2016年03月12日

SクラスW220
知人がW220に乗ってきました。
最近は価格も下がってきて嫁級と逆転してますからねぇ…。ヤナセの担当も「入庫するのは今じゃW140よりもコピーエアロを装着したW220の入庫が多いですよw」とのことです。
嫁級より明らかに品質が低下し、変わってBMW7シリーズのように豪華装備で武装したことで、「メルセデスらしくない造り」だと批判が多かったのも事実。中古車サイトを見てみると革シートの劣化が早い気も。革や樹脂の材質も落とされたなどと聞きますが、もしかしてそのせいでしょうか?
足回りはフロントがダブルウィッシュボーンをベースにした4リンク式、リアはマルチリンク式となりますが、フロントサブフレームが嫁級では「トラックか!?」とさえ思わせる程大型で強固だったものがBMWやレクサスLSを連想させるマジでショボいアルミ製サブフレームになってしまいました…。マイバッハW240ではこんなショボい足回りはマイバッハには不相応だとして嫁級のダブルウィッシュボーンを改良した程でした。実際足回りがヘタってくるとサブフレームを削ってしまうようですね。
ちなみにリアサブフレームもアルミなのですが、後年スチール製へと変更されているようで、もしや対策品?と疑問にw
サスはW109以来となるエアサスが復活しましたが(1962年のW112よりエアサス採用、以降W100 600、W109で採用)、実はW220は通常のダンパー仕様がありません。S320やS500あたりがエアサスでS600がABCと言われるアクティブダンパーサスだったような?
知人曰く「W220のエアサスは部品代だけで20万(一本)なので4本なら80万に工賃がかかるけど、今じゃ10万円(一本)切る社外品もだいぶ流通してきた」そうです。
他にもコストダウンの形跡が随所に見られます。例えばリア熱線だと従来のSクラスの場合髪の毛のように細いタイプを採用していましたが(しかも合わせガラスの中なので普通のシール式ではない)、W220ではそれが一部グレードのみになってしまいました。
他にもリアナンバープレート部分だと、嫁級・エヴァちゃんクラス・フランちゃんクラスではナンバーの形状・サイズでプレスしていましたが(例えばユーロ圏のような横長タイプと日本のものは形状・サイズが違うためにプレスが異なる)、W220ではプレスは一本化されてナンバーポケットで対応しています。
正直W220はSクラスW140とEクラスW210との間に設置されたような感じ?ですね。ただ、誤解して頂きたくないのはこの車が駄作なのかと問われれば、それは否定致します。確かにネガティブな面もありますが、それ以上の魅力的な部分も数多くあるのがこのW220の特徴ではないでしょうか?結果的にはオーナーの方々に支持され嫁級よりも販売面では好調でもありました。
というわけで、次はW220でも勧めてみますw
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Posted at 2016/03/12 20:59:11