肉寿司
という単語を見たとき、僕は目を疑った。
寿司は肉ではなく、魚だろうと。
肉と米を食うのは「寿司」ではなく、「牛丼」ではないかと。
トロ、サーモン、いくら、ウニ...
どのネタにするか迷いながら注文用紙にチェックを入れ、最後に「サビ抜き」と大きな文字で書いて店員に渡す。
それが「舌のレベルが小学生並み」と言われる僕なりの寿司の楽しみ方だ。
それが、肉。
なぜ肉なのか。なぜ肉寿司なのか。
なんて中途半端なんだ...どっちかにしてくれよ...
と思いながら行ったものの、肉寿司、実は最高にうまかった。
肉と寿司の美味しいとこ取りで、もはや巨乳で美人状態。
口当たりは大トロを食べているかのようで、口の中で弾けて溶ける!
こ、これはいい!
うまい!
この「KINTAN」という店は実はけっこう有名な店らしく、割と色んな場所にあるらしい。
パッと見ただけでも、色んなオシャレ駅にKINTANがある。五反田とかには無さそう。
KINTANが存在する駅。
↓
イメージで言うと、焼肉トラジに似てるのだけれど、一緒にKINTANに食べに行った子は、
「KINTANはトラジよりもデートっぽくてオシャレだよ」
と言っていた。
ちなみに当然肉寿司を奢るハメにはなったが、ハメることはできていない。
原宿と表参道は近いので、肉寿司を食べて、それから表参道をブラブラするのもいいと思う。
この時期は寒いけれど、そろそろ街はクリスマスだ。
美しく輝くイルミネーションが街を彩り、カップルたちを幸せな気分にさせ、非モテを不愉快な気分にさせるだろう。
ちなみに僕はと言うと、なんとかして道玄坂に行く方法を考えていたが、ついぞ夢が叶うことはなかった。
トラジは「汐留のトラジ」に限り、恐ろしく雰囲気がいいが、それ以外だと割と普通の焼肉屋っぽい店だったりする。
しかし、このKINTANという店は、なんというか、シャレオツな雰囲気を醸し出していた。
もしかすると、ワンチャン狙えそうな。
あるいは、ワンチャン狙えなくても、肉がうまいからまぁ良い、と思えるくらいのクオリティ。万全のセーフティネットである。
肉寿司だけではなく、普通のカルビとかも食えるし。
これで、二人分払って6,000円くらい。
この日はあまり飲まなかったけど、飲んでも二人で10,000円くらいに収まりそうなこの店は、東京の焼肉にしてはとてもコスパがいいように思う。
だいぶ昔、汐留のトラジに女の子を連れて行って、無様に一人で家に帰ったことがあったんだけど、その日の支払いは二人で20,000円くらいだったはずだ。トラジに比べてもちょっと安いし、でも普通にうまい。
上にも書いたけれど、原宿で肉を食ってお腹がいっぱいになったら、表参道である。
勇者はそのまま渋谷に向かうが、僕は愚者。
イルミネーションの力を借りないと、女を口説くこともできない。
ちょうちーん。
11月の表参道は、提灯(ちょうちん)しかないので注意が必要だ。
表参道のイルミネーションは12月1日から12月25日まで。
カップルを蹴散らして歩こう。
さて、下にお店情報をまとめる。
ぜひ気軽に友達を誘って、女子会にでも使ってみてほしい。
*お店情報*
原宿焼肉 KINTAN
謎の階段降りたところにある。
*営業時間*
<ディナー>
【月~金】18:00~23:30(LO 22:45)
【土日祝日】17:00~23:00(LO 22:15)
<ランチ>
【月~日】11:30~15:00(LO 14:30)
ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業