中国共産党中央弁公庁は、浙江省、山西省、北京市(直轄市)に、公務員の腐敗を取り締まる強い権限を持つ「監察委員会」を試験的に新設する計画を発表した。政府内の組織である従来の監察部門と異なり、地元政府と同格に位置づけられるとみられ、あらゆる公的機関を調べる裁量を与えられている。
試験運用を検証したうえで、将来的には中央政府にも独立性が強い「国家監察委員会」を新設する可能性がある。
計画の内容や中国メディアの報道によると、監察委員会は、地元政府の監察部門や会計検査部門、検察機関の反腐敗部門など調査対象も権限も分散していた組織を統合。監察対象は「公的権力を行使するすべての公務員」とされ、政府直属の機関だけでなく、学校や医療機関などあらゆる公的機関に及ぶとみられる。党員の腐敗を監督する規律検査委員会と合同で捜査し、汚職捜査のノウハウを持つ検察機関とも連携する。
計画は、反腐敗政策を進める習…
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朝日新聞国際報道部