大規模陥没 14日目標に現場付近通行再開の方針

大規模陥没 14日目標に現場付近通行再開の方針
8日に福岡市のJR博多駅前で道路が大規模に陥没した事故で、市は特殊な土砂を投入して穴を埋め戻す作業を続けていて、陥没で影響を受けたライフラインを、今後、仮復旧させたうえで、今月14日を目標に現場付近の通行を再開させる方針です。
8日午前5時すぎ、福岡市博多区のJR博多駅前の道路が縦横およそ30メートルにわたって大規模に陥没し、現在も付近の3つのビルに避難勧告が出ているほか、一部で断水するなどライフラインへの影響が続いています。
陥没は市営地下鉄の延伸工事が原因と見られ、福岡市は夜を徹してセメントなどを混ぜた特殊な土砂を投入し、穴を埋め戻す作業を続けています。
市によりますと、埋め戻しに必要な土砂は少なくともおよそ7000立方メートルと見込まれていて、これまでに3割に当たる2000立方メートル余りを投入したということです。
水道管や送電線など、陥没で影響を受けたライフラインの復旧作業に着手するには、地下3メートル付近まで埋め戻す必要があり、福岡市は、これまでに地下6メートル付近まで埋め戻したとしています。
福岡市は、今のペースで作業が進めば、早ければ夕方にも地下3メートル付近に達する見込みだとしていて、その後、ライフラインの復旧を加速させることにしています。
さらに、今月13日までにライフラインを仮復旧させたうえで、翌14日を目標に現場付近の通行を再開させる方針です。