JC3では、IT事業者、セキュリティ事業者、金融機関、警察などのJC3会員と協力して、不正送金の被害軽減に向けた分析を進めており、昨今、インターネットバンキングマルウェア(Gozi等)の感染拡大を図るフィッシングメールが日本を標的として大量に送信されていることを把握しております。これらのフィッシングメールの添付ファイルを開き、インターネットバンキングマルウェアに感染すると、金融機関関連情報が窃取されることなどにより、インターネットバンキングの不正送金などの犯罪の被害にあうおそれがあります(Goziの詳細はこちら)。
今般、これらのフィッシングメールの配信を早期に把握できることとなった警視庁からの情報提供により、件名や本文等の同メール内容を認知できるようになりました。
このため、JC3では、本日より警視庁と連携し、JC3ウェブサイトを通じ、これらのフィッシングメールが配信される際に早期警戒情報を発信することとしました。
現在確認されているフィッシングメールは以下のとおりです。これらのメールは、犯罪者から送付されたフィッシングメールであり、添付ファイルは写真や文書等を装ったマルウェアですので開かないようにしてください。
さらに、以下の例以外にも、フィッシングメールは多数配信されていますので、添付ファイルの開封を促したり、リンク先のサイトの閲覧を促すような不審なメールには十分ご注意ください。
なお、警視庁では、広報課及び犯罪抑止対策本部のtwitterアカウントにより同様の内容の情報を発信しており、また、警察庁においても、警察庁のtwitter公式アカウントにより、注意喚起を実施しますのでそちらもご活用ください。