病院勤務していると、人の「死」に直面することがある。
多くの原因は、老衰や何かしらの病気を患って死に至るってことが多い。
厚生労働省が発表している日本の三大死因は、
- 悪性新生物(癌など)
- 心疾患(心筋梗塞、狭心症など)
- 肺炎
などなど。
病院や地域によって違うと思うけど、当院も例外なくこの三大死因でお亡くなりになる方が多い。
ほんと多い。
日本の三大死因が集結したのかってぐらいの多さです。
死に対する考え方が変わった
特に宗教に入ったとかではなく、病院に勤務し始めたからですかね。
ある意味、病院に勤務したってことで宗教みたいなものなのかな。違うか…
上記にも書いたけど、ほんとに「死」に直面することが多くなったってのが一番影響している。
入職当初、初めて担当の患者さんがお亡くなりになったときは、ほんとに悲しんだ。
リハビリ介入したから亡くなってしまったのかなぁ。
それよりぼくが担当したから亡くなってしまったのかって思い込むぐらいショックを受けて悩んでいました。
年齢、寿命とか
人間は生まれながらにして死に向かっている。
そういうことを考えると、死ぬことって仕方ないことで珍しいことではないんじゃないかと。
ぼくが勤務している病院は80〜90代の方の入院が多い。
中には元気になって自宅へ退院する方も多いけど、それと同じぐらい病院で亡くなっている方も多いんだよね。
病気、云々以前に「年齢」のことを考えると、大往生とか考えるようになった。
だからお亡くなりになるのも、仕方のないことだと。
悲しい気持ちはある
人が死ぬことは仕方のないことだと、言ったら冷たい人間だなぁって思われるかもしれない。
これには原因があって、そう割りきらないと仕事にならないから。
リハビリで担当している方が亡くなると、余計悲しい気持ちになります。
その人のことを知っているからこそ、悲しい気持ちになる。
泣きたいし、落ち込みたい気持ちにもなります…
死と向き合うことができた
親身になって患者さんと向き合っているからこそし「死」と向き合うことが出来たのかなって思う。
年齢や病気のことを考えると、仕方のないことだなって考えてはしまうけど、それを分かっているからこそどう接していけばいいのかなって考えるようにもなりました。
さいごに
医療関係で仕事をするならある程度は、死に対しては「鈍感」の方がいいのかもしれない。
こんな言い方をするとお叱りを受けそうだけど、亡くなってしまう方たち一人ひとりに、仕事に支障が出るぐらい落胆していると仕事になりません。
むしろハキハキしてた方が自分のためにも、お亡くなりになってしまったご家族にも良いと思う。
一番は、自分が医療職って仕事を続けていくためが大きいけど。
「死」に対する向き合い方は、各々で違う。
これはぼく、個人の向き合い方なので気を悪くした方がいましたた申し訳ないです。