私「どうしたの?」
彼「イロイロあってさ‥」
私「え?何
彼「‥ううん、違うよ」
その後、彼の仕事を手伝いながら、事務所でイチャついて、彼のをお口で気持ち良くしてあげたりしていたけど‥
やっぱり、いつ誰が来るかわからなくて落ち着かなくて、「今度ゆっくりしよう」って終わりにした。
それから、何か喋ってたんだけど彼が
「昨日、12時半までゲームしてたから眠い」
と言った。
私「そんな時間まで起きてたの?」
彼「うん。ウチのがなかなか風呂入らないからさ。俺が入れなくて。俺がうちのヤツの髪の毛乾かしてやってるからさ」
私「ふ~ん‥え
彼「うん。俺がやってやらないと遅いからさ。なかなか俺が風呂入れないんだよ。あと自宅でやるエステの、スチームの買ってやったんだけど。それもやってやらないと使わないから、俺がやってやってる」
私「嘘
彼「いや、好きで結婚したんだから、仕方ないんだよ」
‥‥。
私、頑張って冷静を装った。
私「いい旦那さんだね~」
そのあと、何か話したかもしれないけど、よく覚えてない。
少しして、彼が
「じゃ、ちょっと出掛けてきます」
と事務所を出て行った途端、涙が込み上げてきた。
涙が溢れだすと、止まらなくて、誰も居ない事務所でしゃくりあげて泣いた。
やらなきゃならない事が沢山あったから、泣きながら仕事をしていた。
幸い、泣き止んで、崩れたメークを直し終わるまで、事務所に誰も来なかった。
わかっていたつもりだったけど‥
奥さんを大切にしてるって。
奥さんを愛してなきゃ
あんなに、しょっちゅう二人で旅行しないし、
毎週末ご飯も食べに行かないし、
奥さんに心配させないように、会社の食事会が夜だったら欠席したり、
社員旅行も行かなかったり、
休みの日にある会社のイベントを全部欠席したりしない。
彼が、どれだけ奥さんと娘さん達を大事にしているか、なんて
わかってる
‥つもりだった。
結婚してるんだから、お互いに。
だけど、改めて彼の口から
奥さんを「好き」だなんて聞くと‥
辛くて、
苦しくて、
悲しくて、
心が痛くて仕方ない。
(続く)