世界的にみると、電通のように巨大な代理店が同じ業種の広告を請け負うのは珍しい。欧米の広告は個別にオーディションのような形で発注され、トヨタの広告を受注した会社に日産が発注することはありえない。一番いい広告はどっちで出すのかといった利益相反が発生するからだ。
電通でも利益相反が発生するので、クライアントごとに各階に仕切られ、エレベーターまで別になっているという都市伝説がある。電通本体は広告をつくらないで下請け・孫請けにやらせるので、クライアントごとに縦割りになったゼネコンみたいなものだ。
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