遠藤雄二
2016年11月9日03時00分
平塚市に拠点を置くサッカークラブの湘南ベルマーレが、新スタジアムの建設をめざすことになった。経済人やスポーツ団体役員らによる第三者委員会「湘南スタジアム研究会」の立ち上げが、平塚市内で7日開かれたベルマーレの評議会で了承された。民間主導で、コンサートなどにも使える施設をめざす。建設地は平塚、藤沢、茅ケ崎、小田原などの「ホームタウン」内で探すという。
ベルマーレが現在使用しているBMWスタジアム平塚の収容人数は約1万5千人で、浦和や横浜などとの人気カードはチケットが売り切れ、大幅な増収は困難な状況だ。クラブの収入は年間15億円前後で、選手の年俸に充てる予算が限られるため、J1に昇格し結果を残すと、主力選手が引き抜かれた。2010年以降、J1復帰とJ2降格を繰り返し、来季は降格する。
「事業規模を25億円に伸ばし、J1に定着し選手が残るようにするには、新しい『箱』が必要。横浜より西に大きなイベント会場はなく、人気アーティストのコンサートやオペラなどの受け皿にもなる」と真壁潔会長は話す。
ベルマーレは、収容人員1万8…
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