COP22 パリ協定ルール作りの期限を議論

北アフリカのモロッコで行われている、地球温暖化対策を話し合う国連の会議COP22は、2日目の会合が開かれ、焦点の1つ、パリ協定のルール作りをいつまでに終えるのかの期限について、議論が交わされました。
モロッコのマラケシュで開かれている今回のCOP22では、今月4日に発効したパリ協定に実効性を持たせるための詳しいルール作りについて、話し合われることになっています。

具体的には、各国が5年ごとに国連に提出する削減目標をどう評価し検証するかや、発展途上国への資金支援の在り方、それにこうしたルール作りのスケジュールなどが焦点になっていて、このうち日本時間の9日未明まで行われた2日目の会合では、ルール作りをいつまでに終えるのかの期限について議論が交わされました。

この中では、日本を含む大半の国から、温室効果ガスの削減目標の引き上げの議論が行われる2年後の2018年のCOP期間中までに、ルール作りを終えるべきだという意見が出されました。

一方、地球温暖化による被害を受けているアフリカなどの途上国の一部からは、ルール作りを早く進め、来年のCOP期間中までに終えるべきだという意見も出されました。

このルール作りの期限については、日本時間の10日開かれる4日目の会合でも、さらに議論が交わされることになっています。