というわけで続きです。
マツダのフラグシップモデル「アテンザ」。日本車の中では良い車ですが、前評判を聞いて期待が高かったためかメルセデス・ベンツ程良い車だとは思いませんでした。
エクステリアデザイン、インテリアデザイン共に良いですね。マツダの塗装は良いという話ですが、デミオのアレを見てしまうと「そうかなぁ?旧メルセデス・ベンツの通常塗装6層、メタリック塗装の場合7層の塗装と、マイバッハの140万円の有償ボディカラーの方が良さそうだ」と疑問に思ってしました。マイバッハは別にしても、メルセデスは最廉価モデルの190クラスW201でさえ上級モデルと変わらない塗装でしたが…。
またインテリアの品質が気になりました。というのもソフトパッド部分と硬い部分があってコストダウンを感じてしまったからです。折角デザインやカラーの使い方は良いレベルなのですがねぇ。
さてさて、乗ったのは直4DOHCジーゼルターボ2.2Lエンジンですが、当初ガソリンエンジンと遜色ないレベルの静粛さで驚きました。実は当初ガソリンエンジンだと思っていましたが、試乗後セールス担当者に「実はこれジーゼルなんですよ」と言われ驚いてしまいました…。
加速時はガラガラ音が出るそうですが、私は全く気になりませんでした。エンジンについて気になったのはアイドリングストップ時のエンジン始動音や振動くらいでしょうか?燃費はメーター上ではカタログ値程の数字は出していませんが(担当によれば試乗車なので皆さん運転が荒いとのこと)、トルクを考えれば良いレベルでしょう。公道での試乗なので噂の40キロ超えのトルクを発揮する機会がなかったのが残念ですね。
シートはサポートが効いていて良いですね。ただちょっと幅が狭くもう少しゆったり感があった方が尚良いと思いました。
で、暫く乗っているとピョコピョコ・ユラユラしやすく、まるでシェイクされているような感じがします。路面からのショックが伝わりやすく、それを上手く減衰出来ていません。市街地走行ですので走行性能の限界は分かりませんが、乗り心地が思ったよりも悪いようで?これは以前乗ったデミオでも感じましたが、サスペンションの設計・精度の煮詰めが甘いと思われます。
またステアリングフィールですが、軽すぎて逆に不安です。運転すると楽しいなどと言われますが、私はメルセデスのようなドッシリした方が良いと思うのですが…。
結論としては、BMWよりも好感が持てる良い車でした。これだけの車を造れるようになったと日本人として誇りに思うくらいです。
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Posted at 2016/04/16 19:01:21