BMW5シリーズE39。
この車のリアドアに注目しました。この写真からは分かりませんが、実はリアドアのロックノブの位置が前側から後ろ側に変更となっています。理由は簡単、コストダウンです。前側にあるとその分ロッド等ロック機構を延長しなければならないのですが、後ろ側だとドアロック機構本体上部のためそんな必要はないのですね。
メルセデス・ベンツも1990年代後半以降BMW並のコストダウンと妥協塗れの自動車造りになっていましたが、ついにCクラスW203からこのような造りになってしまいました…。このため後部座席の乗員がドアトリム上部に腕をかけた際、ロックロブが邪魔になる可能性が出てきてしまい、実用性に欠けていました。
また、シートスイッチもそれまでドア側に配置されていたものが、一部グレードではBMW並となってしまいシート下部へと移動。確かに配線の長さが短くなってコストダウンには有利なのですが、操作性はガタ落ちしてしまいこちらも実用性に欠けてしまいました。
それまでのメルセデス・ベンツらしからぬ造りに、個人的にCクラスW203はBMWからのOEM供給であったと思いたいです。
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Posted at 2016/04/27 18:55:01