ着けたことへの一時の感慨があったのでしょうか。

 

株価もだいぶん混乱していた一日でしたが、私は政治も経済も専門ではないですし、仮に専門家であっても、この選挙の結果が及ぼす影響を今の段階で正確に予測するのは難しいのではないかと思います。それでもこの先、数年前に日本が民主党に政権交代したとき以上の、紆余曲折や混乱を経た上で、最終的には落ち着くべき所に落ち着くのでしょうね。

 

政治のことは、以前はそれほど興味はなかったのですが、子が生まれると、やはり少しでも未来が明るくなる方向に世の中が進んでいってほしい、との思いから、前よりは選挙のときなどに、それぞれの政党や候補者の政策に目を向けるようになりました。

 

この選挙の結果も、子ども達の未来を暗いものにするものではないことを、願うだけではなく、しっかり世の流れを意識しながら、国内の政治の動きに対しても、一有権者としてちゃんと考えたり、取りうる行動を取って行きたいものだと思います。

 

政治の本で今年読んだなかでは、山口敬之さんという方の「総理」という本が面白かったです。

 

 

第一次安部政権の頃から、安倍総理の番記者を長く担当されていた方の本で、その分安部さん寄りの論調になっている感はありますが、とかく独裁的である、と批判されがちな安倍総理について、かなり近しい視点からの観察が書かれており、ドキュメンタリーとして面白いだけでなく、メディアのフィルターに依らずに政治の是非を判断することの大切さと難しさを考えるきっかけを与えてくれる本だと思いました(少なくとも安部さんの見方は大分変わった)。

 

政治については、とにかく無知無学で、自分の政治的立場もよく分かっていないままに書き散らしてしまいましたが、この出来事から何年か経った後に読み返せるといいな、と思い、雑文ながらあえて書き残してみました。

 

 

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