円相場も荒い値動き 102円台に値上がり
9日の東京外国為替市場は、アメリカ大統領選挙の開票結果に大きな注目が集まる中、一部の州で、現在のアメリカの金融政策に批判的な共和党のトランプ候補の優勢が伝えられたことから、ドルを売って円を買う動きが出て、一時、1ドル=102円台まで値上がりするなど、荒い値動きとなっています。
市場関係者は、「事前に接戦が予想され大統領選挙の勝敗を左右する州と位置づけられている州で共和党のトランプ候補の優勢が伝えられたことなどで、投資家の間で警戒感が強まり、比較的、安全な資産とされる円を買う動きが進んでいる。今後も引き続き接戦となっている州の状況をにらみながら荒い値動きが続くのではないか」と話しています。