
マツダ アテンザ その7 BMW 3シリーズE36みたいな車
マツダ アテンザのエンジンルームの写真を見ていたのですが、ふと「メルセデス・ベンツのように隔壁が2重ではない」ということに気がつきました。
赤線を引いたのがそうですが、メルセデス・ベンツではバルクヘッド(エンジンルームとパッセンジャーセル間の隔壁)の前にパーティションプレートを設けて2重としています。こうすることで安全性やボディ剛性、遮熱性、遮音性を向上させることが出来ます。またブレーキマスタシリンダーがエンジン熱の影響を受けないためよりブレーキ系統が保護されています。採用車種は一部のクラスを除きますがFRの大抵のモデルにはあると思います。世界初採用したのはメルセデス・ベンツSクラスW126です。また、メルセデス・ベンツ独自の方式と前述しましたが、メルセデスの採用以降追随するメーカー(例:BMW)も出てきました。ただし通常の構造より複雑化する=コストアップとなるため採用するメーカーは少なめですね。
こちらはBMW3シリーズE36です。この頃のBMWは2重にはなっていません。
ちなみにアテンザは現行かどうかは分かりませんが、一部車種にブレーキマスターシリンダーに遮熱板が取り付けられているようです。こちらの方がより遮熱性は上だと思うのですが…。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2016/04/20 21:39:58